振り出しに戻る

【漢字】振り出しに戻る
【読み】ふりだしにもどる
【意味】物事が最初からの状態に戻る。
【例文1】被疑者のアリバイが崩れた。これで捜査が振り出しに戻る。
【例文2】結婚話が振り出しに戻る。
【例文3】出し物がかぶり振り出しに戻る。

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振り出しに戻ることは成功に近づくための過程

人生の中で何度か振り出しに戻ったような時もありました。
しかし、実際は1度経験している上で、振り出しに戻っているので、最初のスタートラインとは違っていると思います。

それでも1から再び始めなければいけないのは、かなり骨が折れることです。
私は小さいことも含めれば、数えきれないくらい振り出しに戻っているかもしれません。

先日もちょっとしたことが原因で、振り出しに戻って1からの作業となりました。
しかし、今までやったことはあまり覚えていなくて、結局ほとんどが新たな作業となりました。

この時、とても時間の無駄を過ごしているような気がしました。
振り出しに戻ることはどんなことでも、時間の無駄を強く感じてしまいます。

しかし、もしかしたらさらに年齢を重ねていくうちに、振り出しに戻ることも意味があり、良かったことなのだと肯定的に考えられる時が来るかもしれません。

目の前の状況だけを見ると、とても損をしているような気がしますが、長い目で見れば得をしていることに繋がるのかもしれません。

実際、振り出しに戻らなければいけない時は、何らかの失敗があるので、それを繰り返さないように気をつけるようになります。
振り出しに戻ることはあまり良いこととは思えませんが、成功する可能性も高くなると思います。

振り出しに戻るようなことはどっと疲れる

振り出しに戻るとは、すごろくの駒で例えた表現ですが、一からやり直しという意味の言葉です。すごろくのように、遊びの中のことなら笑って済ませられるのですが、日常生活や仕事の中ではかなり痛い、ダメージの強いことです。よくやってしまうのが、パソコンを使った作業。苦労して時間をかけて作業してきたのに、パソコンの調子が悪く急にフリーズしたり、データが消えてしまったりすることは少なくありません。アナログな作業ならこのようなことはあまりないのですが、便利な機器に頼りすぎると、痛い目を見ることがあります。ですから、パソコンで長時間作業をする際には、こまめにバックアップをとることが常識なのです。
また、このような機械だけでなく対人関係でも振り出しに戻るようなことはあります。企画を練り上げて持っていったら上司にあっさりと却下されるなんてことも…。一から考え直せ、なんて言われることもザラです。今までの時間と労力はなんだったのか…とどっと疲れてしまいますが、気持ちを切り替えるしかありません。
振り出しに戻るというのはとてもキツイことですが、今までの努力が無駄だったと思ってしまうともう気力も湧きませんから、やってきたことは無駄ではなかったと自分に言い聞かせて立ち向かいたいものです。