同工異曲

【漢字】同工異曲
【読み】どうこういきょく
【意味】見かけは違うけど、中身はだいだい同じ。
【例文1】どこが訂正されたんだ?同工異曲のままじゃないか。
【例文2】新商品を増やさないと従来の品と同工異曲だ。
【例文3】同工異曲で期待外れ。

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「同工異曲」「大同小異」「五十歩百歩」類義語の違いとは?

「同工異曲(どうこういきょく)」の意味は手法や技術に大きな差はないが見た目は違っていることです。詩文を作る手法や技量は同じでも趣が異なることや音楽を演奏する手法は同じでも味わいが異なることが転じて外見は違っているように見えても内容が同じであることを指しもともとは音楽の演奏や詩文などについて使われていました。「工」は技術や技巧のことで「曲」は音曲のことです。「異曲同工(いきょくどうこう)」とも言われ同じ意味で使われます。類義語には「大同小異(だいどうしょうい)」あり細かい部分にわずかな違いはあってもおおよそは同じであるという意味です。
「大同」とはほとんど同じということで「小異」とはごくわずかな違いがあることです。他には「五十歩百歩(ごじっぽひゃっぽ)」がありわずかな違いだけで本質的には変わらないという意味ですが優れたもの同士に使うのは誤りです。あまりよくないことで差がない場合に使います。どれも同じであったり差がない場合に使う四字熟語ですが、こうやって意味を考えて比べてみると使われる場面には差が出てくるようです。知っているつもりの四字熟語やことわざも意味や語源を調べてみると意外な発見があり意味をより深く理解することができます。