夜を日に継ぐ

【漢字】夜を日に継ぐ
【読み】よをひにつぐ
【意味】休みなく同じ作業を夜通し続ける。
【例文1】受験勉強のため夜を日に継ぐ。
【例文2】締め切り日まで夜を日に継ぐ。
【例文3】夜を日に継ぎながら原稿を書く。

夜を日に継ぐをテーマにした記事

夜を日に継ぐ…デザイン業界の仕事

小さい頃から絵を描くのが好きだった私は、何とか独学でデザインソフトの使い方を習得し、晴れて地元のデザイン会社に就職することができました。
そこの社長がとてもユニークな方で、話し方もフランクなのですごく楽しく仕事をすることができています。給料も最初からかなり高かったので、大学を卒業したあと就職先を決めるのが周りよりも遅れていた私は、すごくありがたいと思いました。先輩でちょっとわがままな女性がいるのがストレスですが、まあそこは我慢しなくてはいけないところかなと割り切っています。
デザイン業界というのは、ときに徹夜での作業が必要とされます。どうしてもクライアントの希望する締切に間に合わせなければならないので、夜中も会社に残ってみんなでひたすらデザイン作業や仕上げなどを黙々としていくのです。
こういう光景を表現するのには、夜を日に継ぐ、という言葉がぴったりですね。
ある日、徹夜で仕事を終わらせたあと、一旦自宅に帰って、すぐまた朝に会社に行かなくてはいけないというときがあって、私は帰宅後ちょっとだけ眠ってから、ふつうに会社に戻りました。
ところが、社長は出社した私の姿を見ると、「いやあ、家に帰ったあと、戻ってこないんじゃないかって思ったよ!」と笑っていました。