七転び八起き
【漢字】七転び八起き
【読み】ななころびやおき
【意味】何回失敗しても諦めずに立ち直る。
【例文1】経営難に陥ったが、人生七転び八起きだ。
【例文2】3度試験に落ちたが、七転び八起きだ。
【例文3】お見合いで断られてばかりだが、七転び八起きだ。
七転び八起きをテーマにした記事
七転び八起きで最後まで諦めない
打たれ強い人という人がいます。どんなに仕事で怒られても必ず立ち直って七転び八起きする人、見てて勉強になりますし、自分を成長させてくれます。人生は山あり谷ありです。そういったとき、堪え忍んでどんなに失敗しても立ち直るまさに七転び八起きではないでしょうか。福祉の仕事をしている自分ですが、時に体力的に精神的に谷底に突き落とされたような気分になることがありますが、それでも今に至って生きているのは自分でいうのもなんですが、これこそ七転び八起きです。七転び八起きする人には努力という言葉がついてきます。時に人間は打たれ弱い時もあります。そういうときにも自分に活を入れて七転び八起きして、まさに今を生きていると思います。福祉の仕事はとてもハードで力仕事です。腰を痛めることもありますし、まわりの仲間には自分を陥れようとする面々もいますが、そこは自分の持ち味の七転び八起きで、ギブアップをしないことが自分にもあると思います。しかし、他の見本となるような人を見ていて、凄いなぁとかよくこんなことに耐えられるなという人がいます。余程の根性があるんだと感じています。そういう見本となるような人を目標にして自分自身を成長させて行くことが素晴らしいことです。
「七転び八起き」ならぬ「八転び九起き」の広岡浅子女史
「七転び八起き」とは何度失敗してもくじけず、立ち上がって努力すること。転じ て、人生の浮き沈みの激しいことのたとえです。七転び七起きではなく、一つ余計に起き上がるような前向きさをあらわすために「七転び八起き」と表現したとも言われています。さらに「八転び九起き」を信条とした人がいます。今の大同生命保険会社を立ち上げた創設者のひとり、広岡浅子です。NHKの朝の連続テレビ小説「あさがきた」のモデルになり話題になった女性です。彼女は豪商、三井財閥のお嬢様として何不自由ない家に生まれました。長じて加島屋に嫁ぎます。生家と同じ両替屋という商売をしている家でしたが、明治維新になり、藩に貸していたお金が返済されず、家は窮地に立たされてしまいます。そこで浅子が炭鉱経営に乗り出します。天性の商売人としての才能があったのだとは思いますが、相当な苦労をして、炭鉱を軌道にのせます。そしてその時の不遇な労働者や会社経営の難しさを目の当たりにしたことで、企業向けの生命保険会社を立ち上げることになるのです。また、女子教育にも力を入れ、あの「原始、女性は太陽であった。今、女性は月である・・」の一文で知られる、女性文筆家平塚らいてうも彼女の女子大学の出身です。彼女ほどとはいかなくても「七転び八起き」の精神でたゆまぬ努力を続けることで得るものは大きいのではないでしょうか。