まんじりともしない

【漢字】まんじりともしない
【読み】まんじりともしない
【意味】不安や心配のため少しも眠れない。
【例文1】地震発生で余震も心配だ。その夜はまんじりともしない。
【例文2】合格発表まで心配でまんじりともしない。
【例文3】新郎スピーチがうまく言えるかまんじりともしない。

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まんじりともしない一夜

まんじりともしないとは色々な意味がありあますが、その中の一つとして不安なこと、心配事があって一睡もできない状態を言います。
最近のことのように覚えているのが東日本大震災のあった3月11日の夜、正確には3月12日の未明のことです。携帯電話の地震のアラームが一晩中なり続けていて、関東、東日本だけではなくて沖縄や新潟でも大きな地震が続きました。私の住んでいるところは東京都なので大きな被害は出ませんでした。しかしこのまま日本は壊滅状態になってしまうのではないか?そんな不安でまんじりともしなかったのを覚えています。
その夜は横で眠っている娘を何回も起こして家の外にでて地震の揺れがおさまるのを待ちました。三月なので凄く外が寒かったのを覚えています。大きな地震を体験すると家に入れなくなるというのも分かります。その後も度々余震があるたびに子どもは怖がっていました。
翌日になって東北の津波による被害の実態が明らかになって当たり前のようにあった日常が、日常でない事を実感しました。人間は自然の前にはまったくの無力だと思い知らされました。あの日まんじりともしないで色々と考えていた不安は月日が経つと薄れてきますが忘れてはいけないことだなと思います。