手が離れる

【漢字】手が離れる
【読み】てがはなれる
【意味】世話をしなくてもいい。一段落して落ち着く。
【例文1】子どもたちが成人して手が離れて自由になる。
【例文2】社会人になり子どもの手が離れる。
【例文3】手が離れて成長を感じる。

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「手が離れる」のはいつのこと?

「世話がかからなくなる」「世話をしていた対象がひとり立ちする」という意味です。
十数年世話をしていた子どもがひとり立ちしたり、世話していた新入社員が1人前になったりした時に使う言葉です。
親はついつい手をかけてしまいがちですが、度を越えて接してしまう人も中にはいるようです。
わが子の行く先、行く先であらかじめ準備を整えたり、親が何でもやってあげたり、いつまでも実家暮らしを許していたり……。
もちろん親の方が人生経験が豊富で、それは子どもはどう背伸びしてもかないません。
子どもにやらせるよりも、親がやったほうが早い事などいくつもあるでしょう。
しかし、それではどちらも成長しません。
当たり前で厳しい現実ですが、寿命をまっとうした場合、どうしても親の方が先に旅立ってしまいます。
その時、親からの過保護を受けていた子どもは、いったいどうなる事でしょう?
いまいちど、親子の関係を見直してみるのもいいかもしれませんね。

手が離れるの言葉の意味と使われ方

手が離れるの言葉の意味ですが、1つは仕事が一段落した事で、今まで従事してきた仕事との関係が無くなる事や、2つ目としては育ててきた子供が成長し、世話が必要無くなる等の意味合いとして使われます。いずれの場合も自分が中心に携わってきた事から離れる事を意味しておりますが、全くの関係を持たなくても済むと言う意味では無く、自分がいなくてもこの先は大丈夫であると考えたり、少し離れた所からこの先も見守っていく等の意味合いが込められております。具体的な使用例としては、「この仕事をようやく軌道に乗せる事が出来たので私から手が離れる」や「子供がようやく成人し社会人になったので親の手が離れる」等と使用します。特に子供の成長の場合には、子供の成長の度合いによってこの言葉を何度も使う事が出来、例えばオムツが取れた時や、小学校、中学校、高校、大学と進学して行く都度にも使う事が出来ますし、結婚した場合にも同じ事が言えます。とにかく子供の成長はその節目がある度に、親の手が離れて行きます。一方で、親などの高齢者の介護にも同じ事が言え、ご自宅等で介護をされている場合は手が掛かるとされますが、万が一逝去された時には、手が離れると言う言葉で送りだしてあげる事が必要です。