なきにしもあらず
【漢字】なきにしもあらず
【読み】なきにしもあらず
【意味】ないわけではない。少しはある。
【例文1】相手は甲子園出場常連校だけど、チャンスはなきにしもあらずだから全力を尽くす。
【例文2】20年落ちの中古車なのでいつ壊れるか。なきにしもあらず。
【例文3】築50年なので倒壊の恐れがなきにしもあらず。
なきにしもあらずをテーマにした記事
異常気象のラニーニャで食卓への影響もなきにしもあらずです
ラニーニャの影響で2017年の日本の冬は極端に寒い日が続きます。これは赤道付近にある海水面が例年に比べて低いときに起こります。その逆に赤道付近の海水面が例年に比べて高いときはエルニーニョが発生します。どちらも構造的には似ていますがラニーニャの方が寒くなります。異常気象が続いているので冬でも台風が来ることがなきにしもあらずです。日本周辺の冬の海水温は低いので台風上陸する可能性は低いですが、フィリピン近海ではラニーニャの影響で台風が発生しています。ジェット気流の流れが寒気を伴う動きになってきているので、日本海側の雪が例年より積雪が多くなっています。急に大雪が降ってくると山間部で走っている車が渋滞をしてしまい、立ち往生する危険もなきにしもあらずです。何年か前に立ち往生したときは自衛隊が出動する騒ぎになり、車の中で夜を明かし命さながらの状態でした。ラニーニャは春ごろまで続くともいわれており農作物への被害も心配されます。野菜が高騰していくと生活にも圧迫していくので、異常気象となった冬は春になると値上げすることが懸念されます。海流の流れも変化していくので、取れる魚が取れなくて普段いない魚が取れたりすることも、なきにしもあらずとなってしまうことが予想されます。