張り子の虎
【漢字】張り子の虎
【読み】はりこにとら
【意味】竹や和紙の型で空洞になった胴体とは別に頭が動く虎の縁起物。実際使われるのは人が言うことにただうなずくだけの人や能力もないのに威張る者をいう。
【例文1】友人の愚痴を張り子の虎で聞く。
【例文2】口ばかりで張り子の虎。
【例文3】なに聞いても張り子の虎。
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張り子の虎を知ってますか?
張り子の虎は首が動くおもちゃのようですが、存在は知っていますが、実物をいつ見たか覚えていません。
縁起物で、端午の節句の飾りとされたり、またお正月にも適しているようです。
わが子の健やかな健康を祈願する意味があるだけでなく、戦勝、魔除けの意味もあることから商家では大切に飾られていたようです。
しかし正直に言うと、本当に飾っている家があるのかと思ってしまうのです。
首が動く様子が面白いから人気があると、張り子の虎の通販会社が勝手に言ってるだけでは、と勘繰ってしまいます。
というのも今の時代、お雛様でさえ勝手に人数を制限され、せいぜい男雛女雛の二体だけがガラスケースに入って売られています。
もちろん勢ぞろいのお雛様の飾りもありますが、端午の節句はお雛様ほどの派手さがなく、規模もこじんまりとしています。
勝手な見解ですが、今のご時世に兜さえない家も多いでしょうし、張り子の虎がどこの家にあるのでしょうか。
間違いなく昔に比べると、存在感が薄くなっていると思われる張り子の虎です。
ところが、この考えが半分正解で、残り半分は間違っていることを知りました。
そもそも張り子の虎は、住む地域によっては知らない人がいてもおかしくないようです。
たとえば関西では端午の節句にそれを贈る習慣があるようですが、関東では知らない人が多いということでした。
私は関西にも関東にも住んだことがありませんが、一度しっかり、張り子の虎を見てみたいものです。