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手作り言葉辞典について

手作り言葉辞典では、ユーザーが疑問に思って検索してきそうな言葉の を載せています。 検索して調べてきそうな言葉とは、ここでは「ことわざ」「慣用句」「四字熟語」「故事成語」の4つになります。 それぞれの意味は下記の通りです。 古くから言い伝えられてきた、教訓または風刺の意味を含んだ短い言葉。生活体験から きた社会常識を示すものが多い。 二語以上の単語が結合して、それ全体である特定の意味を表すもの。 漢字4字で構成される熟語。 故事をもとにしてできた言葉。特に、中国の故事からできた語。 Powered by 手作り言葉辞典

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明日の百より今日の五十

【漢字】明日の百より今日の五十 【読み】あすのひゃくよりきょうのごじゅう 【意味】あとでたくさんもらうより、少なくてもいいから今確実にもらう方がいいという意味。 【例文】次いつ会えるかわからない。明日の百より今日の五十だ。貸した金返して。 「明日の百より今日の五十」という言葉をご存知でしょうか? この言葉は、未来のあてにならない大きな利益を期待するよりも、少しでも今確実に手に入るものを選択する方が賢明である、という意味です。 言葉通りにとるなら、明日100万円貰うという不確かな約束よりも、今確実に50万円貰っておいた方が賢い、となりますね。 もしもこうした状況に出くわしたとして、どちらを選ぶのかというのは人それぞれでしょう。 ギャンブルを嗜む人は大きな利益を得るために多少の投資は仕方ない、と考える傾向が多いように考えます。 しかし、個人的には「明日の百より今日の五十」という保守的な考えには、好感が持てます。 特に金銭面に関してはリスクを避けたいので、今確実に手に入る金額を貰いたいと感じるのです。 もし一日待ってプラス50万円貰えるのであればそれは嬉しいことですが、その約束が必ず守られるとは限りません。 「絶対」という言葉は、この場合存在しないと思っているのです。 損をするのは勿論嫌ですが、それ以上に約束を守ってもらえなかったということは、私にとってとても辛いものです。 自分を守るためにも、この「明日の百より今日の五十」という意識は大切であるように感じました。

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頭を捻る

【漢字】頭を捻る 【読み】あたまをひねる 【意味】あれこれと思いめぐらす。 【例文1】どうすれば親にスマホを買ってもらえるか頭を捻る。 【例文2】売り上げを上げるために頭を捻る。 半年ほど前から親戚の子を我が家で預かるようになりました。うちは夫婦二人で広めかつ二世帯住宅の一戸建てに住んでいますので、実際に生活を始めてみるとお互いプライベートスペースは確保出来ていますからすごく気楽です。預かっているのは高校生の男の子なのですが、まさに文武両道で賢く、良い高校に進学するために我が家にやってきたわけです。中学時代は生徒会長をこなしていて、まさにエリートな感じの子です。 とはいえ、彼がここにやってくるには相当頭を捻るような時間があったと言っていました。彼の親御さんは普通の家で、東京の学校に出すほどの余裕は無いとのことです。優秀なので奨学金やさまざまな制度を活用出来ますが、寮生活だと金銭的には厳しいと。そこで、彼自身すごく悩んだそうです。そのくらい行きたい高校だったんですよね。 そして、頭を捻ることでようやく出た解決策が我が家でした。うちは二人とも自営業なので、その手伝いをすることで何とか狭い部屋でいいので一つ貸してくれないのかということでした。驚くことに、私達の仕事を知って独学で練習したそうです。即戦力になるレベルでした。この情熱を買って今回の計画を了承したのですが、これだけ能力があるのに頭を捻らないと解決しないのですから、環境の違いは重要ですね。 わたしの部署の上長は基本、決まった人としか接しません。 飲み会はもちろんのこと、会話すら決まった人以外とはしません。 まあ別に困らないし、なにか話したいわけでもないし、全然今の状態に不満はありません。 仕事上の絡みもないし。 先日、わたしと同じ業務をしている同僚が退職することになり、課内で送別会をしました。 とても楽しくちょっと寂しい素敵な送別会でした。 が、その送別会とは別に上長の仕切りで部内の様々な課から自分のお気に入りだけに声をかけて送別会をしていたのです。 別にわたしは気に入られていないことはわかっていたけれど、あまりいい気持ちはしないものだと感じました。 誘われた人と誘われていない人にどのような差があるのか、なんだかとても寂しい気持ちになりました。 退職する同僚は、自分の課内の人が一人もいないことに疑問を持ちつつも、送別会を開いてくれたことには喜んでいるようでした。 退職する同僚が喜んでいたのでオールオッケーなのですが、誘われなかったその他の同僚は正直な話もやもやするし、上長のえこひいきに頭を捻る人もいました。 上長も人間なので好き嫌いがあるのは当然ですが、やはりえこひいきされない側はしんどいですよね。

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塩梅

【漢字】塩梅 【読み】あんばい 【意味】物事の加減。程合い。 【例文1】いい塩梅にお腹が空いてきた。 【例文2】いい塩梅の味付けだ。 「塩梅が良い」という言葉は、年配の人が使うイメージがありました。 私の中では昔の人が使っていた言葉という感覚です。 しかし、今でも塩梅は使われているのだろうと思います。 実際に家でも梅干しを漬けていますが、塩加減がちょうど良いとは言いますが、塩梅が良いとはあまり行ったことがありません。 むしろ体調を聞かれて、調子が良い時は、「今日は塩梅が良い」といった使われ方をするほうが多いのかもしれません。 とは言え、私がもし体調を聞かれても、「今日は体調が良いです」または「今日も体調が良いです」というでしょう。 ちょっとした言葉の違いなのですが、塩梅を入れるのと入れないのとでは印象が変わってきてしまいます。 もし、私が「今日は塩梅が良い」と自分よりも年下の人に言っても、中には「?」となってしまう人もいるかもしれません。 それでもこうした言葉を知っているだけでも、もし誰かに言われても理解することができるでしょう。 時代とともに使われなくなっていく言葉もあります。 梅干しも家庭で着けないどころか、塩分などの問題で食べなくなってきているのかもしれません。 しかし、日本の食文化は構成にも伝えていきたいものです。 ちょっと古く感じる言葉が、時には良い塩梅にしてくれることもあります。 梅干しを作る際に塩で締める時、分量の調整を「塩梅」と言います。塩加減が良ければ「塩梅が良い」となり、当然ながら悪いと「塩梅が悪い」となります。総じて、他の状況にも使用する事があり、「しめサバの酢の具合が良い塩梅に仕上がっている」や「良い塩梅に話が進む」などと用途は様々です。梅干し作りの最初の工程で、塩を使って梅を締めるのですが、ここでの塩の分量が梅干しの良し悪しを決める大事な仕事であります。ここをしくじると後での調整は出来ませんので、塩梅の出来が梅干しの出来に直結していると言っても過言ではありません。それだけ大事な行程ですので家庭で梅干しを作る時は、その家の大ベテランが担当する事になります。順当に考えればお婆ちゃんの腕の見せ所になる訳です。梅干しは昔から何かと重宝されるアイテムとして、身近な存在であります。お弁当の防腐剤代わりにご飯の真ん中に入っていたり、胃腸が調子悪い時の薬になったり近年ではお酒の中に入っている事もあります。単体で食すととてもしょっぱいですが、ご飯のお共には最適の食品です。おにぎりの中の具では常に上位をキープする絶対的な存在なのです。そんな梅干しの人気を支えているのは紛れもなく「塩梅」であり、これ失くして梅干しの地位は確立出来はしないでしょう。 中学生のときに家庭科の授業で『塩梅』について教わりました。ざっくり説明すると『料理の味加減』のことですね。しかしこのとき、家庭科の先生からもう一つの意味も教わりました。それは『程よい具合や様子』です。当時の先生が言っていたのは「料理の味加減という意味が派生して、程よい調子のものについて良い塩梅だ、と使うときがある」ということでした。その学期の期末テストにも『塩梅』と書かせる問題があったので、今でも塩梅という単語は印象的です。 ただ今になって振り返ると、先生がテストに『塩梅』を出題したのは、生徒たちが大人になったときのことを思ってだったようにも感じます。もしかすると、家庭科の授業は英語や国語と違って授業時間数が少ないため、他に出題できる問題がなかったという可能性も無きにしも非ずかもしれません。それでも先生が『塩梅』を出題したのは、やはりそれが生徒たちのためになるからだったのではと思えます。 現に大人になってからも『塩梅』という単語を使うときがあります。それも料理の方の意味ではなく、派生した方の意味ですね。むしろ料理に関することで使う方が少ないくらいです。ひょっとして元々の意味の方は薄れてきているのではと訝しんでしまうほどです。中学生のとき、家庭科の授業できちんと『塩梅』について学んでおいて良かったと思いますね。

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足手まとい

【漢字】足手まとい 【読み】あしでまとい 【意味】行動する時に煩わしい者。 【例文1】バーゲンセールに幼児は足手まといになるので祖母に預けて行く。 【例文2】ケガをして足手まといになる。 音楽やスポーツの世界で団体で行う際は一人でも練習をサボってしまうと、みんなの足を引っ張ってしまうことになります。 例えばバンドの練習をするとき各パートの練習をしてこないと、演奏そのものがバランス崩れて足手まといになってしまいます。どのパートも重要になるものばかりですが、とくにベースとドラムはリズムの基本となるので、練習してこないとテンポが合わず足手まといとなります。練習をしてきてからスタジオ入りするのと、しないでスタジオ入りするのとでは、演奏に大きな開きがあるので練習だけはしっかりやっておいて欲しいものです。 野球や他のスポーツでも同じことがいえますが、みんなが協力してやるものに関して、一人だけ練習をサボるとその人はエラーばかりするようになってしまいます。ぶっつけ本番でやろうとする人が一人でもいるとそのチームの足手まといになるので、やはり練習だけはきちんとしておいた方がいいと思います。チームがうまくまとまって貢献できるようになるには、一人ひとりが努力をしているはずです。足手まといにならないように決められた課題は、各自こなすようにしていくと全体的にまとまっていき、いい結果が残せるようになります。

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朝飯前

【漢字】朝飯前 【読み】あさめしまえ 【意味】たやすく出来ること。 【例文1】こんな問題朝飯前。 【例文2】日曜大工は朝飯前。 入社当時はどう取り組めば良いのかさえわからなかった仕事も、段々と慣れていけば朝飯前と簡単にこなすことが出来るようになります。例えば表計算ですね。初めて利用する場合、何がどうなっているのか全然わからなかったという方も多いかと思います。私も最初はこんなのまともに使えるようになるのかと不安が大きかったです。しかし、今は本当に楽に書類などの作成が出来るようになりました。仕事に慣れれば慣れるほど楽に作れるようになっていきますね。 朝飯前、とても良い言葉だと思います。朝食を食べなくても出来るくらい楽に出来るという意味ですから。仕事はこうあるべきだと思っています。日本人の場合、長く手をかけた仕事や頑張りなどが評価されがちですよね。同じ結果が出ると、楽にやった方と辛くやった方では後者の方が評価されがちです。しかし、実際に評価すべきなのは、楽にやった方。同じ仕事で同じ結果を出すなら、楽にやった方が良いに決まっています。そっちの方がスマートですよね。 私自身こういう考えになる前は、とにかく必死に頑張ることばかりを考えていました。しかし、それは違います。朝飯前くらいの気持ちを心がけることで気持ちにもゆとりが出来ます。そして、その考えに至るには、経験も重要だと思います。

