折り紙付き
【漢字】折り紙付き
【読み】おりがみつき
【意味】確かな品質の保証がある。
【例文1】折り紙付きのブランド品を買う。
【例文2】折り紙付きの商品を宣伝する。
【例文3】折り紙付きの恋人を親に紹介する。
折り紙付きをテーマにした記事
「折り紙付き」の折り紙はあの折り紙ではない?
その言葉の意味や使い方はわかっているのに、実はその言葉の一部を誤解しているというケースがあります。「折り紙付き」という言葉も誤解されやすい言葉ではないでしょうか。
用例としては「あの寿司屋のネタのグレードは折り紙付きだ」、「このメーカの機能性の高さは折り紙付きだからおすすめしますよ」、「彼の営業力は折り紙付き」というように使われます。
かんたんに言うと「品質保証されている」とか「本物だ」という意味と考えていいでしょう。
ところで、この「折り紙」を、紙を折って遊ぶ折り紙だと思っている人は少なくないのではないでしょうか。それは、間違い。この折り紙は、鶴など折って遊ぶ折り紙遊びとはまったく縁がありません。
折り紙付きの折り紙は、紙を横半分に折ったもので、文字が書かれています。平安末期に公式の文書や、ものを贈る際の目録として用いられたのが始まりだとか。
それが、江戸時代になると、高価な美術品や刀の鑑定書として使われるようになりました。ここが、ポイント。今でも掛け軸や茶器などには、「これは間違いなく雪舟の絵ですよ」というような鑑定書がついていることが少なくありません。
これが、つまり「折り紙」なのです。意味や使い方は間違っていなくても、「折り鶴の折り紙」だと思っているというケースは少なくないはず。知っていると、ちょっと人に教えたくなるマメ知識ではないでしょうか。
折り紙付きの実力者
公私のどちらであっても良いのですが、折り紙付きの実力者ともいえるような人に出会ったことはありませんか。時折テレビなどでも、信じられないような芸当を持つ人が出てきますよね。では皆さんに考えていただきたいのですが「音楽に関する凄い才能」といわれると、どんな人を思い浮かべますか。
「音楽に関する凄い才能」といわれると、絶対音感を想像する人がいるでしょう。もちろんそれも凄いですが、中には「一度聞いた曲をそのまま再現できる人」もいます。たとえばその場で曲を流したら、その曲のメロデイをピアノで弾くような人のことです。しかもただメロディを弾くだけではなく、メロディに適した伴奏も弾ける場合だってあります。メロディなら絶対音感を持っていなくてもなんとなく再現できる人はいますが、伴奏もあわせるとなるとかなり大変な作業です。それに絶対音感を持つ人でも、伴奏をあわせるというのは難しいことですし、作曲をするときもどんな伴奏が良いかで、悩む作曲家の人もいるくらいです。つまり「一度聞いた曲をそのまま再現できる人」とは、音楽関連でいえば折り紙付きの実力者といっても過言ではないと考えられるでしょう。
このように折り紙付きの実力者というのは、信じられないような能力を持っていますよね。ですがどんな人であっても、もしかすると凄い力が秘められているかもしれません。まだ知らないだけで、自分にも凄い才能があるかもしれませんよ。