苦虫を噛みつぶしたよう

【漢字】苦虫を噛みつぶしたよう
【読み】にがむしをかみつぶしたよう
【意味】苦い物を口にすると表情が険しくなることから、不機嫌な顔つきをいう。
【例文1】荷物運びを手伝ってほしいと言ったら、苦虫を噛みつぶしたような顔をされた。
【例文2】苦虫を噛みつぶしたような顔では近寄りがたい。
【例文3】お使いを頼んだら苦虫を噛みつぶしたような顔をした。

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苦虫を嚙みつぶしたような顔ってどんな顔

「苦虫を噛みつぶしたような顔」とは、とてつもなく不機嫌な様子を表しているようです。
悔しそうな顔やふてくされている顔なんかもこれに該当しますが、共通しているのは口がへの字に曲がっていたり眉間にしわが寄っていることなどでしょうか。
というか、そもそも苦虫ってなんだよ・・っていう。子どものころはそういう虫がいるんだと思っていたけど、辞書で調べたら本当にいる虫というわけではなくて噛んだら苦いと思うような想像上の虫とのこと。
え、じゃあ薬を飲んだ時の顔って最初から言えばよくない?と思うんですが、でも言われてみれば「薬」という言葉より「苦虫」っていう方がもっと苦い味が口に広がる
嫌な感じがしますよね。そこで虫をもってくるなんてある意味昔の人の想像力ってすごいな、と感心してしまうわけです。「噛みつぶす」という言葉のチョイスも、ただ「食べる」よりもリアルな感じだし、この言葉の意味を知らない人が聞いても苦々しい顔をちゃんと思い浮かべられますし。
苦しい(苦しい)と苦い(苦い)、って同じ漢字を使いますよね。辛い(からい)と辛い(つらい)も同様です。
味覚と感情ってとても密接した関係にあって、味覚が受ける刺激や印象を人の心に例えて表現するのって、なんだかおもしろいなぁと思いました。

「苦虫を噛みつぶしたよう」の苦虫とは?

「苦虫を噛みつぶしたよう」たまに耳にしますがこれはどうゆう意味でしょうか。
まず苦虫を辞書で調べてみると、噛んだら苦いだろうと思われる虫だそうです。
どうやら実在する虫では無いようです。でも噛んだら苦い虫って言われてもなかなか噛んでみる機会もないので
難しい話です。まあ想像してみるとカメムシ、カマキリ、カナブンあたりはちょっと苦そうな気がします。
そうそう、ゴキブリ、あれもちょっと苦そうですね。なんか想像していてもあまり気分のいいものではないので
この辺にしておきます。では苦虫をかみつぶしたようで調べてみましょう。どうやらきわめて苦々しい顔つき。
ひどく不機嫌そうな表情だそうです。それはそうでしょう。カメムシ、カマキリ、カナブン、ましてやゴキブリをかみつぶした時の
表情を想像して見ると、ひどい顔になっていると思います。不機嫌な表情になってもしかたないですね。
そうすると苦虫をかみつぶしたような顔を相手がしていたとしたら、その方は信じられないほど不機嫌な気分で
いらっしゃるということですから対応には充分に注意を計りたいと思います。なぜならゴキブリをかみつぶした時と
同じぐらい気分の悪い思いをしていらっしゃるということですから。