不帰の客となる
【漢字】不帰の客となる
【読み】ふきのきゃくとなる
【意味】帰らぬ人となる。死ぬ。
【例文1】旧友の不帰の客となる訃報に悲しむ。
【例文2】上司が突然不帰の客となる。
【例文3】交通事故で不帰の客となる。
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「不帰の客」から学んだこと
「不帰の客となる」とは人の死を再びこの世に帰ってくることがないという間接的な言葉で表現しています。年齢を重ねるごとに結婚や出産などのおめでたい出来事を経験する機会も減り、悲しい出来事のお葬式を経験する機会が増えてきました。初めて参列したのは母方の曽祖父の葬儀でまだ小学校の低学年だったのであまりはっきりとは覚えていません。次に参列したのは小学校の高学年になった頃の祖父の葬儀です。曽祖父や祖父の葬儀はそんなに悲しい思いをした記憶は残っていません。
20歳になったばかりの時に同い年のいとこが交通事故で亡くなりました。小さい頃からよく一緒に遊んでいたのでとてもショックを受けたことを覚えています。20代後半には友人のお母さまが亡くなりまだお若いのにと驚き悲しい思いをしましたが、翌年には私の父がその翌年には別の友人のお父様と立て続けに不幸があり人の死は突然に訪れるものだと実感しました。私の父は心臓を患っていたのである程度の覚悟はしていましたが、友人たちは本当に突然に亡くなられてしまったのでどんなに悲しかったろうと思います。人は突然「不帰の客」になってしまうこともあります。だからこそ後悔しないよう充実した今日を過ごすことがとても大切なことだと思っています。