物になる
【漢字】物になる
【読み】ものになる
【意味】有能な人物になる。
【例文1】あの青年は育成すれば将来物になる。
【例文2】息子は人脈が厚くて物になるので後継ぎに適任だ。
【例文3】物になると期待する。
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物になるには時間がかかる
どんな仕事でも技術でもそうですが、物になるにはある程度の時間がかかってしまいます。
もしかしたら一生ものにならないかもしれません。
私も長い間追い続けている目標があります。
それがいつ物になるのかはまだわかりません。
しかし、物になることだけに目を向けるのではなく、その過程を楽しんでいきたいと思っています。目標を持つことは大事ですが、それをクリアしてしまうとそこで終ってしまいます。
単に目標をクリアすることだけが目的ならば、地道にコツコツやっていく大切さを失ってしまうかもしれません。
電車に例えるならば、普通車で一駅ずつ確実に進んでいき、その過程も旅として楽しむか新幹線で一気に目的地へ到着するかに似ているかもしれません。
目的地へ到着するという目標は同じですが、行き方が全く違います。
かかる費用も時間も変わってきます。私の場合は普通車で一駅ずつ進んでいるような状態です。
さらに時には故障して停車してしまうこともあるかもしれません。
それでもいつか物になると信じて、目的地に進んでいます。
さらにその過程も楽しみながら、スキルを身につけて行きたいと思っています。
視野を広げてたくさんの景色を見ながら、目的地に進んでいくことの大切さを改めて知ることができました。
物になるには1万時間が必要
何か一つの競技や学問、仕事が物になるのにはどれぐらいの時間が必要なのでしょうか?
ベストセラー作家のマルコム・グラッドウェルが言うには1万時間の集中した取り組みが必要だということです。1万時間がどれくらいの時間かというと、毎日3時間取り組んで9年程かかり、毎日10時間取り組んで3年弱かかる計算です。
たとえば、日本の最高学府の東京大学に合格するためには、高校入学から始めたとして1日10時間勉強をすればよいということになります。これは周りの実感としてみてもだいたい合っていると感じますね。それよりも短い時間の勉強で合格できる人は、小学校や中学校時代の蓄積があったりします、結局、みんな集中した1万時間の取り組みを行っているのです。
社会人にとっては1日10時間も何かを究めるために時間をとることはできません。ですが、2時間、3時間ならなんとかして捻り出すことも可能でしょう。10年20年かかるかもしれませんが、22歳入社だと考えて、30代40代に花が開くと考えると悪くない話だとは思いませんか?
蓄積の力は才能の力に勝ります。それは長期スパンでの戦いになる社会人にこそ効いてくるものなのです。一日一日をしっかりと過ごすことを心がけていきましょう。