目が早い

【漢字】目が早い
【読み】めがはやい
【意味】素早く気が付く。
【例文1】新作ブランド品には目が早い。
【例文2】セール品情報に目が早い。
【例文3】洞察力が鋭く目が早い。

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流行る前に良さに気づく人「目が早い」

例えば、アニメ作品の原作を連載開始から期待していたファンの方は先見性があり、世の名で流行る前、メディアで露出が少ない時から作品の良さに気づいていた方は素晴らしいと思うのです。ファン人口が少ない以前からのファンだった方は、いち早く良さに気づいた「目が早い」人たちであり、そういった方々のおかげでアニメ化や映画化がされます。
何か面白いことを見つけることに才能がある方がいます。そして面白さが世間に広まると、またそういった要素を探しまわる性分の人たちなど、コンテンツを充実させるために不可欠な人種です。
よくアニメ化した作品で、アニメを観てからファンになった方たちが、自分たちの居場所を確保するために新規で入ってくるファンを厳選することがあります。新規ファンが増えれば増えるほどそうした現象が起こり、最初から作品が好きだった「目が早い」ひとたちがコンテンツから去ってしまうのです。
「目が早い」人たちは先見性を持ちますが、コンテンツの去り時や面白さの寿命を把握するのも「目が早い」ですね。面白いことを見つけることが上手ですから、新しいコンテンツを探せば良いだけなのです。
その流れは興味深く、ビジネスで何か活用できないかと考えてしまします。

幼い頃から目が早いと言われてきたわたし

幼少期からなんでも、コレと決めたものはすぐに手に取り自分の物にしていた。単純に他の人に取られるのが気に食わなかったからです。そんな様子を見ていた母親は「目が早いね」などと私を揶揄しました。小さな私は意味がわからなかったが、とにかく目ざとく欲しい物を手に入れ続け、大人になりました。流行の化粧品、服、有名人・・・せわしなく回る毎日の中で、次々新しいものが生まれ、目が早いと言われながら生きてきた私はある時気づいてしまいました。世界中の大多数が支持しているからといって、なんとなく意思もなく流れに沿って手にしているものもあると。感性を研ぎ澄ませて、さまざまな変化に気づいているからこそ見つけ出すのも早いのです。だがその反面で、自分が本当にいいと思ったものを選び切れていない事実もありました。とりあえず、本能的に選ぶというのが私の性分です。ある程度歳をとり感じているのは、何もそれほど躍起になって「いいもの」を手に取る必要は無いということです。それが本当に自分にとって必要なものならば、取られまいと必死にならなくたって巡り会えるし、時には手に入れることだってできるはずです。新しいものが取り入れられることが美徳で、古き良きものが淘汰されゆくのは、そういった感性が充満しているという面もあるからのように思えます。