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青二才

【漢字】青二才 【読み】あおにさい 【意味】生まれたての赤ちゃんにはお尻に青い蒙古斑がある。そこから成熟者が未熟者を見下していう言葉。謙遜した言い方。 【例文1】棟梁からまだまだ青二才だなと言われた。 【例文2】まだまだ青二才ですが、がんばります。 青二才って実生活で使う事ってあまりないような感じです。 それよりも自分の経験からいうと、主に漫画の世界で登場してるような言葉なのです。 実際に相手から青二才とか言われたとしたら、あまりいい気はしません。 もちろん、この言葉の意味自体が経験の浅い人に対して向けられるので納得はできますが、それでもどちらかというと好きではない方です。 たぶん言う側の相手の立場は上司や、その道の熟練者や経験者だと思います。 そして、自分がまだ物事に慣れてない状態の時に「この青二才が!」とか言われたらその人に対する評価が下がります。 まだ自分が未熟な時だったら、アドバイスや意見などがあるのでしょうが、それでも頭ごなしに否定させたらいい気のする人ってあまりいないのではないでしょうか。 ただある程度、信頼してたり好きな相手から「まだまだ青二才だな」と微笑みながら言われた場合には、それほど好感度も下がりません。 逆に「この人のようになるために努力しよう」という気持ちになります。 本人が謙虚になって「自分はまだ青二才ですので」などを言う場合です。 その時に相手の気持ちとしては、「可愛いな。色々と教えてあげよう」と思ってくれる可能性もあります。 生まれて間もない乳児のお尻の青さに見立て、若さに任せて考えや行動が充分でない人を軽視する表現が「青二才」と言います。未熟さ故に後先考えない行動や発言が目立ち、対峙する相手に良い様に遣り込められてしまいます。若い人とベテランの人が勝負する時に良く耳にするのが「青二才の若造が」と言う言葉ですが、若い相手を前にして自分の方が有利と思い、つい油断している事が窺える一言だと思います。他にも「ウチの息子はまだまだ青二才なので、そんな大役務まるとは思えない」などは、経験不足を鑑みた発言であり、成功より失敗の可能性が高いと思ってる時の言葉でもあります。先の「青二才の若造が」の方は、明らかに相手を見た目で判断しハナから見くびっていますので、そこに隙が生じ返り討ちにあう事もしばしば見受けられます。何事も油断は禁物ですが、人というのはどうしても相手を見た目で決めつける嫌いがあり、実は若者の方が修練を良く積んでいる事に気付いていないのです。その時点で勝負は既に着いた様なもので、もしこれが真剣勝負の場であれば、後になって後悔しても斬られてからでは遅いのです。未熟であるが故に失敗するケースもあるでしょうが、相手を見くびって負ける手合も無駄に歳を喰っているだけの「青二才」と言って良いと思うのです。

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案の定

【漢字】案の定 【読み】あんのじょう 【意味】予想通りに悪い事が起きる。 【例文1】案の定、言った通りになったじゃないか。 【例文2】案の定、事業が失敗した。 思っていた通り、予想通りの展開になることを「案の定」といいます。子どものころは、国語の授業でこの言葉を学び、教科書の物語の中に出てくるちょっと難しい言葉というイメージでした。ところが、経験を重ねていき大人になるにつれ、この案の定という言葉がとても身近に感じられるようになりました。それは、物事の見通しをたてられるようになったからに他ならないのですが、あまり喜ばしくは思えません。それは、案の定という言葉を使うときには、どちらかというとマイナスな方向にことが進むと予想するからです。 特に、子どもが生まれてからは、子どもがいろいろなことをやらかし、親に手をかけさせます。「あー、そんなことすると大変なことになる」とヒヤヒヤし、案の定そうなるというパターンがしょっちゅうです。でも、そこで案の定と感じるのは大人だけで、子どもにとっては何もかもが新しい発見。それを予想できるからといって手を回してしまうのは過干渉です。 大きな怪我につながるような危険なことや他人に迷惑をかけるのが明らかなことに関しては、案の定そうなるという前にもちろん止めなければなりません。しかし、そうではない場合は、たとえ大人が失敗を予測できたとしても、そっと見守ることも必要です。それが、子どもに自分の力で案の定を使える機会を与えることにつながるからです。

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暗中模索

【漢字】暗中模索 【読み】あんちゅうもさく 【意味】何もわからないところから手探り状態で探し求めること。 【例文1】暗中模索でアイディアを考える。 【例文2】暗中模索で行方不明者を探す。 暗中模索という言葉の意味は、「手がかりがないままに、あれこれとやってみること」を言います。 もともと、暗中模索という言葉は、「暗闇くらやみの中で、手探りをして求める」という意味からきています。 手探りで、想定しながら、調べていくことに対しては、なかなか身になることではあります。 例えば、事業において新規事業を立ち上げる場合、その事業の先駆者がいない中で、自らの力で道を切り開いていく必要があります。 私はこの新規事業の立ち上げに携わったことがありますが、大変苦労をした覚えがあり、今でも忘れられない出来事ではあります。 新規事業を推し進めていくには、目の前に目標物が何もない中で、いかに自分の「道を切り開いて」、進んでいく力が必要であると思います。 さらに、ステイクスフォルダーに対して説明をしていきながら、外堀を埋めていく必要がありますので、大変骨が折れます。 つまり自分の味方を多くつけて、最終的な結論を導き出すということにあるかと思います。 人間、手がかりがない中で色々とあれこれと行動をしていくことは、なかなか難しいことでもありますが、すでに道があるところに身を置いてしまうのは、少し楽しくないような気がします。

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案ずるよりも産むが易し

【漢字】案ずるよりも産むが易し 【読み】あんずるよりもうむがごとし 【意味】無駄な心配はいらない。始める前は色々と心配事が多いが、実際に始めてみると案外できるものである。 【例文1】そんなに気になるなら案ずるよりも産むが易しで転職してみたらどうだい? 【例文2】一人旅は案ずるよりも産むが易しだ。 「案ずるよりも産むが易し」という言葉がありますが、これは始めるまではあれこれ心配してしまうものの、終わってみると容易くできるという意味です。 元々はお産のことについて言った言葉ですが、転じてこの意味になったと言われています。 私は仕事柄、これを感じることが多々あります。 私は技術職であるため、その場での自分のテクニックが物を言う職です。 そのため、失敗が許されずに担っている責任が重く、大きな仕事の前日は大丈夫かと心配して眠れないことも頻繁にありました。 しかし、いざ当日になって終わってみると、驚くくらい拍子抜けしてしまうことも多いのです。 勿論、自分の事前準備がしっかりしているかどうかも重要なんですが、こういう時はまさに「案ずるよりも産むが易し」という言葉を実感します。 そのため、最近ではこの言葉を座右の銘として掲げているんですが、前日どうしても眠れない時はこの言葉を唱えると、なんだか自信が湧いてきます。 大丈夫、私ならできる、と思うことができ、そのポジティブな気持ちが仕事にもいい方向に繋がるのです。 最近では怖いものがなくなっていき、新しいことにもチャレンジする勇気も出てきました。 言葉の力とは絶大なものなんだなと感じた瞬間でした。 インターネットが当たり前の世の中になって、なんでも事前にインターネットで調べてからじゃないと実行できないという人が増えています。 かくいう私もその一人で、初めての場所に行く時は必ずスマホに地図を保存しておきます。今就職活動中ですが、面接を受ける前に必ず企業の評判を調べます。 しかし、案ずるより産むが易しというように、まずやってみることが重要ではないかと最近思うようになりました。 道は間違えた方が覚えられるし、面接を受けるだけなら企業の評判は関係ありません。受かったら調べればいいのです。 インターネットは便利ですが、何でも調べすぎることで自分で考える力や、資料やインタビューなど他の媒体から情報を得る力が損なわれることを実感しています。 そして、先の就職活動の例のように調べる必要のないことまで調べてしまって大切な時間を奪われている感さえあります。 さらに、職場に溶け込めないなど自分の悩みについて調べるなら、インターネットよりも本や人とと話すことの方が解決策が得られることが多いです。 ネット上で悩みに回答してくれる人は、自分のことをよく知っている人ではないし、専門家でないことがほとんどだからです。 時間を浪費しないためにも、事前にネットの習慣をやめようと思います。

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安心立命

【漢字】安心立命 【読み】あんじんりゅうみょう(「あんしんりつめい」とも読む) 【意味】心が安らかでどんな事にも動揺しない。 【例文1】家族の支えがあったからこそ安心立命でいられた。 【例文2】親となり安心立命で構える。 私の母は、娘の私から見ても大変な苦労人だったと思います。母方の親戚は意地悪な人が多く、祖父母でさえ母に意地悪をします。母の姉にあたる伯母は同じく意地悪なタイプだったので親戚家族には馴染んでいるのですが、母はそういうことが嫌いですから、子どもの頃からターゲットにされていたみたいです。自分で働いて夜学に通い、真面目に働いて父と結婚。父の家は人は良いのですがお金にだらしない人が多く、父だけではなく父方の祖父母の借金返済まで母に回ってきました。 子どもは私と兄、妹がいますが妹は生まれつき体が弱いので今も頻繁に病院に通っています。そんな母を見て、私達子どもも母を支えるために頑張ったものです。 今は父も鬼籍に入り、母の周りには母を煩わせる人達がいなくなりました。ずっと忙しかった日々が終わりを告げ、ゆっくり出来るはずだったのに逆に不安が襲うようになってしまったそうです。それからは仏教の本を呼んでお寺に行ってみたり、山登りをしてみたり。母なりに安心立命の境地を求めるようになりました。母は本当は心の強い人なのか、それとも弱音を吐く暇すら無かったのか、それは本人ではない私にはわかりません。しかし、母が安心立命の境地を求めるのであれば、何かしら手助けはしていきたいなと思っています。

