くちばしが黄色い
【漢字】くちばしが黄色い
【読み】くちばしがきいろい
【意味】ヒナのくちばしが黄色いことから、年が若く未熟者である。
【例文1】くちばしが黄色いくせに生意気なことを言う奴だ。
【例文2】くちばしが黄色いうちはまだ一人では任せられない。
【例文3】くちばしが黄色い半人前。
くちばしが黄色いをテーマにした記事
「くちばしは黄色い」から色の持つイメージや影響力
未熟であったり、世慣れしていないことを表す言葉です。
ひな鳥のくちばしが黄色いところからこの言葉の意味になりました。
類語例として、「青臭い」(あおくさい)や「青二才」(あおにさい)、そして、「尻が青い」(しりがあおい)がります。
使用例は年長者が若者にたいして言う時に「くちばしが黄色いやつが何言ってんだ」と一喝します。
私の周りにもくちばしが黄色い人がいます。経験も少ないのに口だけは達者で、意見してきます。そんな時は黙って好きなようにさせています。案の定失敗するのです。ざまあみろと言わんばかりに、ほらねと言ってやります。
色に関してはずる賢い意味の「腹が黒い」(はらがくろい)、入り乱れるや混乱するという意味の「白黒になる」(しろくろになる)、男性の中に女性が一人だけ存在している意味の「紅一点」(こういってん)等があります。他にも色が入った慣用句がありますが、色が持つイメージや影響力は計り知れないですね。
くちばしが黄色いときこそ勉強を
多くの人が子供の頃に学校の先生から「勉強しなさい」と言われた経験があるのではないでしょうか。確かにそれは事実だと思います。というのも、大人になってしまうと勉強をする時間が無くなってしまうからです。勉強する時間がなくなってしまうと、自分の考え方や生き方について学べる機会まで少なくなってしまうかもしれません。
もしも高校生であれば、学校で行われる授業をきちんと聞いているだけでも充分でしょう。また大学生の場合は、まずは自分が興味のある学問を学ぶのが良いでしょう。更に言うなれば、経営学や法学と言った実学ではなく、たとえば哲学や心理学といった、社会生活においてあまり使わない学問を学ぶのがおすすめです。なぜならこういう学問は、自身の考え方や生き方について学べる分野であるにも関わらず、学生のときくらいしか勉強できる機会がないためです。逆に経営学や法学は、社会に出てから仕事のために勉強することもありますね。
このようにくちばしが黄色いに勉強をしておくのは、これからの長い人生の中を豊かにしてくれます。そのため学校での勉強は大事だと言えるでしょう。ですがもちろん、大人になってからだって勉強することは大事でしょうから、生涯勉強は大事だと言えるかもしれません。