読書百遍意自ずから通ず

【漢字】読書百遍意自ずから通ず
【読み】どくしょひゃっぺんいおのずからつうず
【意味】どんな難しい本でも繰り返し読めば理解できる。
【例文1】読書百遍意自ずから通ずで医学書を読んでみる。
【例文2】独学で読書百遍意自ずから通ず。
【例文3】10回読み直して読書百遍意自ずから通ず。

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読書百遍意自ずから通ずは説明の努力を怠っていると思う

文章はそれを読む相手に正しく情報を伝えることこそ本義であろうと思います。
対象となる読み手の読解力・語彙力などを想定して、一読するだけで理解させることが理想的でしょう。
しかし実際には、取扱説明書や説明文が解読が必要なほどに難解な記述をしている例が世間には溢れています。
さらにクドイ言い回しや専門用語の多用が解読を困難極まりないものにするのですからたまりません。
分りやすく、簡潔に、たったそれだけのことが出来ていないのです。
一度書いた文章を自分で読み直したり、添削を受けたりしていないのでしょうか。
仕事で書いたとは思えない酷さには呆れ返ります。
それでも我慢して読み直すにしても10回くらいが限界でしょう。
そこから先は文章を書いた人の意図を推察するしかなくなります。
もし自動翻訳や文節のつぎはぎで作られた文章なら、目にした時点で諦めるのが正解です。
文学的な書物ならば、くどい説明を省いて行間を読ませるという手法もあるのでしょう。
それにしてすら百遍読み返すことで理解することを、著作者が読者に強いることなどある得るでしょうか。