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暗礁に乗り上げる

【漢字】暗礁に乗り上げる 【読み】あんしょうにのりあげる 【意味】思わぬところで障害が出て計画が阻まれる。 【例文1】合コンの終盤にイケメン登場で暗礁に乗り上げる。 【例文2】ダイエット中、ケーキの差し入れがあり暗礁に乗り上げる。 思わぬ事象が発生してしまい、物事がうまく進まない様子を、暗礁に乗り上げるといいます。 例えば、契約交渉において、予期せぬ条件が提示された場合や、うまく物事が運べていたにもかかわらず、最終の局面において、上司やそのうえの方がちゃぶ台をひっくり返すような発言により、案件がストップしてしまうことなど、世の中には暗礁に乗り上げるケースが多々あります。 私も仕事上の案件を遂行している中で、直属の上司からのお墨付きをもらったものの、部長やその上の方からの駄目出しを食らった場合、その後はうまくことを運べす、暗礁に乗り上げることがあります。 いわゆる挫折のようなものに似ていますが、一旦暗礁に乗り上げてしまうと、なかなか元の軌道に戻すことはできません。 したがいまして、このような局面に陥った際には、打開をする目的として、気分転換をお勧めします。 例えば、運動をしてストレスを発散させることは大変良いことですし、好きなことに没頭するのもよいですね。 このように、気分転換をすることで、今まで見えていなかったことが、すぐに現れはじまるようなこともありますし、アイデアがたくさん浮かんでくる場合もあります。 暗礁に乗り上げれは、乗り上げるほど、気分転換をして頭を整理すべきです。 会議で議論が暗礁に乗り上げるのは日常茶飯事、といった方も多いのではないでしょうか。密閉され、人口密度が高い空間で汲々として話し合っていては、良いアイデアは生まれてきません。 まずは基本的なことですが、休憩を取ることです。議論が進まなくなったら、長めの30分くらいの休憩をとって各々が瞑想したり、外に散歩に行ったりすると良いでしょう。脳がリラックスして、全く仕事とは関係ない楽しいことを考えたりしているうちに良いアイデアがぽんと浮かんだりするものです。 次に、ブレインストーミングをするのもおすすめです。ブレインストーミングとは、議題に関連する単語やそれにまた関連する単語をどんどん紙に図式化していくというものです。思考を図式化すると今まで気がつかなかった視点に気づくことができます。絵を描いても構いません。作業自体に没頭して脳がリラックスするのもアイデアを生み出す土壌となります。 そして、対立した2つの意見がまとまらない時は多数決よりも折衷案を作ると良いです。多数決にすると少数派に不満がのこり後々プロジェクトを実行するときに協力が得られない可能性があります。考え方次第で、どちらかを選ばなければいけないと頑なになる必要はありません。 会議を円滑に進めるコツを試してみてください。 私が働いているのは、中小企業の建設業です。 建設業は業界的に、企業理念などが浸透しにくい業種。 なぜなら、会社にいる時間が短く、工事の為に色々な場所に行くことになるからです。 その為、会社に対する帰属意識は低く、自分の給料や仕事内容の事を一番に考えます。 しかし、この状態は良いとは言えません。 帰属意識がなければ、会社の永続に支障が出ます。 自分の事ばかり優先する社員が増えると、新人育成や、マネジメントに目を向けない社員が増えていきます。 このままではいけないと思った経営陣は、企業理念を深める為、クレド作成を試みます。 私はそのクレド作成の担当を任されることになりました。 当時私は入社して間もないころでしたので 「周りに助けてもらいながらやっていこう」 と思っていました。 しかし、現場の状況は想像以上に悪く 「技術がウリ」の会社には到底思えませんでした。 工事に出ればクレームの嵐。 社内では携帯ゲーム。 身だしなみは高校生のような金髪、乱れた服装。 クレド作成以前の問題だと感じました。 まず 「経営理念」って何?と言われるレベルです。 クレド作成の意義を説明するのに、どれくらい時間がかかるか見当もつきませんでした。 こうして私のクレド作成計画は暗礁に乗り上げる結果となりました。 今は、新入社員を普通の社会人になれるよう、教育しているところです。

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泡を食う

【漢字】泡を食う 【読み】あわをくう 【意味】驚いてあわてて逃げ出す様子。 【例文1】庭にヘビが出て泡を食う。 【例文2】山でイノシシと遭遇して泡を食う。 去年、兄が結婚しました。兄嫁さんは、何故うちの兄なんかと結婚したのかと思うほど可愛らしい女性です。小柄で本当に小動物のような感じ。初めて見た時に、思わず可愛い!と口に出してしまったほど。私より5歳も年上の女性に失礼なことを言ってしまったと思ったのですが、ニコニコと私の手を握って大丈夫よと言ってくれます。そんな性格の良さにも私だけではなく親戚一同ニッコリ。大金星だと兄は一躍時の人状態です。 しかし、実際に結婚してみると、兄嫁はちょっと変わった人でした。その行動に対しては泡を食うことばかりです。例えば、ホームレスの方を見かけるとすぐに声をかけます。行政を頼れば生活保護がもらえること、NPO法人などに助けを求めれば行政もよく動いてくれることなどを勢い良くアドバイスするのです。最終的には、しばらくうちに来れば良いなんて言うのですから大変。世の中善良で事情のあるホームレスさんがほとんどでしょうが、中には嫌な事情のある人だっています。この思い切りの良さには驚きました。 趣味も、とても可愛いのに演歌を歌うこと。これは泡を食うしかないと思います。洋服もピンクで可愛いと思っていましたが、それは兄の趣味で実際にはジャージが好きとか。良い人ですが、身内となるとちょっと大変ですね。

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合わせる顔がない

【漢字】合わせる顔がない 【読み】あわせるかおがない 【意味】恥ずかしかったり申し訳なくてその人の前に顔を出すことができない。 【例文1】友人に紹介してもらった職場を1ヶ月で辞めたので合わせる顔がない。 【例文2】無職で親に合わせる顔がない。 意外とズケズケと言いたいことを言います。 言わないと伝わらないし、影でコソコソ言うのは気持ちが悪いからです。 それは相手が誰であれ、そうありたいと思っています。 人によって態度を変えるのはなんだかかっこ悪い気がするからです。 自分なりにポリシーを持っていて、それを貫きたいという気持ちはほかの人より少し強めかもしれません。 ある時、友人の彼氏から告白されたことがあります。 友人とはとてもいい関係を築いていて、なんでも言い合える心地良い関係性でした。 もちろん彼氏とのこともある程度話してくれていました。とてもいいお付き合いをしているように把握していました。 それが、突然の告白。 友人が選んだ人、もちろん素敵な人に決まっています。 ですが、そんなことよりも友人が大事だし、友人の彼氏を選ぶことは絶対にありえません。 だけど、わたしがどうしたところで、この告白が友人とわたしの間に壁を作るであろうことは予測できるし、わたしが友人だとしたら大好きな彼氏が友達を好きになってしまったらもう顔も見たくありません。 友達が彼氏を選ぼうが選ぶまいが、です。 さすがのわたしも合わせる顔がないし、やましい気持ちがないにせよ自然に接することは難しくどうしても気まずくなり、その後友人が新しい恋をするまでの間、空白の期間を過ごしました。 女の友情ってその程度なんですよ。

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蟻の這い出る隙もない

【漢字】蟻の這い出る隙もない 【読み】ありのはいでるすきもない 【意味】ほんのわずかな隙もないほど厳重である。 【例文1】娘の住まいは蟻の這い出る隙もないほどセキュリティ万全がいい。 【例文2】蟻の這い出る隙もないほど熱々カップルだ。 トランプ大統領が2017年11月5日に初来日しました。夜になると銀座のうかい亭で安倍総理と夕食をしたのですが、そのときの警備が蟻の這い出る隙もないほど厳重でした。近くにコンビニがあって個人でも生放送を中継しようと試みた者がいましたが、警察にコンビニの入り口を封鎖されて客が10人ぐらいいたにも関わらず誰も外に出ることができませんでした。車も通行止めで上空には警察のヘリコプターが飛んでいました。そんな蟻の這い出る隙もない状況の中、トランプを乗せた車が登場してきました。マスコミも大勢いましたが、少し離れた所でバリケードが敷かれていて、それ以上前に進むことはできない状況でした。ただ気になったことが一つあって、ネット中継を見ていたときに、蟻の這い出る隙もない道路のはずなのに一般の人が横切るのを何回か見ました。通行人なんだろうけど意外と普通にトランプが食事している建物のそばまで来れてしまうんだなと思いました。ネットでは警備がザルなんじゃないかというコメントもあったほどで、こうなると蟻の這い出る隙もないとは言えないのかなと思ったりもしました。トランプ大統領は何事もなく無事日程を終えて次の訪問先へ向かいましたが、アメリカの警備の方が蟻の這い出る隙もないほどだったなと思いました。

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蟻の歩み

【漢字】蟻の歩み 【読み】ありのあゆみ 【意味】休んだり怠けたりせず、ずっと進んでいく。 【例文1】未熟児で生まれ、蟻の歩みだったが、ようやく人並みに成長した。 【例文2】蟻の歩みで定年退職を迎える。 私の親戚には、とあることを研究している研究者がいます。若い頃から非常に苦労していて、いつもプレッシャーとの戦いだと言っていました。特に派手なことは無くても堅実に着実に研究生活を続けた結果、その集大成の結果が出たんですよね。親戚らしい、とても地味な内容ではあるのですが、その世界においては確かに大きな一歩になりました。そんな彼が座右の銘としているのが蟻の歩みという言葉です。 少しずつでも良いので、怠けない。休まない。ただし、ゆっくりでも良い。休日も研究のことを忘れず、家で出来ることはする。外出中だって常に考えていたそうです。そんな蟻の歩みのような研究生活ですが、気づいた時にはとても大きな結果を出していました。このことは、私にも大きな影響を与えます。 無理に派手なことをしなくても、蟻の歩みでも良いのです。しっかり取り組むこと、まずはそれが一番大切ですよね。そして、気持ちの上でも大きいと思いました。やはり仕事をしていると結果を出そうとして焦ってしまいます。しかし、急がば回れという言葉もあります。最初から結果を出せる人間なんてごくごく限られた話なのですから、今は私も蟻のようにゆっくりとでも、怠けず休まず頑張っています。

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蟻の穴から堤も崩れる

【漢字】蟻の穴から堤も崩れる 【読み】ありのあなからつつみもくずれる 【意味】堤防にできたアリが通るくらいの小さな穴でも放置しておけば堤防でも崩れてしまうので、小さな油断から大惨事にもなり兼ねないという意味。 【例文1】車の定期点検は、蟻の穴から堤も崩れるで大事である。 【例文2】蟻の穴から堤も崩れるから定期健診を受診する。 蟻の穴から堤も崩れる、という言葉があります。 意味としては、例え些細なことであっても、やがて大きな災いを起こすことがあるという内容です。 蟻のような小さな小さな事象でも、積み重なったり、傷口が大きくなると、収拾がつかなくなります。 例えば、最近の上場企業による不祥事がそれを物語っています。 品質のデータ改ざんは、最初はよかれと思ってやった些細な行為だと思いますが、月日が経過して常習化してしまったことで、大きな問題となっている一例です。 また、最近のホットな話題として大相撲の暴行事件も、早く対処せずにずるずると引きずり、最終的に横綱が引退するという、角界にとっては大きな災いになってしまいました。 これらの問題は、過去にもあったことで、その過去の教訓が全く生かされていません。 おそらく対岸の火事と思っていた節もあるかもしれませんし、ちょっとだけならという安易な考えが根付いていたと思います。 ニュースで不祥事や事件が報道されていますが、それらは決して自分の周りに起こらないという考えを捨て、起こる可能性があるという危機感をもたなくてはなりません。 事が起こってからでは遅いので、今のうちに小さな課題があれば潰しておくのがよいですね。

