水に流す

【漢字】水に流す
【読み】みずにながす
【意味】過去のもつれた関係をなかったかのように許す。
【例文1】あの発言は水に流す事はできない。
【例文2】もう昔の事は水に流そう。
【例文3】過去の過ちは水に流してやり直す。

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水に流せば上手くいく

会社の同僚がお金に困っていました。比較的信用できる誠実な男で、こちらの頼み事も快く引き受けてくれる良い面もたくさん持ち合わせている男でした。彼が私にあるとき生活に困っているからお金を貸して欲しいとの訴えがありました。1万円貸しました。給料日にちゃんと返してくれました。しかし彼は生活が楽になるわけでもなく、またお金を貸して欲しいとのことで今度は2万円貸しました。誠実な彼はちゃんと期日までにお金を返してくれました。段々と生活が苦しいのか気付いたときには彼に10万円貸していました。彼はさすがに期日日にはお金を返せなくなりました。そこで、自分はこのお金を水に流しました。彼はお金を返すと言っていますが、金のトラブルは縁の切れ目になるかも貸す方の私も悪い一面があるのです。貸したお金はやったお金と割り切って水に流した方がこれからの彼との関係が良好にいくと思ったからです。彼とは約束をして今後彼とも仕事やプライベートで仲良くしていきたいので、これ以上のお金の貸しはしないことを約束しました。しかし彼はお金を私に返すと言ってくれます。ひとまず水に流しましたので様子を見ることにします。

ケンカした友人のことは水に流すことができて良かったです

私が通っていた中学校の女子は気が強い女の子が多かった気がします。中学生という反抗期の時期でも思春期の時期でもあったからなのか、女子は集団で行動し、いじめも多少はありました。私もどちらかというと気が強い方なのでよく友達と衝突したりすることがありました。自分に非があったときはもちろん謝るし反省もします。けれど、自分が悪かないなと思ったら絶対に謝りませんでした。中学一年生の時、些細なことから同じクラスの友人と喧嘩をしてしまいました。喧嘩したまま時はたち、二年生の時にクラス替えがありました。クラスは離れてしまったため、余計仲直りするタイミングがなくなったのです。二人ともお互い違う友達ができ、それなりに楽しく中学生活を送ってきました。顔もあまり合わせることがなかったので最後まで一言も話さないまま卒業してしまいました。高校も離れ、大学も都内の大学に通うことにしました。
二十歳の成人式で久しぶりに地元に帰り、みんなで懐かしい話や今の心境など様々な話で盛り上がりました。成人式の会場の中にはあの時喧嘩したままだった友人の姿もありました。私も大人になったし久しぶりに話しかけてみようと思い、話しかけました。時が経ったというのもあるのか私も向こうも水に流すことができていました。