痛し痒し

【漢字】痛し痒し
【読み】いたしかゆし
【意味】かけば痛いし、かかないと痒いことから、どちらにも問題があって迷う。
【例文1】ギガ増やしたいけど料金上がるしな。痛し痒しだよ。
【例文2】この部屋狭いな。引っ越したところで出費ばかりで痛し痒しだ。
【例文3】ブラック企業から転職したところで職に就けるかも痛し痒しだ。

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痛し痒しなことはたくさん

2つの選択肢があってどちらを選んだとしても、結局は良いことも悪いこともあるため、どちらも選び難いという場面に遭遇することはあると思います。たとえば虫に刺されたときなどが、分かりやすい例ではないでしょうか。

痛し痒しという言葉もあるように、痒みを止めるために痒い箇所を引っ掻くとします。ですが引っ掻いてしまうと、痒みは気にならなくなりますが、引っ掻き過ぎると血が滲んできたりして、逆に傷になってしまうこともありますよね。かといって引っ掻かないように我慢していたとしても、傷にはならない代わりに、痒みは延々と続くことになります。つまり引っ掻いても引っ掻かないとしても、結局何かしらのデメリットを受け入れなければなりません。

このように痛し痒しなことはたくさんあります。痒み程度であれば虫刺され用の薬があれば治ることでしょうから、そこまで気にしなくて良いかもしれません。しかし虫刺されなどではなく、人間関係や仕事においては、何かしらを選ぶときにデメリットを受け入れなければならないことがあるでしょう。もうこれは人間社会で生活していく以上、仕方のないことです。ですから『良い面』だけを選ぶのではなく、『悪い面』も受け入れる場合もあることを、覚えておいた方が良いでしょう。