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嵐の前の静けさ

【漢字】嵐の前の静けさ 【読み】あらしのまえのしずけさ 【意味】嵐が起こる前兆のいったん静まりかえった異様な光景をたとえて、揉め事が起きる前の静けさが却って不安な状態をいう。 【例文1】ゴルフ用品の使いすぎがバレたのに何も言ってこないなんて嵐の前の静けさだ。 【例文2】父が大事にしている盆栽を割ってしまった。嵐の前の静けさだ。 「嵐の前の静けさ」という言葉は、何か大きな事件が起きる前の不気味なくらい静かな時のことを表しますが、元々は暴風雨になる前に、一時的に雨や風が収まって静かな状態になることから、このことわざができたと言われています。 私は飲食店でアルバイトをしていた時に、スタッフ間で頻繁にこの言葉を使用していました。 私のアルバイト先は昼間が一番混んでいたんですが、その日はビックリするくらい暇で、全くお客さんが来なかったのです。 今日は絶対早くバイト終わるな~と思っていたその時、車が連なって駐車場に入ってきて、お客さんが怒濤のように押し寄せました。 店内は満席、オーダーを催促するピンポンも鳴り止まない状態でした。 そこまで急に混むなんて予想しなかったために、準備も整っておらず、スタッフはてんやわんや、もう大混乱でした。 ようやく落ち着いた時にはシフトが終わる予定だった時刻を大幅に過ぎていました。 シフトが終わってからスタッフ同士で、「あの静けさはなんだったんだ」と話していましたが、ふと嵐の前の静けさってこういうことだったんだ、と話が終着しました。 その後はなんだか暇な時間があると、その分、一気にお客さんが来るのではないかとソワソワしてしまっていました。

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過ちて改めざる、これを過ちという

【漢字】過ちて改めざる、これを過ちという 【読み】あやまちてあたらめざる、これをあやまちという 【意味】過ちは誰でも犯すが、本当の過ちは過ちを犯しても改めない事だ。 【例文1】過ちて改めざる、これを過ちというのだから、指摘されたらすぐに改心すべきだ。 【例文2】彼は頑固で過ちて改めざる、これを過ちという。 過ちて改めざる、これを過ちというは、自分が正しくないことをしてそれを分かっていながら、そのままにするのが過ちですよ。という事です。 それを知った自分のこの言葉に対する感想は、こんな人間にはなりたくないでした。 反省をしないで、そのまま過ごすことは成長や進化がないことになります。 自分の間違ったところがあったときにはそれを謙虚に直していくことこそ大事なことだと思います。 この「過ちて改めざる、これを過ちという」のは反省することが全くないのは、間違ってる事なので改善しましょうという良い教えで救いもあります。 さすがに偉人の孔子(こうし)が言われたメッセージですよね。 今のところは、この言葉のお世話になる必要はなさそうですが、それでも自分がもしかして調子に乗り過ぎてしまうことがありかもしれません。 そんなときこそ良くなかった点を検討して、それを放置させずに修正していくことが、孔子の残した「過ちて改めざる、これを過ちという」の教えに報いることになります。 ただ自分の中では、反省と後悔の線引きはしっかりとしてます。 反省は文字通り、良くなかったところを省いていくことです。 そのため良い自分になっていけます。 それに対して後悔だと、その場に立ちどまったまま次の行動につながりにくいなどの理由から「反省はしても後悔はほとんどしない」と決めてるのです。

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雨降って地固まる

【漢字】雨降って地固まる 【読み】あめふってじかたまる 【意味】雨が降った後は地面がしっかり固まるもので、争い事の後は、かえって良い結果や安定した状態になること。 【例文1】彼女と大ゲンカしたけど、言いたいことをハッキリ言い合えてより愛情が深まった。雨降って地固まるだ。 【例文2】嫁姑問題が雨降って地固まるで解決。 物事が良い方向へ変化していく前は、揉め事が多くなるような気がします。 「雨降って地固まる」ということがわかっていても、やはりできるだけ揉め事はない方が良いと思ってしまいます。 しかし、雨が降らなければ地面が固まらないように、問題がある時は雨のような何らかの出来事が必要なのかもしれません。 出会ったばかりの頃は喧嘩ばかりをしていた者同士が、大親友になるということも良くあります。 お互いを理解するまでには、衝突が多く、トラブルが続いてしまうのかもしれません。 ですが、それを乗り越えることで、相互作用で今までよりも、強力になっていけるのだと思います。 現在も世の中は様々な問題が起きています。 問題が明るみに出て、揉め事が起きているということは、良い方向へ解決していくための必要なプロセスなのかもしれません。 そう考えれば、多少のトラブルは仕方がないのかもしれませんが、できるだけ犠牲者が出ないようにしたいものです。 将来的に良くなる方向へ導くためには、今の問題が起きることが必然的なのかもしれません。 しかし、雨が降り過ぎて、地面が固まるどころか、思わぬ方向へ行ってしまい、どこかへ流されてしまうようなことがないように気をつけなければいけないと思います。 私がこの「雨降って地固まる」という慣用句を初めて知ったのは小学校3年生くらいの時で、ただただ色々な慣用句を覚えてるのが、楽しかったので慣用句辞典から覚えました。そんなに深い思い出はないのですが、語呂がよく覚えやすかったのであれから数十年たった今でも覚えています。 この慣用句の意味は「争い事や喧嘩などの揉め事があった後はお互いに信頼関係が生まれて、かえって揉め事が起こる前よりも関係がよくなる」といった意味です。 小さいときの私は喧嘩することは多々ありましたが、仲直りしてもそれほど関係がよくなることもなくいつも通りの関係でした。なのでこの慣用句はおかしいのではないかと思っていたのですが、中学ときにこの言葉の意味がしっかりわかったような出来事がありました。 私は中学のときの部活でサッカーをしていました。そのときのお話です。県大会を勝ち進んでいくつれて、チームの方針がバラバラになってキャプテンと副キャプテンの考えが対立してしまいました。どちらの意見も間違っているわけではないのですが、やはりお互い主張を曲げたくないので自分の意見を突き通しました。キャプテンにつく人たちと副キャプテンにつく人たちと分かれてしまいました。しばらくは練習もぎくしゃくした関係でやっていましたが、あるときこのままじゃダメだと話し合いをしようということでみんなで話し合いました。最終的にはキャプテンがみんなをまとめて両者が納得する結論を出しました。その翌日の練習からみんなの動きもよくなっており連携がすごくうまく噛み合っていたり、以前よりも良いチームとなっていました。このときまさに「雨降って地固まる」だなと感じました。最終的に県大会で優勝して近畿大会に出ることができたので、あの喧嘩も今ではいい思い出です。 何かの事柄が別の作用によって一つの結果に落ち着く事を「雨降って地固まる」と言います。卒業式や結婚式の祝辞の枕詞として使用される事が多く見受けられます。どれだけ地面が荒廃していようと、天から落ちる雨が荒れた大地を綺麗にしてしまう所から、紆余曲折あっても最後に良い結果を得られれば全ての過程が良しと判断されるという意味です。これから新たな道に向かう人への門出の言葉としては、最も重宝されているのです。新天地に行けばそこが例え荒れ地であっても、自らが開拓をする事により住みやすい場所にできますし、己自身が大地を慣らす雨となるも良し、実際の雨がそうしてくれるも良しと、状況によって前向きに捉えれば良いという事です。それに地固まるという位ですから、決意を固めて目指す道に邁進せよという激励の意味も込められているのだと思うのです。人によって捉え方は様々かもしれませんが、本当に祝いの席に持ってこいのワードであるのは間違いありません。この言葉で祝いムードは一気に盛り上がりますし、聞き慣れた言葉ですから悪いイメージを持っている日本人は一人もいないと思います。挨拶の始まり文で天気が良ければ「本日はお日柄もよく~」で調子よく行けますが、悪天候なら「本日は生憎のお天気ですが、雨降って地固まるという言葉もありますように~」と始める事で祝いの空気を損なわずに済むのです。

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飴と鞭

【漢字】飴と鞭 【読み】あめとむち 【意味】褒めるときは褒め、厳しくするときは厳しくする方針。 【例文1】我が子には飴と鞭で育ててきた。 【例文2】飴と鞭の教育方針が成功の秘訣だ。 飴と鞭とは甘やかす反面、厳しくもある躾を言います。 子どもを持つ親ならばどこの親御さんも、わが子の躾には気をつけたいところではないでしょうか。 私にも二人子どもがいますが、2歳くらいまではのびのびと育てましたが、成長するにつれ、自我が大きく芽生えイヤイヤ期にさしかかった時は本当に大変でした。食べる時に服や床に落とされるのが嫌で私が口に運んでいたのですが、泣きじゃくったり、食べなくなるので、自分で食べさせることにしました。案の定、服は汚すわ、床に落とすわ、落ちた物も口にするわで落ち着かなかったけど、自慢気に食べている顔を見たら、私が床に新聞紙をひいたり、汚れが落ちやすいプラスティック製のよだれかけをかければストレスが減ると気付きました。 残さず食べきることができると手を叩いて褒めました。そのかわり、満腹感を得ると食べ物で遊びだす事もあり叱りもしました。 時は経ち中学生に成長して飴と鞭をバランスよく使い分ける事は難しかったです。 やはり受験期に差し掛かると本人の緊張や不安が家族にも伝わってきてピリピリして気を使いました。いくら努力してもできないものはできない事だってあります。執着しないでできる事から始めればいいと言ったところ気持ちの切り替えができて前に進む事が出来ました。

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雨が降ろうが槍が降ろうが

【漢字】雨が降ろうが槍が降ろうが 【読み】あめがふろうがやりがふろうが 【意味】どんな事があっても行動する。 【例文1】明日は初デート。雨が降ろうが槍が降ろうが行く。 【例文2】熱があるが雨が降ろうが槍が降ろうがデートに向かう。 雨が降ろうが槍が降ろうがとは槍が降ってきて危ない目に遭おうが、どんな事があっても行動することです。 「大事な契約があるので雨が降ろうが槍が降ろうが出向く」というふうに使います。 友人の会社の話ですが、友人は入社して10ヶ月のまだ新人です。 今のこの寒い時期、世の中はインフルエンザが流行しています。熱が下がっても3日は休み最長で6日休まなければなりません。しかし友人は会社を1週間も休んでいられない。1日休んで明日は38度でもマスクをして雨が降ろうが槍が降ろうが現場で作業をしないといけないと言っていました。本来なら潜伏期間の家族も休まないといけないという中、インフルエンザの本人が休暇を取れないとはどうゆう事ですか?!今回は意外と熱が低めだったからとケロッとしていました。まあ見た目には病人だと分かりにくいけど、そんなだからインフルエンザまん延するのでしょう。明日からの天気は雪模様。積雪10センチとニュースで言っているが、大事な会議があるので雨が降ろうが槍が降ろうが遅刻はできません。

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網を張る

【漢字】網を張る 【読み】あみをはる 【意味】犯人を捕まえるために仕掛ける。ターゲットを待ち構える。 【例文1】容疑者の帰宅時間に合わせて自宅前で網を張る。 【例文2】マスコミが網を張る。 何かの事で考えを巡らせ、そこに行きつくと信じ先回りして待つ事を「網を張る」と言います。「地元の暴走族がこのルートを通ると予測し網を張る」や「犯人がやって来そうな場所に網を張る」と言う具合に、待ち構える様をそう表現しているのです。元々は海の漁師さんが魚の収穫で網漁をする際、闇雲に網を張るのではなく魚がいる或いは回遊するであろうポイントを予想し、ターゲットを絞り網を張って待つ訳です。只信じているのではなく、長年培った経験をもとにポイントを割り出して網を張るのですから、ヒットする確率はかなり高いと思います。所せん、長年のデータの蓄積によって、勘が構築されそうさせるのです。どの分野でもデータをもとにターゲットの行動パターンを割り出し、次に相手がどういう行動をするかが判れば後はやって来るであろう場所で待つのみです。テストの問題予測でもそういう言い方をする事がありますが、出題範囲がこの辺からであろうと予測し、そこを集中的に学習するやり方です。見方によっては「山勘」とも言えますが、どちらも確固たる裏付けがなければ成果を上げる事は出来ません。あらゆる方面に目配せをし、こうなるであろうと先読みをして待つ。ただの山勘では望み通りの結果を齎す事など出来ないのです。

