出藍の誉れ
【漢字】出藍の誉れ
【読み】しゅつらんのほまれ
【意味】弟子が師匠より優れている。
【例文1】60歳の母は創業当初からの社員で、3代目の社長より出藍の誉れだ。
【例文2】覚えが早く出藍の誉れだ。
【例文3】若き才能が出藍の誉れだ。
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出藍の誉れの意味や由来は?
「出藍の誉れ」という言葉は知っている人もいるかもしれませんが、言葉の由来までは知らない人が多いと思います。出藍の誉れというのは、元々は藍という青色の染料を作るための草が由来になった言葉です。藍という草はそれだけで非常に鮮やかな青色をしており、非常に綺麗な色なのですが、この藍を使って青色の染料を作ると、その色は元々の藍の青色の鮮やかさを超えて、さらに青くなるとされています。このことから、出藍の誉れというのは教えを受けた者がその教えを与えた者を超えてしまうことという意味を持っています。弟子が師匠を超えるといった言い方が1番分かりやすいかもしれません。そういったケースはあると言えばありますし、いろいろな世界で発生する可能性を持っていると思います。ただ、それは弟子がすごかったということも言えるかもしれませんけど、教えた側の教え方のすごさみたいなのも存在すると思いますから、教えられた側だけがすごい才能を持っていたと評価するのではなく、教えた側についても上手く才能を引き出したと評価すべきな気もするのです。出藍の誉れという言葉は現実的に使えるシーンが多くあると思うので、知っておくと便利な言葉と言えるでしょう。
「出藍の誉れ」は「青は藍より出でて藍より青し」とイコール
故事成語に「出藍の誉れ」(しゅつらんのほまれ)というものがあります。皆さんの中にはこの「出藍の誉れ」という故事成語を知らない方もいるかもしれません。この故事成語は聞き慣れないものかもしれませんが、実はある有名な言葉と同じ意味なのです。それは「青は藍より出でて藍より青し」(あおはあいよりいでてあいよりあおし)という言葉です。
「青は藍より出でて藍より青し」という言葉の意味は皆さんもご存知の通り、弟子である身分の者が師匠である立場の人の技量や学識を超えるという意味です。「出藍の誉れ」も同じ意味を持つ故事成語で、イコールと捉えても考えて良いと思います。藍は、染料に使う藍草のことであり、藍草で染めた布は藍草よりも鮮やかな青色となることから、その関係を師弟関係に当てはめ、弟子である身分の者が師匠である立場の人の技量や学識を超えるという例えのことわざになりました。
「出藍の誉れ」は現実社会でもよく見られ、テニスプレーヤーの錦織圭選手と松岡修造さんの関係性に当てはめることが出来ます。他にもこの「出藍の誉れ」関係性が頻繁に見らえれることがありますよね。
「出藍の誉れ」のようにあまり聞き慣れない言葉でも意外に同じような意味を持つ有名な言葉があるので、一緒に覚えることも良いかもしれませんね。