手が付けられない
【漢字】手が付けられない
【読み】てがつけられない
【意味】取るべき方法・手段がない。どうしようもない。
【例文1】赤ちゃんはいったん泣き出すと手が付けられない。
【例文2】肥満を放っておいたら、手が付けられないほど腎臓がやられていた。
【例文3】手が付けられない不良グループ。
手が付けられないをテーマにした記事
手が付けられないほどの部屋の汚さ
手がつけられないという意味は、処置の施しようのがないことを言います。
よく使われる表現としては、「手がつけられないほどの悪ガキ」とか、「手がつけられないほどの部屋の汚さ」とか、お手上げという気持ちを込めれられた場合に使われる傾向があります。
特に、手がつけられないほどの部屋の汚さ、といえば、最近、テレビの報道やドキュメンタリーでゴミ屋敷や、部屋に座れる場所がないくらいに散らかっている部屋に関する話題があります。
特に、ゴミ屋敷に関しては特別番組として組まれていることがありますが、まさに手がつけられないと言わんばかりのものだと思います。
部屋、家の周りにもゴミが散乱し、どこから片付けていけばよいのかわからない状況と思います。
私もなぜこんなにもゴミを放っておいたのか、わかりません。
日頃からゴミをためないというのは当たり前のことだと思いますが、本人はゴミだという認識はないこともあり、ゴミが溜まる一方です。
ゴミ屋敷ができると、悪臭などの衛生面に加え、その町内のイメージが崩れてしまいます。
自治体もこのようなゴミ屋敷の扱いには苦慮しています。
ただ最近の自治体の動きとしては、強制的に撤去など、行政による執行ができるよう、条例の改正を行い、対応しているようです。
自分の思想を墨守する大切さ
「墨守」という言葉は、中国の思想家だった墨子が宋の城を楚の攻撃から9回も守ったという故事から由来しています。
一般的には自分の習慣や主張などを固く守って変えないこと、という意味で用いられます。
正直私はこの言葉を今まで知りませんでしたが、なんだか自分の思想を考え直すきっかけになりました。
私自身、平和主義で事を穏便に済ませたいタイプなので、自分の主張があったとしても、それが事を荒立てると思ったら飲み込んでしまいます。
これで物事がスムーズに進むなら、と思っていたんですが、最近上司から、仕事をプロとして受けているなら、自分はこう思うからこうした、という考えを持つべきだ、と指摘されたのです。
その意識を持ってから、今までは常に周りの判断が正しいと信じて疑わなかったんですが、そこに疑問を持つようにもなりました。
普通に考えたら、こうする方が正しいのではないか、と思ってそれを発言すると、実際周りでも同じ考えを持っていた人がいたことに気付いたのです。
若いうちは周囲に合わせることで精一杯でしたが、徐々に人間が構築されてくると、自分の主張も出てくるものだなと感じました。
仕事をする上で、ある程度自分の思想を墨守することは大切なことですね。
古くからのしきたりも大事にする墨守
墨守という言葉はなかなか聞きなれないものかもしれません。
この言葉は、古くからしきたりや自説を押し通し、守ることをいいます。
よく、旧習を墨守する、という言葉として用いられます。
昔からある伝統を重んじることや、定説をしっかりと守る風潮ですが、現代においては、それが正しいかどうかの判断ができない場合もあります。
例えば、古くからある商習慣については、なかなか変えることはできませんが、これまでの商習慣が変わりつつあるのはEC取引です。
大手のECサイトでは、本や日用品、電化製品をはじめ、最近では野菜も販売するようになりましま。
この状況は、スーパーや商店を脅かす存在になってきています。
現にECサイト取引量が増加していることにより、スーパーや商店、百貨店の売り上げが落ちている傾向があります。
これらの店舗においては、常に割引やポイントサービスの充実など、工夫をしていますが、顧客離れは続く一途です。
その象徴としては、店舗閉店や倒産といったニュースです。
特に地方の消費は下がり続けています。
このような状況に対しては、政府も消費拡大を狙い、補助金の助成をやっていますが、ばら撒きという、旧習を墨守してばかりでは、何も解決ができませんね。