上には上がある

【漢字】上には上がある
【読み】うえにはうえがある
【意味】上には上がいると多くの人が間違って多用してますが、正しくは上には上があるで、最高に優れている思っていたが、さらに優れたものがあるという意味。
【例文1】市内では模試1位だったが県内では2位だった。上には上がある。
【例文2】自分が1番だと思っていたが、社会に出ると上には上があるもんだ。
【例文3】上には上があると思い知らされた。

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高校時代野球をして感じた上には上がある

私は高校時代甲子園を目指して、毎日練習に取り組んでいました。年間で休みはお盆と正月のみで、雨の日は室内練習になるので休みがとにかくありませんでした。
私のいた学校は、春夏の県大会では常にベスト15には入っていました。私が2年生の時に最高でベスト4というのが、学校の最高実績で先輩が引退してからは少し低迷していました。
そんな中でも練習に励んでいたのですが、ある練習試合の時に考え方を大きく変える出来事がありました。対戦校は甲子園出場の経験があり、県内では名門校でした。胸を借りる気持ちで練習試合に臨んだのですが、試合に勝ってしまいました。この試合の勝利には、チームメイトも私もかなりの自信になりました。
しばらくして、前年夏の甲子園に出場した、県内トップクラスの高校と練習試合をする事になり、自信を持っていた私は勝てる気がしていました。試合が始まり、私がバッターボックスに立つといつも感じない何かが、ピッチャーから伝わってきました。ピッチャーが一球投げた瞬間に、私の身体は固まってしまいました。
今迄見た事の無い速さと、伸びのある球を目の当たりにして太刀打ちできないと思ったのです。結果惨敗に終わり、物ではありませんが、上には上があると痛感しました。