筆舌に尽くしがたい

【漢字】筆舌に尽くしがたい
【読み】ひつぜつにつくしがたい
【意味】文章や言葉に表すのが難しいほどはなはだしい。
【例文1】空き巣に入られ、言葉がでないほど筆舌に尽くしがたい。
【例文2】万引き犯が反省もなく筆舌に尽くしがたい。
【例文3】結婚式に寝坊とは筆舌に尽くしがたい。

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きっと一生に一度の、筆舌に尽くしがたい

結婚してから専業主婦となり、自分の趣味の時間や遠出する機会がグッと減りました。
普段は自宅と近所のスーパーの往復、それと家事や子どもたちに関する用事など。
今は今の幸せがあるからそれを不満だとは思わないけれど、ある時主人が女性歌手のライヴへの参加を勧めてくれました。
その女性歌手は私が生まれて初めて好きになった芸能人で、ファンになってからは約15年ほど。
あまり頻繁に活動されている人ではなく、ライヴは多くても一年に二回あればいい方と言う感じの人でした。
開催場所は東京か、その人の生まれ故郷である大阪のどちらかがほとんどで、九州在住の私は、距離的な理由からライヴに参加したことはありませんでした。
勧めてもらったライヴも大阪開催で、遠いから日帰り出来ないだろうし、やめておくと断りました。
ですが「いつかその人が活動をやめてしまう前に、一度くらい生の歌を聴いてきたら」と主人が強く背中を押してくれて大阪に行くことになりました。
私にとっては初めての関西、初めての大阪で右も左も分からず、ライヴ会場を探すだけでもヘトヘトになりました。
たどり着いた時はライヴの時間を大幅に過ぎていて筆舌に尽くしがたい体験でした。