鉄面皮
【漢字】鉄面皮
【読み】てつめんぴ
【意味】面の皮が鉄でできているような恥知らずで厚かましい者。
【例文1】鉄面皮な男。
【例文2】鉄面皮な常連客。
【例文3】無神経で鉄面皮だ。
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一般的には恥ずかしいと感じることについて何も思わないという人を指す
「鉄面皮」という言葉は簡単に言うと、面が鉄のように厚いことから、厚顔無恥という言葉とほぼ同じ意味を持っていると言えます。一般的には恥ずかしいと感じることについて何も思わないという状態を指しており、いい意味ではないと言えます。鉄面皮の意味自体はあまり良いとは言えないものの、実際に鉄面皮の人がいれば、その人は幸せな人だと言えると思うのです。一般の人が感じるような恥ずかしさの感覚がないということなので、他の人ならば躊躇してしまうようなことでも平気でできてしまうことがあるわけですから、それによって得をするケースがあるはずなのです。それに鉄面皮の人は自分への周りの評価とかが気にならない人でもあると思うので、常に他人の顔色をうかがって生きる必要がなく、生きたいように生きられている状態と言えて、それは幸せと評価しても良いのではないでしょうか?ある意味鈍感という言い方もできるかと思いますが、そういうマイナスのイメージのある言葉がぴったりな人の方が、実はその人の主観の面で言えば幸せと感じられることもよくあるのではないか?と思います。そういう意味では、決して悪い言葉とも言えない可能性もあります。
鉄面皮のような人にはならない方が良い
当たり前のようですが、恥を恥と思わないような人にはならない方が良いです。鉄面皮のような人にならない方が身のためになるとも言えます。なぜなら、恥を恥だと思わないような人になってしまうと、自分の周りから人が離れていってしまうからです。特に「恥を恥だと理解している人」は、すぐに自分から離れていってしまうことでしょう。
ですが恐らくそれでも、自分の周りにいてくれる人はいます。しかしどんな人がいてくれるかと言えば、もちろん自分と同様の恥知らずな人たちです。なにせ恥を恥だと思っている人は、離れていきますからね。そのため自然と、鉄面皮のような人たちしか、自分の周りには残されないのです。きっとそのような人たちと一緒に過ごす時間は、とても楽しいものでしょう。ですがいつか「恥を恥」と理解できるようになったとき、過去を思い返してみれば、恥ずかしい記憶ばかりが蘇ることが想像にたやすいです。きっと嫌な気持ちになるでしょう。
とはいっても、一体どんなことが『恥』と言えるのか、分からないかもしれません。しかしこういうのは、自分で答えを見つけていくものです。難しいですが「あの人はよくあんなことが出来るな」と感じるようなことがあれば、それはもしかすると『恥』と言える行為かもしれませんね。