ほらを吹く

【漢字】ほらを吹く
【読み】ほらをふく
【意味】ホラ貝は見た目以上に大きな音が出ることから大袈裟に言う。嘘を付く。
【例文1】ほらを吹いてばっかりなので、どの話も信じない。
【例文2】良い所を見せたくてほらを吹く。
【例文3】女性の前でほらを吹く。

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忌野清志郎がほらをふく

ほらをふくと嘘をつくのは少し違うと思います。嘘つきというと言葉がきついですし悪いことという印象があります。一方ほらを吹くとは冗談ぽく大げさに言ってみたり、他人が困らない程度のでたらめな話をする感じがあります。ほらを吹くほうがまだ許される感じがします。
ほらを吹く人で真っ先に思い出す人がいます。自身のコンサートでもよくほらを吹いていた忌野清志郎さんです。この人が派手な服を着て、派手なメイクをしてほらを吹くそのすべてが自分自身に対する照れ隠しという感じで素敵でした。素顔はとてもシャイな方だったと聞いています。その反面原発問題や戦争に対することを発するときには逃げも隠れもせずに堂々とストレートに行っていました。本当にあと少しでも長生きして3・11後の日本を見て欲しかったです。そして福島の事故をもってしてもまた同じ轍を踏もうとしている日本に対して、歌い続けて欲しかったです。
忌野清志郎さんがどういった経緯でほらを吹くようになったのかは知りません。みんなが自分のことを過大評価すること、原発や戦争に対してアクションを取った時の周りの人のリアクションに対して「大袈裟なんだよ~ほらを吹いているのは僕の方だから~」なんて思っていたのかもしれません。