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天の邪鬼

【漢字】天の邪鬼 【読み】あまのじゃく 【意味】人に逆らうような言動を取る者。 【例文1】彼は天の邪鬼なので、わざと反対のことを言ってやった。 【例文2】天の邪鬼の性格が損をする。 私は子どもの頃から素直じゃない天の邪鬼のような性格でした。 そんなですから、損もたくさんしてきました。 小学生の時は、クラスで流行ったアイドルグッズも持ってきたクラスメイトに見る?と聞かれ心の中で嬉しく思っていたのですが、親に買ってもらえず、悔しかったわたしはその子に向かって不要なものは学校に持ってきてはいけないんだよと言い放ちました。どうしてもその気持ちを素直に出す事が出来ず、反感を買ってしまったのです。 その言葉で私は、クラスで孤立してしまいました。 成人してからというもの社会のルールもわかってはいますが、なんとなく素直に従えない私はまたも職場で孤立してしまいます。 そんな時、気になる子から告白されました。天にも昇る気持ちでしたが、そっけない態度をとってしまい、好かれていないみたいだと思われたらしく、避けられるようになりました。 せっかくのチャンスを棒にふるいました。さすがに自分の性格がいやになり、変わらなければという思いでいっぱいです。 ひねくれものを「天の邪鬼」というけれど、出典がよくわからない。 私が知っている天の邪鬼は、『瓜子姫』という昔話に出てくる物真似上手だ。これが猟奇的な話だった。 瓜子姫は瓜から生まれた女の子で、手に障害がある。 嫁入りの日を控えて、瓜子姫は一人で機織りをしていた。天の邪鬼がやってきて、姫を木に吊るしてしまう。 天の邪鬼は、瓜子姫から剥いだ着物をかぶり、機織りをする。 帰ってきた養い親が、機織り小屋にこもった瓜子姫と話をするが、様子がおかしい。天の邪鬼はうまく瓜子姫の物真似をしているけれど、家族にしかわからない違和感がある。 「瓜子姫や、手を扉から出してくれ」と家族が頼むので、天の邪鬼は自分の手を傷つけ、瓜子姫になりすまし続けた。 輿入れの日、木に吊るされた瓜子姫が花嫁行列に見つけられて、天の邪鬼は逃げ出した。 就学前のこどもが読むので、幾分やさしい表現にされている。それでも、天の邪鬼が自分の手指を切るというくだりは、幼心に衝撃を与えた。 バリエーションでは、瓜子姫から剥いだのが、着物ではなく皮というものがある。瓜子姫の死体は食べてしまったり、天の邪鬼が殺される結末もある。 日本では屈指の陰惨な昔話だと思う。あまり有名でないのは、もっともかもしれない。

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雨垂れ石を穿つ

【漢字】雨垂れ石を穿つ 【読み】あまだれいしをうがつ 【意味】軒下から垂れる雨でも長い間同じ所に落ち続ければ硬い石でも穴があくたとえで、どんなに小さな事でも根気よく続ければいつかは達成できる。 【例文1】雨垂れ石を穿つで休日に2年かけて一人でログハウスを建てた。 【例文2】500円貯金を10年続けて雨垂れ石を穿つ。 数年前にテレビで見たのですが、海外の刑務所の独房で服役していた受刑者が、食事のときに出させるみそ汁だけは飲まないでいました。残すわけでもなく食事が終わったときは、お椀の中は空になっています。当然見張り役はみそ汁を飲んだのだろうと思って警戒はしていなかったようです。この受刑者は独房で何を考えていたかというと、毎日脱走することをずっと思っていたようです。みそ汁には塩分が含まれているので鉄格子を腐らせようと企んでいました。口にみそ汁を含んでは鉄格子に毎回ぶっかけていきました。数ヶ月程度では鉄は腐ることはありませんが、何年も続けていくと少しずつ脆くなってきます。独房に入っていたのが何年にも渡っていたので、ひたすらみそ汁を同じ場所にかけ続けていました。そんなある日、独房にいたはずの受刑者が鉄格子を折って脱走してしまったのです。警備をしていた見張りが慌てて探しにいき、ようやく捕まえたときに受刑者から話を聞いたら、雨垂れ石を穿つかのごとく鉄格子にみそ汁をかけていたことが発覚したのです。脱獄王と呼ばれて有名になりましたが、ひとつの事を根気よく続けていくと雨垂れ石を穿つことができるんだなと感心しました。 私には仕事においてとても苦手な作業がありました。似たような作業も平均的には出来るものの、自分の納得行くパフォーマンスになりません。苦手な作業に関しては、本当に駄目だったのです。しかし、仕事の都合上他の人に任せきりにすることは出来ません。人に任せることも出来ますが、特性上出来れば自分がやって他の人にチェックしてもらった方がミスも少なく、正しいというのがわかっていたのです。しかし、やってもやっても全然慣れません。ということで、仕事が終わった後にひたすら練習をしていました。 大体一年くらい練習を続けたと思います。その作業にもいくつかのパターンがありますので、毎日パターンを変えてやりました。すると、一年が経つ頃にはあんなに苦手だった作業が得意作業になっていたのです。上司からは、雨垂れ石を穿つとはよくいったものだ、頑張ったねと言われてすごく嬉しかったですね。 確かに何度も行うことによって作業に慣れていくというのはあると思います。しかし、そもそも苦手意識があるのですから意識を変えないと自然に慣れていくというのは難しいものですよね。そのため、私は練習という形を選びました。何度も練習したことは、自分の自信にも繋がるからです。

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甘く見る

【漢字】甘く見る 【読み】あまくみる 【意味】大したものではないだろうと軽く考える。 【例文1】相手は格下チームだが、何が起こるかわからない。甘く見るな。 【例文2】芸能界入りを甘く見る。 結婚するまで、旅行会社の添乗員として結構長く働いていました。一見華やかに見える添乗員の仕事ですが、国内添乗だとお手伝いさんがわり、海外添乗だとおんぶに抱っこ、そして文句言い放題のお客さんのベビーシッター状態と、実情はかなり大変な仕事です。帰国子女やワーキングホリディ帰りの人が、英語が出来る、英語が使えるという触れ込みで毎年たくさん登録してきましたが、その中で一年後に残っているのは2割程度でした。ほとんどの人が添乗員という仕事を甘く見ているので、イメージと現実とのギャップが激しすぎて、すぐにやめてしまうのです。もちろん1年以上続くような適性がある人もいますが、次に慣れてきて調子に乗った頃にまた仕事を甘く見て、お客さんを甘く見て、痛い目に遭っている人も多くみてきました。結局はどの仕事も楽な仕事、甘い仕事なんてないのですが、海外でバリバリ働く、英語を使った仕事という見た目の良さに惹かれてしまいがちな職種だと思います。下働き的な仕事内容や、理不尽な事でクレームを出されてプライドがずたずたになって精神状態が悪くなってやめていった人も何名も見てきました。もちろん良い面もたくさんあり、世界中に知り合いが出来るし、自力ではいけないような場所に行ける、泊まれないようなホテルに泊まれる、などメリットもあるのですが、やはり仕事を甘く見るのは良くないですね、何年たっても肝に銘じてきたので長く続けられたのだと思っています。 仕事でアジア系の外国人の方とよく絡みます。 今の部署に異動になる前に噂では聞いていましたが、外国人の方と仕事をする厳しさや難しさは予想を遥かに上回っていました。 完全に甘く見ると痛い目に遭うなと感じました。 まず、約束はするだけ無駄です。 急な変更は当たり前、物理的に不可能なムチャぶりも多いです。 あんたの国、どうなってんの?と思います。 現地法人の自社の社員も赴任すると、風土に飲まれてしまうのか、現地法人の機能を果たしてくれません。 完全に向こうの言いなりと化してしまいます。 なんのための現地法人なんだよ・・・ お金払いもいいとは言えず、そのくせムチャぶりはやみません。 事前の準備はすべて意味を成しません。 ですが、もちろんとても謙虚でお互いをリスペクトできる国の方もいます。 それに実際に一緒に仕事をしてみてイメージがとても変わった国の方もいます。 もちろんいい意味で、です。 その国とかじゃなくて、たまたまその担当がそんな人なだけなんじゃないの?と思う方もいるかもしれませんが、仕事に取り組む上でお国柄ってあるんだと思います。 今の部署に来てそこに一番驚いています。 台湾、韓国には勤勉な方が多く、仕事がしやすいです。

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甘い汁を吸う

【漢字】甘い汁を吸う 【読み】あまいしるをすう 【意味】他人を利用して楽して利益を得る。 【例文1】役員の立場を利用して甘い汁を吸う。 【例文2】コネ入社で甘い汁を吸う。 人が一生懸命働いているのに株やFXなどで楽して甘い汁を吸う人々がいますが、結果的に見ると大部分の人が負けて働かざるを得なくなっています。本当に甘い汁を吸うことができる人というのは、一部の人間だけのようにも思えます。勝ってる人達というのはどういう理由で勝ち続けているのかわかりませんが、運だけで長らく持ち続けていた人をたまに見かけます。株やFXはチャートを見ながらテクニカル分析を行ったり、トレンドの傾向を見たりしますが、勝っている人のブログやツイッターなどを見ると、そこまで細かく分析しているようには思えないのです。ただなんとなくやってたら、甘い汁を吸うことができてしまったという人が多いように感じます。短期間でたくさん稼いでしまうと金銭感覚が鈍ってくるので、普通に働くのが嫌になってきます。甘い汁を吸うことだけに生きがいを感じるようになっていくので、負けて無一文になった人を見ると憔悴しきっています。世の中というのは平等にできているようにも思えるので、本来働かなければいけない人が甘い汁を吸う状態になっていると、いつの日かしっぺ返しがくるんだと思いました。汗水流して一生懸命働いている人の方が人生謳歌できます。

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油を絞る

【漢字】油を絞る 【読み】あぶらをしぼる 【意味】失敗やしてはいけない事をして厳しく責める。 【例文1】二日酔いで会社に遅刻して油を絞られた。 【例文2】カンニングをした生徒に油を絞る。 油を絞るとは、酷い苦労をするとか過ちや失敗を厳しく責めるという意味でつかわれますね。 叱るとか、注意するって凄く難しいですよね。 そこに、愛情があるのとないのとでも違うし、両方の関係性とか親密度とかによって違ってきますよね。 また、最初は間違った行動について怒っていたのが、話が脱線して人格否定になっていたりすると話が変わってきますよね。 私も注意されたことって覚えていますし、結構根に持っていますね。 例えば、理不尽なことであったり明らかに上下関係があって、言い返せない立場であったときのモヤモヤ感というのは何年たってもぶり返してきますよね。 その叱っている人って上から目線になっているんですよね。そんな上から目線で話されて素直に反省する気持ちも起こらないし、ただの時間の無駄にしか私は感じませんね。 なので、私は人に注意とかしませんね。 そもそも、私が人に注意するほど正しいのかわからないし、それに人に叱る必要がある時ってほぼないですよね。 命に関わる場合は、さすがに注意すると思いますが、それ以外で人を叱るのはただ単にストレス発散や八つ当たりの場合だよねと思っています。 叱るんじゃなくてお願いしたり、こうして欲しいという本音を伝えればいいだけなのになって思いますね。 私は学生時代、運動部だったこともあり、先輩からこってり油を絞られたこともありました。 今考えると、かなり危険な練習もやっていたかもしれません。 最近では健康面や体罰などの問題から、以前のような先輩や先生から、こってり油を絞られるようなことも少なくなってきているのかもしれません。 しかし、厳しい部活動では今でも似たようなことが行われているかもしれません。 確かに悪い行いをした時は、こってりと油を絞られた方が、本人のためにもなるのかもしれません。 ですが、本人がやった悪事よりも、油を絞られた嫌な体験だけが、記憶に残ってしまうこともあります。 すると、一生、油を絞られた人を憎んだり、恨んだりしてしまう可能性もあります。 それを防ぐためには、体罰を与えるよりも、別の方法で厚生させて行く方が良いのではないかと思います。 先日、高校のドラマを見ていたのですが、教師は大変な仕事だと改めて思いました。 子供と大人の間の生徒たちをどう指導していくかは、教師の力量にかかっています。 学生時代は先生の影響も大きく、その後の人生に大きく関わっていく場合も多いかもしれません。 時代によっても指導の方法は変わっていくと思います。 今後は油を絞られるようなことも少なくなっていくのかもしれません。

