矢面に立つ
【漢字】矢面に立つ
【読み】やおもてにたつ
【意味】非難や批判を集中的に浴びる。
【例文1】芸能人のスキャンダル報道で矢面に立って会見する。
【例文2】マナー違反者は矢面に立って当然だ。
【例文3】政治家の失言で矢面に立つ。
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それでも、矢面に立つ人間でありたい
生きていると自分の不器用さがつくづく嫌になり、自分自身でもかろうじて知っている自分の中の僅かながらの良い部分を、この両の手の平からはらりと自らこぼしてしまいたくなる時が誰にもあるかもしれません。
けれども、どうか踏みとどまってほしいのです。
「どうして自分だけが」と思う日があるということは、しっかり生きている証でもあるということです。
矢面に立つという言葉がありますが、誰にでも敵の真正面に立つ力があるわけではありません。
気が弱い人間には立てません。
自分のことだけを愛して生きてきた人間にも、到底立てません。
批判や非難を受ける人間がいるから、それができない大勢の人間がい生きていられるのです。
人の中で生き、大人であるのならば、これからもずっと矢面に立つ覚悟を持った人間でありたいと願っています。
最近は、大人であるということが当たり前ではない世の中になってきているのかなと思うのです。
良い服装をして、良い持ち物を持ち、身なりは立派な大人であるかもしれません。
人前では日常の自分とは切り替えられる器用な人物も多くなり、礼儀もわきまえているように錯覚させられる人間も多くいます。
けれども、本当の大人と言うのは、いつ何時、矢面に立つことを求められても、しっかりと逃げずに陣頭に存在できる。
そういう人物だと思います。
普段がしっかりしているから、いざという時に活動の第一線に立てるということなのです。