終始一貫
【漢字】終始一貫
【読み】しゅうしいっかん
【意味】初めから終わりまで態度や行動を変えないで貫き通す。
【例文1】何度注意しても彼は終始一貫聞く耳を持たず。
【例文2】終始一貫否定する。
【例文3】終始一貫反対する。
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「終始一貫」
最初から終わりまで変わる事無く同じである事を「終始一貫」と言い、「終始一貫、彼を信じ続ける」という具合に決して途中でブレる事なく最後まで貫く姿勢がそこにあります。ともすれば頑固者と言われかねませんが、そこにある一途さが何とも小気味よさを感じられ、どうしても共感せずにはいられません。それにはやはりそのモノに対する思い入れが強くなければ、そうはなりません。そこまで入れ込まれる事はとても光栄な話であり、冥利に尽きるというものです。利害で動く人ならその時の動勢であっさり態度を変える変わり身の早さを発揮するでしょうが、信じた物に最後まで付き従うと決められる人に迷いはなく、結果より貫く事が重要と信じ抜けるのです。それはどんな誘惑や動揺などの揺さぶりを掛けられようと、心変わりをしない芯の強さの持ち主なのですから。一旦こうと決めればやり遂げられる強さの源にあるのは、一本筋の通った心根があるからだと思われます。俗に言う「二心無き思い」がそうさせるのです。誰の誘いにも動じず初心を忠実に守れる人は、いざという時本当に頼りになり、窮地に於いて心から感謝できる存在でいてくれるのです。時にはその姿勢が煩わしく感じる事もあるやもしれませんが、味方にすればこれ程心強い者は早々見付かるものではありません。であるなら、人選はよくよく吟味して行った方が後になって後悔せずに済むという事です。
終始一貫した生き方をする人
私の人生は付和雷同と言う言葉がしっくりとするほど、人の意見に直ぐに賛同して、その場を上手く取りつくろっています。
そんな私の人生と真逆の生き方をしている人がいます。
生まれてから亡くなるまで一切考え方を変えない、終始一貫タイプの人です。
この終始一貫タイプの人は、人の意見に直ぐに賛同するような事はしません。
自分の主義主張にそぐわない場合は、人の意見に一切賛同しません。
ですからこの終始一貫タイプの人は、人と衝突することが多いタイプであると言えます。
私なんか直ぐに人の意見に賛同しますから、ほとんど人と衝突した事がありません。
社会で楽に生きて行くには、私の様な付和雷同タイプの方が適しています。
ですが人生をかっこよく生きるためには、終始一貫タイプでなくてはダメです。
人の意見にいちいち賛同していたのでは、自分の存在感を示す事が出来ませんから、とてもかっこの悪い生き方であると言えます。
ですから私は付和雷同の生き方をしていながら、終始一貫タイプの生き方をしている人に憧れを持っているのです。
自分の主義主張を貫き通す為には、過酷な試練を潜り抜けて行かなくてはならず、並大抵の人に出来る事ではありません。