うだつが上がらない
【漢字】うだつが上がらない
【読み】うだつがあがらない
【意味】なかなか出世しない、向上しない。
【例文1】これだから、いつまで経っても君はうだつが上がらないんだよ。
【例文2】性格に問題ありでうだつが上がらない。
【例文3】ノルマが達成できずうだつが上がらない。
うだつが上がらないをテーマにした記事
出世出来ず、地位も向上せず、金銭的にも恵まれず生活が良くならないので幸せになれない
「うだつが上がらない」とはいつまでも出世出来ず、地位も向上せず、金銭的にも恵まれず生活が良くならないので幸せになれない事を意味します。
その語源にはいくつかの説があります。まず「うだつ」というのは元々は密集している町家などで見る事が出来ますが、火事になった時に燃え広がるのを防ぐ為に作った仕切りを指します。その後飾りとしても使われる様になっていきました。その「うだつ」は梁と棟木の間に立てる柱なのですが、構造上上から押さえつけられている様に見えるので「うだつが上がらない」と言われるようになったのが一つです。他にはその「うだつ」自体が無い家を指し、棟上げも出来ないくらいの境遇に置かれているという意味から使われているという説が二つ目です。他にもありますが、この二つが有力視されています。「いつまでもうだつが上がらない人と一緒にいては幸せになれない」の様に使う事が出来ます。
「うだつが上がらない」はあまり自分には使われて欲しく無い言葉ですが、古い町並みが残っている所に出かけた時は是非町家を見上げてみてください。徳島県美馬市などでは「うだつの町並み」を掲げて昔ながらの「うだつ」を大切にしています。他にも岐阜県美濃市では「うだつの上がる町並み」として観光地にもなっています。「うだつを上げる」為に尋ねてみるのも良いかもしれません。皆様の「うだつ」が上がる事を心より願っています。
うだつが上がらないと言われた子供
先日、内の小学6年生の子供が学校の先生から、うだつが上がらないなー!と言われたらしく私に質問して来ました。
先生からうだつが上がらないと言われる事は、余程子供に悪い行いがあったのかと思い、何をしたら言われたのか子供に質問しました。
どうやら、宿題や課題の提出物を忘れる事が多いとの事で、先生から注意されているみたいです。何回か先生から注意され、子供も心を改め提出物を忘れないようにしていたのですが、何かしら忘れてしまうので言われたと思います。
うだつが上がらないと言う言葉は、言われたら恥ずかしい事なので、子供に言葉の意味を教えながら、提出物をしっかりするように注意しました。
注意するだけでは改善されないので、親として教育する為にも毎日確認するようにしていて、最近ではしっかり自分でやれるようになりました。
内の子供はプライドが高いらしく、うだつが上がらないと言われた事が心に響いたみたいです。この言葉は、言われたくはない言葉ですが、良い結果に繋がったので良しとして、今後人から言われないように教育していこうと思っています。
人の心を動かすのは、怒鳴ることや言い聞かせるなどをしなくても、その時相手にとって意味のある言葉を伝える事が大切なんだなと思います。