両刃の剣
【漢字】両刃の剣
【読み】りょうばのつるぎ
【意味】両刃は背と腹の両方に刃がついている剣のことで、使い方を間違えると使用者自身も危険をもたらすことになる。相手に打撃を与えられるが、同時に自分にも損害が及ぶ。
【例文1】内部告発すると両刃の剣でパワハラを受けるリスクもある。
【例文2】いじめを止めたいが、両刃の剣で自分も標的にならないか不安になる。
【例文3】両刃の剣とならないか迷いが生じる。
両刃の剣をテーマにした記事
相手を注意するときは両刃の剣にならないように
学校や職場にいる人の何気ない行いを見て、なんとなく嫌に感じてしまうことはあるでしょう。他人に対して嫌なところがあると感じるのは仕方ありません。しかしだからといって、すぐに相手を注意するのはいったん控えるのが良いかもしれません。
仮の話ですが、自分が食べたお菓子のゴミを捨てないで、ずっとデスクに置いている人がいるとしましょう。それを見たあなたが、いつまでもお菓子のゴミを捨てないのは嫌だなと感じて、相手に「ゴミはちゃんとゴミ箱に捨てた方が良い」と注意するとします。ですがもしあなたのデスクに、お菓子のゴミではなくても消しゴムの消しカスがずっと溜まっているとしたら、周りの人からすればあなたも『ゴミをゴミ箱に捨てない人』だと思われる可能性があります。場合によっては他の人から「あなたも早く消しカスをゴミ箱に捨てた方が良い」と言われることだってあるかもしれません。
社会の中で生活していれば、誰かしらに対して嫌だと感じるところはあるでしょう。しかし他人に注意することが両刃の剣にならないよう、自分にも悪いところが無いかどうかを顧みて、他人ではなくまずは自分を改善していく方が良いのではないでしょうか。自分の人生をより良いものにしていく方が、きっと今後の人生も豊かなものになると思われます。
原子力発電は両刃の剣です
私たちが日常利用している電気を発電する方法は、いくつもあります。
その中で原子力発電は、諸刃の剣的な発電方法であると言えます。
原子力発電は、低いコストで大きな電力を発電する事が出来るので、とても効率が良い発電方法であります。
高いコストを掛けて発電すれば、電気料金が高くなり、私たち消費者にとっては打撃となります。
それを回避してくれているのが、原子力発電であると言えるのです。
また原子力発電は火力発電と違って、地球温暖化に繋がる二酸化炭素を発生しません。
ですから原子力発電は、地球の環境にも優しいと言えるのです。
電化製品の増加や電気自動車の登場によって、電力の需要は今後増していく事は間違いありません。
なので低コストで大電力を発電出来る原子力発電は、必要不可欠であると言えるのです。
ただ原子力発電は良い事ばかりではなく、悪い所もあるので、多くの人から敬遠されてしまっているのです。
原子力発電は生物全般にとって有害となる、放射線を発生させてしまいます。
先頃発生した大地震による原子力発電所の被災に因って、私たちは原子力発電の放射線の恐ろしさをまざまざと刻み込まれました。
原子力発電は電力需要増加の今後に必要な物ではありますが、諸刃の剣的な原子力発電が、今後生き残れるかは微妙な所です。