木から落ちた猿

【漢字】木から落ちた猿
【読み】きからおちたさる
【意味】頼りにするものがなくなってどうしていいか困った様子。
【例文1】生涯独身で木から落ちた猿になる。
【例文2】経営難が続き木から落ちた猿だ。
【例文3】妻が家を出て行き木から落ちた猿になる。

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猿も木から落ち、そして木から落ちた猿はどうなるか

「猿も木から落ちる」は、いろはかるたにも使われるくらいなので多くの人が意味を知っていることでしょう。
木登りを得意とする猿でも失敗して木から落ちることがある、つまり得意分野であっても失敗するということを表現したことわざです。
「木から落ちた猿」ということわざはあまり聞かないどころか、使われたところすら知りませんでした。
この言葉の意味は、生きていくうえで頼りとなるものを失い茫然自失となっている様子なのだそうです。
木の上から落下したショックで驚きのあまり我を失っているというわけではありません。
現代のニホンザルは人間の生活圏に関わりすぎているので参考になりませんが、もともと猿は木の生い茂る森に住んでいたはずです。
今まで住んでいた木の上からいきなり地上に追い落されて途方に暮れる様子を思い浮かべればよいのでしょう。
群れからはぐれたのか追い出されたのか定かではありませんが、そのような猿の未来は明るいものとは思えません。