明眸皓歯
【漢字】明眸皓歯
【読み】めいぼうこうし
【意味】明るい瞳と、白く美しい歯並びの女性が美人だと言われる。
【例文1】彼女は頭もよく、明眸皓歯で良い所ばかりで羨ましい。
【例文2】彼女のように明眸皓歯を目指して歯の矯正する。
【例文3】明眸皓歯はカラコンに頼る。
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「明眸皓歯」のおかげで、尊敬された思い出
「明眸皓歯(めいぼうこうし)」とは、「美しい瞳と、輝くきれいな歯」という意味で、「美人」を形容する言葉です。
実は私は、歯並びにコンプレックスを抱いていて、高校生の頃「歯の矯正をしたい」と本気で考えていました。そこで、暇さえあれば矯正歯科のパンフレットや、関連書籍などを読んでいました。歯の矯正に関する書物の類には、必ずといっていいほど「明眸皓歯」という四字熟語が記載されていました。「明眸皓歯という言葉がありますが、これはきれいな瞳と白く輝く歯をもった美人のことで~」と、いうような表現が、だいたい、本なら1ページ目か2ページ目に、パンフレットなら最初の10行目くらいまでに書いてありました。そのころの私にとって、「明眸皓歯」は、「一石二鳥」や「一日一善」よりも、もっと親しみのある熟語だったのです。
ある日、高校で四字熟語に関する作業を友人たちとしていました。グループで、熟語に関して発表をすることになったのです。四字熟語がたくさん書いてある紙を誰かが持ってきて、どれを選ぶか、というような話し合いをしていたと記憶しています。一人の友人が、ある熟語を指さして言いました。「これなんて読むの?」私は答えました。「めいぼうこうし。きれいな目と歯。美人のことだよ」そこにいた友人たちは、いっせいに私に尊敬のまなざしを向けました。「初めて見たよ。これ」「すごいね」と。私は、「いや、全然」と笑いながら、心の中で「矯正のパンフレットよ、ありがとう」と思いました。
最後に付け加えますと、私は、大学生のときに歯科の矯正を受けることができ、「皓歯」は、なんとか手に入れたのですが、悲しいかな、「明眸」の方はいかんともしがたく、美人ではありません、はい。