大は小を兼ねる
【漢字】大は小を兼ねる
【読み】だいはしょうをかねる
【意味】大きいものであれば、小さいものの役割も果たせること。
【例文1】大は小を兼ねるように大きめのキャリーバッグを買った。
【例文2】子ども服は大は小を兼ねる。
【例文3】大は小を兼ねるから入らないよりはマシだ。
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大は小を兼ねるということわざ
大は小を兼ねるということわざはよく使われますが、おさらいの意味を込めて意味を確認して見ましょう。意味は、大きいものは小さいものをその内側に含んでいるので小さいものの代わりを務めることができるが、小さいものは大きいものを含んでいないので代わりが務まらない、となります。
この大は小を兼ねるという言葉は色々なケースに当てはめて使用可能ですね。
例えば高くて値が張るけれど高性能で多様な使い方が可能な電子レンジと、安くて買いやすいけれど機能性に乏しくただ温めることしかできない電子レンジがあるとしましょう。後者は買い求めやすいけれど、使い方はレンジの基本性能である温めることのみです。
しかし、前者を選べばただ温めるだけでなくて「焼き」や「蒸し」機能が使えたり電源がオートで切れたり便利な機能が使えたりします。
この場合を考えて見ても、前者が「大は小を兼ねる」状態であることがわかります。
要するにこの言葉は他よりも大きくて優れている事・ものはそれだけ、小さくて劣っている事・ものよりも便利なんだ、ということを表していると言えるでしょう。
迷ったときはこの大は小を兼ねるという言葉を思い浮かべて、大胆な選択をするのも一興かも知れないですね。
子ごも服はまさに大は小を兼ねています
私は大きすぎるものを使う時、大は小を兼ねるという言葉で表現することがあります。
実際は大き過ぎでブカブカなので、入るという点を除いては、あまり用を兼ねてはいないのかもしれません。
しかし、小さい所に大きいものを入れようとしても、それは物理的に不可能なことです。
そのため、逆の場合は無理なので、やはり大きい方が役立つことが多いということなのかもしれません。
今はあまり見かけなくなりましたが、一昔前は兄弟の下に行くほど、洋服のお下がりを着ている子どもを多く見かけました。
デザインも少し古い感じがしますし、大きさも決して合ってはいないのですが、それでも洋服が入るというだけで、下の子は着せられていたようです。
私もたくさんのお下がりの洋服をもらいましたが、デザインが個性的で古い感じがしたので、あまり着なかったような気がします。
子どもは成長が早いので、最初は大き過ぎても、すぐに服に合う体型になっていきます。
そのため、最初は少し大きすぎるくらいのものがちょうど良いのかもしれません。
まさに子ども服は「大は小を兼ねる」ことが多いような気がします。
今ではあまり見られなくなったお下がりの服も、もっと小さい子どもたちが着られるように、リサイクルして上手に活用していきたいものです。