顔色をうかがう

【漢字】顔色をうかがう
【読み】かおいろをうかがう
【意味】相手がどう思っているのか読み取ろうとしている様子。
【例文1】彼は臆病な性格なので、いつも人の顔色をうかがう。
【例文2】先方の顔色をうかがって契約に持ち込む。
【例文3】顔色をうかがいながらお願い事を切り出す。

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他人の顔色をうかがう事を思い切ってやめてみる

人間社会の中で生きていると、どうしても他人の意見は気になりますよね。
自分の意見に賛同する人が多い方が物事は進めやすいからです。
反対に、自分に対して敵対するような事ばかり言ってく人しかいないような環境下で仕事を進めようとすると、
難航してしまい、どうしてもうまく運ばなくなってしまいます。
そういった事から、どうしても仕事上、他人の顔色をうかがうという事は避けて通れない部分があります。
しかしながら、他人の顔色をうかがいながら日々過ごしていると、自由に振る舞えなくなったり、
勝手な想像で思い込みから見当違いな行動をとってしまったりしてかえって誤解が生まれたりもします。
思い切って他人の顔色をうかがう事をやめてみるのは今のストレス社会を生き抜くためにおススメの方法でもあります。
他人の顔色をうかがって生きる事は、他人の言いなりに生きているのと同じ事です。
相手が不快に思うかどうかという事ではなく、自分自身がどう感じるか、に重点を置いて物事を見る事で、人生は180度変わります。
部長が険しい顔をしている、けど自分には関係ない、自分はこうしたい、こうしたほうが自分が気持ちいい、と思う事の方を選択する。
思い切ってやってみると意外に怒られなかったりします。
そうすると意外に他人の顔色をうかがう事が癖のようなものであり、自分の思い込みに過ぎなかった事がわかります。
顔色をうかがう事をやめていけば、一つ面倒な手順が省かれるので、ゴールにたどり着くのもより早くなります。

顔色をうかがうとは

顔色をうかがうとは相手のご機嫌をうかがうこと。または顔色をを見ることを言います。
顔色の語源として、相手と会話する時にはそっぽを向いて返事する訳にはいきませんので、顔や目を見ますよね?
会話の中で顔を見ながら、自分の発した言葉で相手はどう思っているんだろう?不快には思っていないかな?など考えます。
つまり相手の表情や言動といった変化や普段との違いをみて、相手の機嫌の状態を推し量るところから顔色となったと言われています。
ちなみに、「うかがう」というのは「聞く」謙譲語です。謙譲語は自分がへりくだって相手を敬う時に使う言葉です。

使う際の例えとして「今日も上司の顔色をうかがいながら仕事しないといけないな」や「先輩の顔色をうかがいながら話しないと」といった使い方をします。
つまり顔色は感情を、うかがうは自分がへりくだる意味を示します。

「顔色をうかがう」こと自体は悪いことではありません。でも度がすぎると相手に不快感を与えかねません。
どこまでが良くてどこまでが悪いのかは人それぞれですので、もし相手が自分に対し顔色をうかがってるなーと思う場合は、「そこまで顔色をうかがわなくてもいいよ。」と一言言ってあげると、相手も気が楽になると思います。