出たとこ勝負

【漢字】出たとこ勝負
【読み】でたとこしょうぶ 
【意味】事前に準備がなくその場の成り行きで決着をつける。
【例文1】試験範囲を間違えたー!こうなりゃ出たとこ勝負や。
【例文2】あてが外れて出たとこ勝負だ。
【例文3】分かれ道だ。どっちに行こうか。出たとこ勝負だ。

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出たとこ勝負で乗り切った

出たとこ勝負とは準備が不足している状態の中、成り行きに任せることです。
中学時代はテスト範囲が広すぎて勉強が追い付かず、ピンポイントに絞って出たとこ勝負に挑んだものです。ですから、結果は完ぺきではない割にまあまあ学年中間くらいの成績でした。

しかし社会に出ると出たとこ勝負が通用するような甘い世界ではありませんよね。私が身をもって体験したことは、田舎町に就職した社会人1年目の出来事です。新人は毎年忘年会の幹事をやらされるそうです。私たち新人3人はまず初めての会社の忘年会で規模すらわかりません。先輩に聞くと居酒屋と二次会の手配をすればいいとざっくり教えられました。予約なんてどこもしなくても取れるだろうと軽く見ていました。12月になり社員に通知をしなければいけません。先輩からどうなっているのか尋ねられました。まだ予約すらしていなかった新人は「バカ野郎ーこの時期はどこも早めに予約しないといい店とれないんだよー!」と叱られました。慌てた私たちは近場のお店に電話を入れましたが、本当にどこもお座敷は団体の予約がいっぱいで取れませんでした。仕方ないので、職場から離れた居酒屋にだめもとで電話したら開いていましたので、一応セーフとしました。もう社会人になって出たとこ勝負な賭けはやめようと思った日でした。