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油を売る

【漢字】油を売る 【読み】あぶらをうる 【意味】何かをしなければならないのに一時的に休息したり他の事をする。 【例文1】喫茶店で油を売る。 【例文2】買い物の帰りに公園で油を売る。 油を売るという意味は、サボっていたり、どこかで無駄に世間話をしていたりといった光景が目に浮かびます。 しかし、もともとの意味は今のように良くないことではなかったようです。 油売りが油を売るために、必死に世間話をしていたことから考えると、営業マンや接客業などが、仕事のために世間話をするのを思い浮かべてしまいます。 中には人と会話をするのが好きで、それがきっかけで仕事をしている人もいます。 しかし、度が過ぎてしまい、商売そっちのけで話し込んでしまうのは、やはり今で言うただ油を売っているだけになってしまうかもしれません。 油を売るというあまり良くないとも思われる行為も、もしかしたら別のメリットがあるのかもしれません。 油を売って世間話をしている主婦同士は、それで日頃のストレスを解消できているかもしれません。 また、無駄な世間話が発展して、思わぬ良いアイデアが浮かぶこともあります。 無駄話が必ずしも悪いことばかりとは限らないと思います。 油を売るとは少し意味が違うかもしれませんが、一人でいてもつい無駄な時間を過ごしてテレビを見てしまうことがあります。 しかし、時にはテレビ番組の中で有益な情報を伝えている場合があります。 無駄に油を売ったとしても、何らかの利益をもたらしていることも多いのではないかと思います。 「油を売る」とは、人目を盗んで仕事中に怠けることを意味します。この由来は江戸時代の「油売り」という仕事からきていて、江戸時代の油売りは一軒一軒訪問販売をしていて柄杓を使い桶からお客の容器に移すという売り方をしていました。油は粘度が高いためなかなか容器から容器に移すことができず時間がかかっていました。その間の時間を繋ぐためにお客と世間話などをしている様子が決して仕事をサボっているのではないのですが周囲から見れば仕事中に雑談をしているのが怠けているように見えたことから油を売るは仕事の合間にサボるという意味になりました。 使い方として「油を売っている間に夕方になってしまった。」「油を売っていないで早く仕事に戻りなさい。」といった使い方をします。 私もよく仕事中に仕事仲間と喋っていると仕事内容の話であっても会話の内容が聞こえない周りから見れば雑談をしているように見られよく「おい!油を売るな!」と言われたことがあります。決して油を売っているつもりはなくても周りからしたら怠けているように見られると良くは思われません。時と場合を考えメリハリをつけるようにすることで油を売っていると思われることは少なくなりますので油を売るなと言われないような行動をとるようにしましょう。 同じ部署にいつも暇そうな同僚が二人います。 Aさんはいつも定時ギリギリに出社して、あわよくば早退したがり、たまに上長に「最近多いと思うんだけど!」と怒られています。 ちなみに40は確実に過ぎているおっさんです。 しょっちゅうトイレや給湯室に行き油を売る。 11時30分頃にはさっさとお昼に行き、定時には誰よりも早く帰ります。 あまり仕事を任されていないのだろうなぁ・・・と気の毒になります。 でもAはそれに関してなんとも思っていないようです。 Bさんはいつも社内を徘徊し油を売ることに精を出しています。 たまにB宛に電話が入ると本当に困ります。 いつも独り言を言い、ちょっと仕事が立て込むと大げさに忙しがります。それはそれは大きなため息をついたり・・・ そのくせ油を売ることは忘れません。 Bは無駄な動きがとても多いです。 コピーを取る回数も部内で一番多く、シュレッダーも多く利用しています。 恐らくミスプリントが多いのだと思います。 早く異動になってくれないかな?と思います。 目障りだし、耳障りだし、存在がもう邪魔です。 二人ともいいおっさんなのに、きちんと仕事ができなくても大企業で年収いくらもらってんだよ。と、絶対わたしより多くもらっているので悔しくなります。

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脂が乗る

【漢字】脂が乗る 【読み】あぶらがのる 【意味】若くて活きがいい。 【例文1】彼は若さも体力もあり、脂が乗っている。 【例文2】脂が乗るうちに結婚したい。 仕事や勉強などの調子が出てくると、脂が乗って捗りやすくなります。 そのような時は仕事や勉強がとても楽しく、また面白く感じるものです。 1日の中でも捗る時と、そうでない時があります。 自分の体内時計と照らし合わせて、できるだけ脂が乗っているうちに、仕事などを済ませてしまいたいものです。 脂が乗る時期というのは年代にも言えるかもしれません。 今までの職業人生を振り返ってみると、一番仕事で脂が乗っていた時期は20代の後半だったかもしれません。 仕事をある程度覚えてきて、責任のある仕事を任せてもらえる年代です。 また、仕事を通して世の中の仕組みがわかるようになってきて、自分もその中の一員だということを実感できるようになった頃です。 年代が上がっていくにつれて、さらに責任は重くなっていきます。 しかし、徐々に現場の仕事ではなく、管理的な仕事が増えて行くかもしれません。 私個人としてはやはり現場の仕事が一番面白いと思いますし、やりがいもあります。 ずっと同じ企業に勤務していると、それは徐々に難しくなっていくかもしれません。 私は転職を何度かしたことで、管理職に就いた経験がほとんどなく、現場の仕事が圧倒的に多いです。 その分、いくつになっても仕事自体の楽しさや面白さを、時には脂が乗った状態で体験できているのかもしれません。

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虻蜂取らず

【漢字】虻蜂取らず 【読み】あぶはちとらず 【意味】二つのものを得ようとして両方とも逃す。 【例文1】あれもこれも食べたいなと迷っているうちに売り切れになり虻蜂取らずだ。 【例文2】欲しいものは一つに絞らないと虻蜂取らず。 物事がうまく行かないときや頑張ってるのにあと一歩が届かないときは、欲張りすぎていないか確認する必要があります。たくさんのことを一度にやろうとすると、どれもこれもが中途半端になってしまいます。これを諺で虻蜂取らずと言います。例えば資格の勉強をしようとしたとき、語学の資格も取りたいし、IT系の資格も取りたいとなった場合、同時に始めてしまうとかえって覚えるのが遅くなってしまいます。どちらかひとつを犠牲にしておけば集中できて合格ラインに達することができるようになってきます。ひとつのことが達成できて初めて次のことにチャレンジできるようになります。他にも虻蜂取らずの経験があったのはピアノとギターを一緒に覚えようとしたときです。ピアノもギターも楽譜を読む所は同じでコードも覚えてしまえば同じだと思っていました。しかしギターはコードを押さえられるまで何度も練習しなければなりません。虻蜂取らずになっていると、なかなか前に進まず結局挫折してしまいました。ピアノでコードを押さえるのは簡単ですが、両手で演奏するとなるとこれまた大変なのです。慣れるまではひとつのことに専念しようと思いピアノは諦めました。ギターだけを集中的に覚えるようにしたら、半年ほどで弾けるようになりました。虻蜂取らずになっているとなかなか前に進みませんが、ひとつのことに専念すれば目標は達成します。 「虻蜂取らず」の意味は、二つの目標を追って両方を取り逃がす、または方針を決め切れずに迷っているうちに失敗してしまう、という意味なのだそうです。 特に使う機会もなく、使われた場面に遭遇することもなかったので、適当に自分で解釈してそれを正しいと思っていました。 私は長いことこのコトワザの意味を、虻か蜂か分らないならば手を出さない方が良い、つまり「取らず」の選択をする法がよいということだと思い込んでいました。 よくよく考えてみれば、虻だって不用意に手を出せば危ないのですから、そもそも最初の段階で間違っているのです。 間違っていることを知ったときには、それを信じられず方々のサイトなどを調べてみて回ったものです。 コトワザの由来は、蜘蛛が巣にかかった蜂と虻のどちらを捕らえようか迷っていたところ、決断が遅すぎて両方に逃げられたことによるそうです。 取るのが人間ではなく蜘蛛とは全く思いもよらず、実害はなかったにせよ長いこと勘違いを続けてしまっていたものです。 とりあえずこのことでは大恥をかくこともありませんでしたが、この分ではまだまだ沢山の勘違いをしていそうです。 いまから国語の勉強というのも何か意欲的に出来そうにありません。 60の手習いというくらいですから、それより若い分には勉強を始める志を立てるのに遅くないと思い込むことで何とか取り掛かりをつかみたい所です。

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危ない橋を渡る

【漢字】危ない橋を渡る 【読み】あぶないはしをわたる 【意味】目的を達成させるためには危険な手段も行う。 【例文1】刑事はおとりになったり、常に危ない橋を渡っている。 【例文2】会社存続のため危ない橋を渡る。 私は、振り込め詐欺に騙されたことがあります。少し変な儲け話とは思っていましたが、将来的に数千万円の大金が入るということで、危ない橋を渡る決意をしました。その時は貧乏金なしで食べるのもやっとのことで、本当にお金もちになりたかっのは、夢でした。お金を預けるとそれが数千万円まで膨れ上がるという今考えたら馬鹿な話でした。それでも、なけなしのお金をはたいて指定された口座にお金をいれました。すると、騙された会社から連絡があり、あなたは幸運だからもっと稼ぎましょうとおだてまくられて、数回にわけて指定された口座にお金を振込みました。しばらくするとたくみな口調でもっとお金を入れて下さい。いろんな嘘を並べながら大きなお金を振り込んでしまったのです。それからもうこれ以上、私からお金が取れないと分かったのか連絡が一切無なくなりました。その時、私は愕然としたのです。騙された!なんてことをしてしまったのだ。警察にいって被害届もだしました。警察は慣れているのかあまりうてあってくれませんでした。もう、この世の終わりの気分を味わいました。家庭も崩壊です。死のうかとも思いました。危ない橋は恐怖です。

