骨を折る
【漢字】骨を折る
【読み】ほねをおる
【意味】苦労を苦労とも思わない。人のために世話をする。
【例文1】母は長年、骨を折って家族の世話をしている。
【例文2】子育ては大変だが、骨を折る。
【例文3】家族のために骨を折る。
骨を折るをテーマにした記事
骨を折ってはいけない会社
骨を折るというと単純な意味では骨折のことですが、必至に頑張るという例えにも使われます。さらに一生懸命に頑張ると粉骨砕身になります。骨を折るだけでは物足りずに、骨が粉になり身が砕けるほど頑張るのですから相当だと思います。ブラック企業にでも入ったかのようですね。
ブラック企業に始まり、今働き方とても問題になっています。日本人はまじめなので本当に働き過ぎるのです。それは昔も今も変わらないのだと思います。だからこそ骨を折るというような慣用句があるです。
ヤマト運輸の残業代未払いと、ネット商品の増加でドライバーが疲弊している問題が大きく新聞などで取り上げられ社会問題になりました。ヤマト運輸側は過去の残業代未払い分を調査して支払う方針を打ち立てています。
世間ではヤマト運輸が未払い残業代を支払うことが偉いというニュアンスで取られています。しかしそれは全く違うと思います。あとになって残業代を支払えばことがそれで済むと思ったら大間違いだと思います。過酷な長時間労働を強いられて給料も少なかった日々に対しての埋め合わせには程遠いと思うからです。
ネット商品の急増は予想できたことです。想定外ではなくヤマト運輸の読みが浅すぎたことが原因です。東芝しかりでそういった会社の体質は決して変わらないと思います。そういう会社で骨を折ると骨折り損のくたびれ儲けだけになってしまいます。知名度の高い大きい会社だから大丈夫という時代は終わったのだと思います。
独学で資格を取るには骨を折る努力が必要
大学時代、進路を考えたときにある職業を目指したいという思いが膨らみました。ところが、通っていた大学を卒業するだけではその職業に就くために必要な資格が取れなかったのです。そこで、大学の勉強と並行して独学で資格取得のための勉強を始めました。幸い、自分が大学で学んでいた分野と近い勉強でしたので、予備知識もありましたし何しろ興味のある内容ですから、やる気は起きました。一年に一度の国家試験を受験し、合格すれば資格を取得できるということで、試験合格を目指し日々勉強に励みました。
ところが、思いのほか勉強しなければならない範囲が広く、一度目の試験ではいくつかの科目が不合格となってしまい、資格を取ることはできませんでした。合格した科目は3年間は有効というシステムのため、翌年落とした科目を再度受験するために勉強しました。結局、3年間かけて全ての科目を合格し、資格を取ることができましたが、とても長い道のりでした。
独学での勉強は、学校に通うのとは全く違い、全て自己責任です。サボろうと思えばいくらでもサボれてしまうのです。本気で目標を達成したいなら、骨を折るような努力がなくてはいけないのだということを実感しました。