大見得を切る
【漢字】大見得を切る
【読み】おおみえをきる
【意味】自信があると大げさな言動をとる。また、出来もしないのに出来るフリをする。
【例文1】好きな人の前だと、大見得を切りたくなる。
【例文2】女性の前でかっこつけて大見得を切る。
【例文3】お会計は上司が大見得を切る。
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自信満々に大見得を切るのは小心者には辛いです
仕事をする上で、「多分」とか「大丈夫だと思います」などという言葉を使っては顧客に不安を与えることは分っているのです。
その場で確認がとれる事柄ならば即座に調べるのですが、常にそれが出来るとは限りません。
生来の小心者ゆえ、確実に大丈夫という確信が無ければ「大丈夫です」と相手を納得させることが出来ません。
あからさまに表情や態度に出てしまうのを抑えることも難しいです。
大嘘を平気で付ける詐欺師のような人間の精神構造がどのようになっているものかと、考え込んでしまいそうです。
大見得とは歌舞伎の役者が殊更に際立ったポーズをとる様子を指すそうです。
演技とはいえ、自分自身が役に没頭し成りきってなければ不自然さが鼻につくことでしょう。
思わざれば花なり、という言葉があるように、演じようとした時点で微妙な嘘がにじみ出そうです。
対して、嘘をつく人間が役に没頭することなど考えられません。
相手を騙すことに微塵も罪悪感を感じずに平気で虚言を連ねることが出来る位置まで堕ちたであろうことが推察されます。
嘘をつく練習でもすればその域にまで達するのかもしれませんが、気に病むあまり胃に穴が開くほうが先のような気がします。
待たせた場合、客が他に移ることも危惧されますが、「調べて後ほど連絡させていただきます」が私には精一杯です。