水を打ったよう

【漢字】水を打ったよう
【読み】みずをうったよう
【意味】砂ぼこりに水をまくと落ち着くことから、静まり返る様子をいう。
【例文1】妻の一言で、さっきまで騒いでいた子どもが水を打ったように黙る。
【例文2】監督の一喝で水を打ったような静けさになる。
【例文3】開演時間になると水を打ったように静かになる。

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水を打ったような静けさという言葉の意味と状況

水面に何かを打ち付けるとか、何かに水を激しくかけた状況を指している言葉ではありません。
いわゆる打ち水をした結果、空気中に舞う埃も落とされて場が清められて静かなひとときが確立された状況を指します。
実際には、イベントの開幕前などに大勢の人がいるにも関わらず、場が静まり返った状況などに使われます。
よく考えるとイベントの開幕前は結構騒がしいかもしれません。
激昂した教師の一喝によって全校生徒が集められた講堂内は水を打ったように静まり返った。
いやな静けさですが、大勢の人が突然物音一つ立てず口をつぐむ状況にはかなりの強制力が必要と思われます。
空気を読まずに騒ぐ輩は何処にでもいるものですが、そのような人間ですら押し黙る状況となるとこれくらいしか思いつきません。
音楽鑑賞などのようにマナーを守れる方々だけの集まりならば、自然な形で静かな空間が出来上がるのでしょう。
しかし現実問題として、努めて静かにしようとする人達がいくらいても、少数の騒がしい人により環境は破綻します。