労を多とする

【漢字】労を多とする
【読み】ろうをたとする
【意味】相手の働きに感謝の気持ちを表す言葉。
【例文1】自分が子育てをしてわかった。両親に労を多とする。
【例文2】社員に労を多とする。
【例文3】労を多として慰労会を開催する。

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「労を多とする」といわれても褒められた気分になれません

上司やお偉いさんに「御苦労」と言われるとそれなりに評価された気にもなれます。
「労を多とする」は仕事を評価しねぎらうの言葉です。
労働や苦労という言葉に使用されている労は「労う」と書いて「ねぎらう」なので、たくさんねぎらうよ~を偉そうに言ったのでしょう。
偉い人が偉そうに喋るのは、自身に威厳を持たせる常套手段で特に珍しくもないのですが、聞くものの心に届きにくい気がします。
素直に「よく頑張った。感動した」と言われた方が単純に気分が良いです。
もっともそれは十二分に権威があり飾り立てるなど不要な地位に上り詰めた者の余裕からくるのかも知れません。
会社や学校など組織の長が演説を一言二言の簡潔な文言にまとめて終了してしまったならばどうでしょう。
平の構成員は短時間で済むことを有難がるかもしれませんが、来客や組織幹部連中には手抜きをした印象を与えかねません。
それなりに熟慮し練り上げられた演説によって集会や催しを権威付けようとする意図が台無しになりかねません。
短い時間で感動的な話でもしてくれれば良いのでしょうが、そんな上手い演説はそう簡単に出来ません。