閑古鳥が鳴く

【漢字】閑古鳥が鳴く
【読み】かんこどりがなく
【意味】商売で人や客がおらずさびしい様子。
【例文1】住民が都心に出て行き商店街は閑古鳥が鳴く。
【例文2】過疎化が進み閑古鳥が鳴く。

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閑古鳥が鳴く隠れた名店を知ってほしい

「閑古鳥が鳴く」というのは一般的に意味も知られていると思いますが、元々は閑古鳥、つまりカッコウの鳴き声が人里離れた場所ではもの悲しく聞こえるから、というのが由来とされています。
行列に並ばないと入れないような大人気のお店がある一方で、閑古鳥が鳴くような寂れたお店がある、というのは仕方のないことかもしれません。
人が集まらない理由は飲食店であればそもそもの味の品質、外観、プレゼンテーション能力の不足など、一つに限定することはできません。
しかし、中でも味はピカ一なのに、広く知られていない、つまりプレゼンテーション能力がないばかりに、閑古鳥が鳴いているお店は本当に勿体ないと思います。
地方に行くと、その傾向が顕著に表れているように感じました。
私が旅行先でたまたま利用した飲食店はお世辞にも栄えているとは言えず、閑散としている様子でした。
しかし、海から近いお店であるために、海鮮がとても脂がのっていて、行列に並んででも食べたいくらい美味しかったのです。
老夫婦が経営していて、本当に好きなことやってるだけだから、と本人達は言っていたんですが、世間に知られていないのは勿体ないと思いました。
全国にはそうしたお店が多数あると思うので、閑古鳥の鳴く隠れた名店を紹介するプロジェクトが始まったらいいのに、と思いました。

閑古鳥が鳴くシャッター商店街

日本は少子高齢化が進み、現在は高齢化社会ではなく、厳密には65歳以上の老年人口が4人に1人という超高齢者社会となっています。少子高齢化が進むと色んな問題が生じます。例えば「人手不足」という問題が生じます。働き手が慢性的に不足している状態を表現し、GDPの減少を招くと言われています。他にも「空き家問題」が生じたりします。持ち主の死亡により、長年住む人が存在しない老朽化した住宅が増え続ける問題が生じます。

私が直に感じた少子高齢化から生じる問題として、「シャッター商店街」が増え続けていることです。少子高齢化により、人口減少が進み、成り手となる後継者が存在しない、そして、経営者も高齢者となり、店舗が閉店したり、シャッターが下ろした状態の商店街が地方をはじめとした街並みに見られるようになりました。まさにカッコウがの鳴き声が物寂しいと感じさせた状態から生まれた言葉である閑古鳥が鳴いている状態です。

子供の時に外で遊んだついでにお腹を満たすために買いに行ったコロッケやハムカツが売っていた商店街の精肉店がシャッターを下ろし閉店してしまい、物寂しい気持ちになることが最近多くあります。今まさに少子高齢化について真剣に考える時が来たと感じています。