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阿鼻叫喚

【漢字】阿鼻叫喚 【読み】あびきょうかん 【意味】悪人が地獄に落ちるたとえから、苦痛で泣き叫ぶ様子。 【例文1】ギャンブルで借金地獄に陥り阿鼻叫喚。 【例文2】無一文になり阿鼻叫喚。 【例文3】飲酒運転事故を起こし阿鼻叫喚。 阿鼻叫喚という言葉は元々は仏教から来ている言葉で、この世で最も悪い行いをすると死後地獄で阿鼻叫喚のように苦しむと言われています。日常生活でも阿鼻叫喚のように苦しむ出来事というのは結構あって、痛みの極限にあったとき阿鼻叫喚に例えることもあります。人間の三大激痛というのがありますが、三大激痛とは子どもを産むときの陣痛、生活習慣病からなる尿管結石、それから心筋梗塞です。男性は陣痛の経験はできないですが、心筋梗塞や尿管結石は起こりうる可能性があります。心筋梗塞まで行ってしまうと死につながってしまいますが、尿管結石なら血糖値が高めのときビールを飲むと起こりやすくなります。左右どちらかに尿管がありますが、管の中に老廃物で出来た石ができるとジワジワと痛み始めて阿鼻叫喚のごとく苦しみ始めます。石が取れればすぐに痛みは治まりますが、取れるまでの間はどうやっても痛いので大変です。元々はお釈迦様を苦しめると地獄で阿鼻叫喚が待っているなどと言われますが、現代では病気の苦しみや生活の苦しみに例えて阿鼻叫喚と言われます。また、事故や事件現場でおぞましい光景を見てしまったときに阿鼻叫喚のようだったと話をすることがあります。あまり経験したくない阿鼻叫喚ですが、どこかで経験してみると日常生活が平和でいられることの大切さがわかります。

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あばたもえくぼ

【漢字】あばたもえくぼ 【読み】あばたもえくぼ 【意味】あばたとは水ぶくれが治った跡にブツブツ皮膚に残るもの。自分が好きになった人の欠点のあばたでさえエクボに見えてくるという。 【例文1】ドジな彼女だけどあばたもえくぼだ。 【例文2】何をしても愛おしい。あばたもえくぼだ。 【例文3】大丈夫だよ、あばたもえくぼだよ。 長所とは、裏を返せば短所にだって成り得ます。たとえば『誰にでも優しい人』と言うと聞こえは良いですが『八方美人』と言われると、なんとなく悪い印象を持つ人もいることでしょう。しかし恋愛に関してだけは、多くの人からは短所と思われることでも、もしかすると長所に思えることもあるかもしれません。俗にいうあばたもえくぼというやつですね。 恋愛とは難しいですが、その分楽しいものでもあります。ですからときには、あばたもえくぼのような恋愛をしたって良いと思います。もしも自分の容姿にコンプレックスがある人であっても、自分を好きになってくれた人から「あなたの容姿も好き」と言われたなら、嬉しい気持ちになるのではありませんか。ひょっとするとその一言がきっかけで、自分の容姿にも自信を持てるようになるかもしれません。極論かもしれませんが、あばたもえくぼのような恋愛であれば、自分のコンプレックスを克服できる可能性も秘めていると考えられます。 人を好きになると、その人の知らない一面を知るたびに、その人のことを好きになるでしょう。恋愛は人生をより楽しいものにしてくれます。とは言っても、常にあばたもえくぼのような恋愛だと疲れてしまいそうですね。ですがたまには『好きな人のどんな短所でも好きになる恋愛』をしてみても楽しいかもしれません。

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穴の開くほど見つめる

【漢字】穴の開くほど見つめる 【読み】あなのあくほどみつめる 【意味】じっと見ている様子。 【例文1】可愛い子どもの寝顔を穴の開くほど見つめる。 【例文2】好きな人の写真を穴の開くほど見つめる。 【例文3】穴の開くほど見つめられると恥ずかしいよ。 穴の開くほど見つめるとは長い時間集中して見ている様子をいいます。 そんなに長い時間見られたら恥ずかしいですよね。 私には会社で憧れの先輩がいました。5歳年上の仕事ができるリーダーでした。 ちらちら見たり、目で追っているだけで幸せでした。 毎日朝礼であいさつする姿だけは穴の開くほど見つめていました。自然な行動ですからね。まあ目が合うとそらしたこともありましたがね。今思えば私も可愛いらしい一面もあったようです。 夏の花火大会にグループでお祭りに行くことになりました。嬉しくて嬉しくて天にも昇る気持ちでお母さんに浴衣を着て女の子らしさをアピールするために頑張った甲斐があり、今度の休みに遊園地に行かない?とデートの誘いを受けたのが付き合うきっかけでした。1年付き合って結婚しました。子どもはすぐに恵まれました。出産して初めて子どもを見たときは主人以上に毎日何時間も穴の開くほど見つめていました。主人も同様です。本当にわが子は可愛いものです。寝顔ならずっと見ておきたいくらいです。

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穴があったら入りたい

【漢字】穴があったら入りたい 【読み】あながあったらはいりたい 【意味】その場で非常に恥ずかしい思いをして身を隠したいくらい。 【例文1】「いらっしゃいませ」と言うべき所を「いらっしゃいました」と言い間違えた。穴があったら入りたい。 【例文2】皆の前でフラれた。穴があったら入りたい。 【例文3】子どもが悪気なく何でも喋るので穴があったら入りたい。 穴があったら入りたいと思った経験はありませんか?私は、つい先日本当に穴を掘りたいと思うくらい恥ずかしい体験をしました。 それが、同窓会でのことでした。今までにも何度か参加していたのですが、今回はなんと初恋の男の子だった人が初めて参加するということで、正直どこかドキドキしながら会場に向かいました。そしていつも参加している友人達と1時間ほど前に近くの喫茶店で合流して話をしながら待っていました。 その中でも、私の初恋の男性が参加するという話でとても盛り上がってしまいました。正直最初は恥ずかしさの方が強かったのですが、段々とノリノリになってしまって。こういうところがかっこよかった、彼女が出来た時には本当にショックだった…色々語ってしまったんです。そして、体操服からチラッと見えるお腹がかっこよかった、ちょっと筋肉質な体に抱きしめられたかったなど、色々エスカレートしてしまいました。 もうお気付きかもしれませんが、その喫茶店に初恋の彼も来ていたんですよね。もう私は恥ずかしくて恥ずかしくて、本当に穴があったら入りたいほどでした。幸い向こうは軽くかわしてくれたのですが、今も思い出すと恥ずかしくて赤面してしまいます。 日々の子育ての中では、「穴があったら入りたい」と感じる恥を背負うことが多いように思います。 先日、子供の幼稚園でのお誕生日会でこんな出来事がありました。 お誕生月の子供は、ステージ上で自己紹介や学年ごとお題についての発表をします。 うちの子供は年長児なので、お題は「これからがんばりたいこと」について。 年長さんはこれから小学校へ入学する準備がはじまるので、これからがんばりたいことは小学校へ 入学する抱負のような内容になってきます。 ほかのお子さんはみなさん、「算数を頑張りたい」とか「漢字を頑張りたい」などの抱負を言って いきます。 うちの子の順番になったとき、期待を込めて見ている私の前で言ったわが子の一言。 それは、「ぼくは、木登りをがんばります!!」 は?木登り??小学校にいってまで、木登りがしたいということ?? 一瞬意味が分からなくて固まっていたのですが、先生はちょっと戸惑ったように「そっかー、木登りを頑張りたいんだね!」とフォローしてくれました。しかし、母親の私は恥ずかしくて穴があったら入りたい心境でした。 他のママさんからも、木登りって斬新だねー(笑)と言われてしまったほど。 もっと他のマシな抱負はないのか!と大恥をかいたのと同時に、子育ては子供の恥を背負う歴史だな…と実感 をした出来事だったのでした。

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穴が開く

【漢字】穴が開く 【読み】あながあく 【意味】欠員が出て予定が取り消しになる。 【例文1】今夜の合コンに1人穴が開いた。誰か来ない? 【例文2】会議に穴を開けるわけにはいかない。 【例文3】大事な試合で穴が開く。 高校時代に野球部員が全員で9人だったチームがありました。補欠もいないチームで誰か一人でも欠員が出たら穴が開く状態でした。選手はみんな野球が好きでやっているので、穴が開くといったことは考えられなかったのですが、試合の前日になって1人が風邪を引いて休んでしまいました。9人いないと試合にならないわけですから、監督が慌てて野球部員を募集しました。するとテニス部から何人か申し出があり、当日の試合は穴が開くことが避けられました。試合はコールド負けをしてしまいましたが、部員不足で欠場となることは避けられたので良かったです。高校野球はスポーツ刈りにならないといけないので、テニス部で代わりに入ってくれた人達は最初は嫌がっていましたが、当日丸坊主になって参加してくれました。翌年になると部員の数が5人に減ってしまったので、他の高校と合同で甲子園の予選に出ることになりました。合同でチームを作ったので穴が開くことはなかったですが、野球というのは連携プレーなので、練習時間が足りずに1回戦で負けてしまいました。初めての合同チームでしたが、姉妹校と野球ができたことで選手の皆は喜んでいました。単独のスポーツなら穴が開くことはあまりないですが、野球だと部員が足りなくて穴が開くことがあるんだなと思いました。

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後を引く

【漢字】後を引く 【読み】あとをひく 【意味】いつまでも残っていて忘れられない。良くも悪くも使う。 【例文1】ランチビュッフェの味が後を引く。 【例文2】昨日の負けが後を引く。 【例文3】喧嘩別れが後を引く。 仕事や生活においてうまくいっていたのに、ある些細なことがきっかけで、ズルズルと悪い方向に向かってしまうことはよくあります。 例えば、高校野球の世界です。 甲子園まで、9回ツーアウト、1点差で勝っている状況で、最後のバッターを三振にとったかと思った瞬間、キャッチャーがボールを後ろにそらし、ランナーがでてしまうケースです。 もう1人のバッターをアウトに取ればいいものですが、勝ったと思った気持ちから急激に気持ちが萎み、焦りの気持ちが出始めます。 後を引くことの無いように、あったことを忘れようとしますが、なかなか気持ちの切り替えはできません。 そんな気持ちの弱さを後に引き、次のバッターにヒットを打たれ、同点に追いつかれてしまいます。 また、次のバッターを打ち取れば同点止まりで、次の回で逆転を狙えばよいところですが、ズルズル悪い流れを引き、しまいには逆転を許してしまう流れです。 このような、気持ちが後に引く場面を幾度も見てきましたが、なかなか気持ちをすっぱりと切ることの難しさを感じてしまいます。 だからこそ、何事も最後結果が出るまでは気持ちを切らしてはならないのです。 言うのは容易いですが、行動に移せないところは人間の弱さですね。

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跡を絶たない

【漢字】跡を絶たない 【読み】あとをたたない 【意味】途絶える事がない。 【例文1】凶悪事件が跡を絶たない。 【例文2】交通事故が跡を絶たない。 【例文3】万引き犯罪が跡を絶たない。 跡を絶たないとは次から次に絶える事がないという意味です。 芸能界でいえば大麻使用のスキャンダル報道や国会議員のスキャンダルニュースが跡を絶たない2017年でした。また悲しい事に殺人事件や高齢者の交通事故が毎日、跡を絶ちません。巻き込まれた方には本当にお気の毒に思います。どうしてあんな残忍な殺人ができるのでしょうか。狂っていますね。 交通事故にしてもCMを見ていると近年の自動車の機能が優れていることがわかりました。目の前の危険物を察してブレーキがかかったり、お知らせが鳴り響くのはドライバーにとっても周囲の人にとってもありがたい事ですね。 高齢者が交通事故を起こすケースが増えて来ているため自治体では免許者返還により公共機関を促すチケットを配布しており交通事故削減に取り組んでいることはすばらしいと思います。ただ自分はまだ大丈夫だと過剰な自信を持っている高齢者がいるのも悲しい事実です。 私には守るべき家族がいますので、跡を絶たない様々な交通事故に巻き込まれないように注意して生活しています。

