名を借りる
【漢字】名を借りる
【読み】なをかりる
【意味】表向きの口実にする。
【例文1】病気という名を借りて行事を欠席する。
【例文2】姉妹の名を借りて応募する。
【例文3】自主退職と名を借りる。
名を借りるをテーマにした記事
名を借りるのはあまり良くないですね
名を借りるという言葉については、私はあまりよい印象がありません。
例えば、友人の名を借りてイベントに申し込みすることや、会社の名を借りて慈善事業やCS活動をすることで売名行為をするといったことが挙げられます。
特に、慈善活動に関して、仮に売名行為をしているとすれば、大変遺憾な出来事であると思います。
最近では企業かスポーツ活動や、東京オリンピックへの協賛、さらには自然保護に関する活動に対して積極的に支援をしていっています。
見た目は素晴らしいのですが、中身が伴っているかは疑問です。
お金を出して、企業のシンボルマークが活動のパンフレットやホームページに掲載されているだけで、その企業に勤めている社員は何もやらない、といったこともざらではないでしょうか。
お金を出して企業を宣伝しているだけではないでしょうか。
もっと慈善活動をすべき分野はたくさんあります。
特に子どもたちのスポーツ活動への支援は大変少ない気がしております。
さらに、スポーツ活動をする子どもの数も減少傾向にあり、以前は各地にあった少年野球チームも統廃合が進んでいます。
魅力あるスポーツをもっと広げるための活動は沢山ありますので、このような活動に対して企業は協賛していくべきです。
「名を借りる」とは悪いことばかりではない
「名を借りる」とは「他人の名義にする、表面上の口実にする」という意味です。最近よく聞く言葉に「名義貸し詐欺」というのがありますね。「この債権は必ずもうかるのだが、一人5口までと決まりがあって自分は買うことができません。名前だけ貸してもらってこれが買うことができれば、一週間後には売り払って儲かった分を必ず返すから名前だけ貸して下さい。絶対迷惑はかけませんから」と言って電話があるのです。もし「ええ、名前だけなら」などと言おうものなら、次の電話で「名義貸しは犯罪だ。警察のブラックリストにも載ってしまった。これを取り消すにはこちらの弁護士に依頼して消してもらうしかない。そこに載っていることがわかれば、家族が会社を辞めさせられたり、孫の就職や結婚にも影響がある。消すには今すぐお金を振り込んでもらうしかない。」と畳みかけて不安を煽り、お金をだまし取るという手口です。また、他人名義で携帯電話を買うとか、とにかく今、「名を借りる」というと悪いことがつきもののイメージです。しかし、ちょっと違う場面での「名を借りる」があります。老舗の酒蔵などでは当主が継ぐ名前というのがあり、千葉県の小泉酒造では「小泉平蔵」という名前を代々継いでいます。「この名をお借りしてこの名に恥じない酒造りをする」というのが代々当主のポリシーです。悪いことばかりではない「名を借りる」ですね。