屁の河童

【漢字】屁の河童
【読み】へのかっぱ
【意味】たやすい、簡単、問題なくできる。
【例文1】こんな問題すぐ解ける。屁の河童だよ。
【例文2】大丈夫、このくらいの傷は屁の河童だ。
【例文3】屁の河童だと言われ安心する。

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屁の河童という、如何にもどうでも良さげな言葉

「木っ端の火」が訛って「河童の屁」、それを逆さにして「屁の河童」になったと言われます。
木っ端の火は、短時間であっさり燃え尽き火力も少ないものを指し、転じて取るに足らないものという意味で使われていたそうです。
河童は水中で放屁して、その屁に勢いが無いことから出来た言葉という説もあります。
ならば水中でない地上ならばどれ程の凄い勢いで屁を河童はするんだと問い正したいです。
実演してみてくださいなどとは頼んでいませんので誤解の無いように。
ともあれ、頼まれごとや多少の迷惑に対して「そんなの屁の河童だよ」みたいに楽勝ムードを臭わせるために使うようです。
「そんな仕事は、朝飯前のお茶の子さいさい、お安い御用の余裕のよっちゃん、造作もなく他愛もない、ちょちょいのちょいのお手のもの、
猿でもできる児戯に等しい、簡単で容易な頼まれごとだよ」くらい言えば十分でしょう。
軽い怪我などダメージを受けたときに強がって自分は大丈夫ですと伝える場合にも「こんな程度は、屁の河童だよ」のように使用されます。
「こんな傷は、平気の平左、余裕綽々、平気へっちゃら、痛くも痒くも無いし、かえるの面に水のようなもの、何処吹く風で事もなし、
豆腐に鎹、糠に釘、暖簾に腕押し、馬耳東風なので問題ない」
二行目あたりまで言い始めたら既に朦朧としている可能性が高いので治療が必要です。