地の利を得る
【漢字】地の利を得る
【読み】ちのりをえる
【意味】地形や土地の形状が有利な条件を兼ね備えている。
【例文1】ここはマンション建設に地の利を得る。
【例文2】早朝から開店する事で地の利を得る。
【例文3】駅近のテナントで商売の地の利を得る。
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地の利を得ることで安心する
地の利を得るとは、戦いにおいても重要になります。戦力を有しても天候た地形を考えずに相手陣地に攻め入ると自滅の道を辿ることになるでしょう。
スポーツでも地元開催が有利となるのは、声援や練習してきた土地で慣れているので、まさに「地の利を得る」で優位に勝負ができます。ホームとアウェーでは、ホームの方が味方が多いですし、雰囲気に惑わされることは少ないでしょう。
ただ地の利を得たから必ず勝てる見込みはありません。地の利に甘えすぎて相手の力を軽く見ていると痛い目に合うこともあり、戦う環境が揃うことと、それに見合った戦力も必要になります。
第二次世界大戦時にまさに地の利を得て防衛に成功した国が存在します。北欧のフィンランドで、少ない戦力と物資をやり繰りしながら絶望的までの戦力差にも関わらず、何十倍もの兵力のソ連と対等以上に戦いました。
極寒の地で雪を隠れみのにすることによる奇襲戦術や、ファンランドの森に誘い込むことで相手の兵力を奪っていきます。中には激戦区の防衛ラインを30名程度で守った史実もあり、まさにホームにおける地の利を得て戦っていました。しっかり環境や知識、戦力が合致して初めて優位に戦うことができるので奥が深いですね。