話を付ける

【漢字】話を付ける
【読み】はなしをつける
【意味】納得がいくように合意を得る。
【例文1】高齢の祖母が販売訪問に引っかかった。業者に話を付けてやる。
【例文2】示談金で被害者と話を付ける。
【例文3】店長が客と話を付ける。

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話を付けるとは

双方が抱える事案を、交渉によってどちらにも了承出来る形に持って行く事を「話を付ける」と言います。その際にはお互い交渉に相応しい人物を立てて、交渉に箔を付ける事でより納得が行く様にします。国同士の話し合いで首相クラスが出席する事を、俗にトップ会談という言い方をします。あれこそまさに話を付ける為にやるのですが、必ずしもトップ同士でする話がすんなりと行くとは限らず、交渉とはそれだけ自分達に有利な結果を得られるかに掛かっているのです。かつては組織同士の争い事が起きて、双方引けない所まで来た時に、仲介人と交渉人の3人で行う話し合いを「手打ち」と言い、内容は「話を付ける」事に他なりません。どちらもそれ相応の人物を出す以上、そこできちんと話をまとめられなければ、お互い恥をかく事になりますので人選は大事になって来ます。もちろん立場が拮抗した者同士の場合ばかりではありませんので、どちらかが一方的に話を付けるケースもあったりします。話し合いはあくまで交渉力が肝心であり、力関係で劣るからと言って何もかも相手に有利な結果にする必要はありません。そうでなければ話を付ける意味がありませんし、少しでも自分により良い結果が欲しいのであれば、互角に渡り合う交渉術と度胸があれば何も臆する事はないでしょう。