名物にうまい物なし
【漢字】名物にうまい物なし
【読み】めいぶつにうまいものはなし
【意味】名物と言われる物を食べたら実際美味しくない事もある。宣伝文句には期待に沿わない事がある。
【例文1】名物にうまい物なしというから売れ筋の品を買ったが、期待外れ。
【例文2】名物にうまい物なしの郷土料理は口に合わない。
【例文3】名物にうまい物なしだからまず、試食をする。
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名物にうまい物なし、は本当か?
私は旅先ではかならず名物を土産として購入します。
名物にうまい物なし、なんてよく言いますが、私はこれまで自分が購入した名物を「おいしくない」なんて感じたことは一切ありません。
そもそも名物と言うのはその土地でおいしいと言われているものですから、旅行中に一度食べたものを土産として購入することがほとんどで、つまり美味しいから買っているわけなので、美味しくて当然とも思っています。
ただ、旅先の知らない土地で知らない味を美しい景色を見ながら食べたそれと、見慣れた我が家で食べる2度目のそれは、もちろんおいしさでは旅先で味わったものが上をいくわけですよね。私は「あぁ、これが名物にうまい物なし、の正体か」と思っていたわけですが、この言葉の本来の意味は少し違っていたようです。
本来の「名物にうまい物なし」の意味は、名物と呼ばれるものは人の評判がそれを名物と呼ばれるまでに伸し上げたものであって、必ずしも名が実を伴うわけではない、評判通りの質だとは限らないことのたとえです。
でもそういった観点でこの言葉を見たとき私が感じたことは「現代でもそうなのか?」ということです。
インターネットさえあれば行ったこともない外国の美味しいものが調べられるこの時代。むしろインターネット上での評判が、これまで見向きもされなかったものを名物にまで伸し上げるケースだってたくさんあります。
昔は狭いコミュニティの中で名物を決めてきましたが、今ではそのネットワークは世界規模と言えます。
そう考えると、もはや名物として生き残っていけるのは「本当にうまいもの」だけなんじゃないかと思ったり。
どちらにしても、その土地に根付いたその土地の味、いつまでもあり続けてほしいと願うばかりです。
名物にうまい物なしの意味
名物にうまい物なしとはどうゆうことでしょうか。名物だから普通はうまいでしょう。
みんなが名物だと言っている意見なんて信用できないということでしょうか。ましてや人の言うことなど信じるなという意味なのでしょうか。
早速意味を調べてみました。
名は必ずしも実をともなわない、宣伝文句は期待はずれなことが多いなどの意味のようです。
やっぱりそのままの意味でした。
まあ、口コミで大評判だったお店に楽しみにいってみたものの、これ、言うほどおいしくないんだけど・・と思うことは多くあります。
そんな時はいつも私の味覚が乏しいんだ、みんな美味しい、美味しいと言っているしと思っていましたが、もしかしたら他の人たちも周りや口コミが美味しいと言っているから美味しいと言ってるだけで、あれ?って思っていたのかもしれませんね。
広告も同じです。パッケージや宣伝文句に誘われて購入にしたものの実物はこれかとがっかりすることも多々あります。
やっぱり自分の目や味覚を信じて選ばないといけませんね。所詮味覚なんてそれぞれだから自分が美味しいと思えば美味しいのだから人の意見に左右されるものではありません。でも名物にうまい物なしとは言い切れません。うまい物も実際多いですよ。