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後は野となれ山となれ

【漢字】後は野となれ山となれ 【読み】あとはのとなれやまとなれ 【意味】今の状況が解決すれば、自分に被害が及ばない限り後はどうなっても構わない。 【例文1】人前に出てしゃべるのが苦手なのに無理やり学級委員をやらされた。後は野となれ山となれ。選んだ人が悪い。 【例文2】後は野となれ山となれで町内会長を推薦する。 【例文3】残業回避には仮病で後は野となれ山となれ。 後は野となれ山となれとは今の状況を打破するには自分が損しない限りは後はどうなっても構わないという意味です。 私は面倒くさがり屋で毎日適当に過ごしています。アパート住まいなので3年に一回自治体の役員が回ってきます。それでなくても小学校PTA役員も子どもの数で回ってくるのに、面倒で仕方ありません。一番楽な役は倍率が高いし必ずじゃんけんになります。しかし私はくじ引きに強いのでいい役に当たります。 自治体の役員が来年まわってきます。行事が多く講演会参加などがあるため誰もがなりたがらない会長に後は野となれ山となれ作戦で私は「会長になれば自分の意見や修正を自由にできるのではないか?」と住人にそれとなーくほのめかしています。そうねと言う住人もいれば休みに行事がたくさん入るのは困るといった意見に分かれました。ずる賢いですが、これで会長に立候補する人がいれば万々歳です。

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後の祭り

【漢字】後の祭り 【読み】あとのまつり 【意味】手遅れになって後で後悔する。 【例文1】今さら言っても旅行はキャンセルしたよ。後の祭りだ。 【例文2】今頃言っても後の祭りだよ。ゴミに出しちゃったよ。 【例文3】データが水没して後の祭り。 何かをした後で、それが取り返しのつかない行いであったと気付いても遅い事を「後の祭り」と言います。「大事な書類をシュレッダーに掛けた事を気付いたが後の祭り」という具合に、やってしまった後でそれが失敗であると気付いても取り返す事はもう出来ないという例えです。元は祭りの翌日の祭壇やお供え物の飲食等、済んだ用品は終わったものという事で気を回さなくなるのに端を発し、近年は手遅れになる事に使用される傾向にある様です。以前、冤罪の死刑囚が刑を執行された後、真犯人が名乗り出て大騒ぎになった事があり、これぞまさに「後の祭り」以外の何物でもありません。果たして後から名乗り出た真犯人が悪いのか、はたまたろくに調べもせずに自白だけで犯人と決め付けた警察に問題が無いのか言及すればきりが無くなります。このケースは特に人一人の人命が失われているので、決して安易に終わらせられない事案だと思います。もちろん大事な書類を廃棄するのも大事でありますが、同じ命を再度作成する事など出来ないのですから。肝心なのは何事もよく調べて事にあたれば最悪の事態を招く可能性は低く出来ると思います。どうしても人間のする事に絶対はありませんが、少なくとも危険の度合いを下げる努力は怠らないでおきたいものです。

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後足で砂をかける

【漢字】後足で砂をかける 【読み】あとあしですなをかける 【意味】お世話になった人を裏切った上、去り際も迷惑をかける。 【例文1】無断欠勤の上、顧客の情報も漏らしていたなんて。後足で砂をかけるヤツだ。 【例文2】会社の金を持ち逃げして後足で砂をかける。 【例文3】可愛がってやってたのに引き抜きされ、あっさり後足で砂をかける 井戸端会議で仕入れた話です。 ご近所に少し変わったお宅があります。 いつもいろんな人が訪ねてくる賑やかなお宅だと思っていました。まあ実際そうで、しょっちゅう飲み会をしたり、とても楽しそうです。戸建住宅なので騒いでも迷惑でもなく、楽しそうだなぐらいに思っていました。 ではなにが変わっているのか、いつも途切れることなくそれは居候がいることです。 その居候は親戚などではなく、そこのお子さんの友達だったり、また別の友達だったり、また別の先輩だったり、お父さんの友人の元奥さんとその子どもだったり・・・ とにかく次々に入れ代わり立ち代わり居候がいて、少し変わっています。 そこの奥さんはとても面倒見がよく、放っておけないそうです。 訳ありな人の面倒を見てあげるのが好きなんだなぁ・・・いい人だなぁと思っていました。 人当たりが良く、いい奥さんです。 最近は旦那さんの友人の元奥さんがその子どもと一緒に居候していましたが、この頃見ないな?と思っていたところ地元に帰られたそうです。 いや、他人の家に世話にならんと直で帰れや・・・と思っていたのですが どうやらその奥さんが知らない間に旦那さんは友人の元奥さんと仲良くなりすぎてしまったようで、その後間もなく旦那さんの姿も見なくなりました。 人がたくさん訪れ、面倒見が良かった奥さんに後ろ足で砂をかける居候は今、遠くの町で旦那さんと仲良く暮らしているそうです。

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後味が悪い

【漢字】後味が悪い 【読み】あとあじがわるい 【意味】物事の終わり方に不快感が残る。 【例文1】元カレにお金を貸したまま別れたので後味が悪い。 【例文2】想いを伝えきれず引っ越してしまい後味が悪い。 【例文3】反則勝ちで後味が悪い結果となる。 後味とは飲食の時に口の中に残る味とか、物事が終わった後の気分を表していて、そこに悪いと付くのであまり良い印象ではない言葉だと捉えています。 私も何とも後味が悪い出来事がありました。 小学時代の話で、通学途中に犬を飼っているお宅があり時間があれば友達と一緒に格子越しに触ったり等して可愛いなと癒しをもらってました。その友達の知り合いの家という事もあって家にお邪魔したりもして飼い主の方を含め犬もとても人懐っこく仲良くさせてもらってました。そんなある日に他の友達も連れて3人でその犬を触りに行った時、子どもながら勝手に格子を開けて中に入って触っていました。私と友達は別の所にいてちょっと離れた時に犬が残ってた友達を噛んでしまったのです。声が聞こえて駆けつけた時には犬が興奮してる状態でその友達と犬に何があったのか分からないまま、家の方も飛び出して来てその子と犬を離してその場は終わりました。 私達は普段触ってるから大丈夫だろうと敷地内に入って犬と遊ぼうとしたのがいけなかったのだと反省しました。幸い大事には至らなかったのですが、その後そのお宅に上がるのが何となく気が引けてしまい疎遠になりました。通学で通る度格子超しに近づくと、尻尾を振って寄って来てくれ吠えたりする事もやっぱりなくて可哀想な事をしてしまったと思っています。また家の方も格子に更に網を張ったり鍵をかけて厳重に設備する様になってたので、相手方は何も悪くないのにと後味の悪さが残りました。それでもその後、その二人の友達がそのお宅にまた上がったりする様になっていたので安堵してる部分もあります。

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羹に懲りて膾を吹く

【漢字】羹に懲りて膾を吹く 【読み】あつものにこりてなますをふく 【意味】熱い物を飲んでやけどした後は冷たいなますも吹いて冷ますたとえから、一度の失敗に懲りて、度の過ぎた注意をする。 【例文1】発注ミス以後、羹に懲りて膾を吹いたので3度確認する。 【例文2】詐欺に遭い羹に懲りて膾を吹く。 【例文3】忘れ物の確認を3度して羹に懲りて膾を吹く。 羹に懲りて膾を吹くとは熱い物を口にして火傷したあとは冷たいなますでも冷やしてしまうほど慎重に慎重を重ねるという意味です。 人は、ひどい目に遭うと、用心深くなるのも当然です。 私も、羹に懲りて膾を吹く経験をしました。 スマートフォンを購入して知り合いの名前が自動登録されました。私はてっきり知り合いだと思い込んでしばらく個人情報など入力して数日やり取りをしていました。 ある日、某商品を購入してほしいとお願いされそれほど高くはなかったので5000円くらいならばと思い購入しました。しかし1週間経っても2週間経っても商品は到着されません。 不安になって友人に連絡しますが、登録から消えていました。 商品を購入した会社に電話するも後の祭りです。いくら待っても届くはずもなく騙されたと気づきました。小額ですんだものの社会勉強になりました。 それからはしばらく通販は利用していません。1年経った頃、探していたどうしてもほしい品が見つかったので、メールで2度3度質問をして回答を得られるまで待つ、店の口コミを100見るなど入念に調べて購入しました。到着までドキドキしましたが、半信半疑になったのも騙された経験があるからこそです。久しぶりに友人からくる連絡は過去の思い出話や共通の友人の名前を出してそれとなーく確かめて連絡を交わすようになりました。

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暑さ寒さも彼岸まで

【漢字】暑さ寒さも彼岸まで 【読み】あつささむさもひがんまで 【意味】3月21日の春分の日・9月23日の秋分の日を中日として、その前後の3日を合わせた7日間を彼岸という。その頃を過ぎれば暑さも寒さも和らいでくる。 【例文1】暑さ寒さも彼岸までの時期が一番過ごしやすい。 【例文2】この熱帯夜も暑さ寒さも彼岸までの我慢だ。 【例文3】暑さ寒さも彼岸までというから春はすぐそこだ。 暑さ寒さも彼岸まで、という言葉がありますよね。 この彼岸ですが、一般的に春分の日と秋分の日の前後の3日間のことをさします。 どちらも季節の変わり目ですので、意味が通じますよね。 つまり、この彼岸を境に快適な季節に突入することになるのです。 ちなみに春分の日は3月21日頃です。 この日までは寒い日が続きますが、だんだんと春の暖かさが見えてくる時期ですよね。 この時点では、寒さも彼岸までといえるでしょう。 そして春の暖かさから今度は夏がやってきます。今度は暑い日が続くことになりますよね。 しかし9月23日頃の秋分の日を境に、次第に秋の気候に変わり過ごしやすい時期に入ってきます。 これこそ暑さも彼岸まで、といった使い方ができますよね。 このように、暑さ寒さも彼岸までという言葉は非常に理に適っていると言えるのではないでしょうか。 寒いのが苦手な人もいれば、暑いのが苦手な人もいますよね。 どちらの人でも、この彼岸の時期を目安として覚えておくことによって苦手な時期の終わりを知ることができます。 もしかしたら近年の地球温暖化の影響で、この慣用句も変わってしまう可能性もありますよね。 昔からの慣用句がなくなってしまうのは悲しいので、なんとか残っていてほしいものです。 暑さ寒さも彼岸までと言いますが、ここ数年は環境の変化で、必ずしもこれに当てはまらないような気がします。桜が散った後にものすごく寒かったり、10月に30度以上になったりと、めちゃくちゃです。これというのも前にも書いたとおり、地球環境の変化が原因ではないでしょうか。その中でも一番の問題が地球温暖化です。 この問題は、一筋縄ではいかないでしょう。地球に優しいような生活をするにはまだまだ協力する人が足りないのではないかと思います。しかし、あと一人、あと一人とできるだけ多くの人が取り組むことは無駄ではないと思います。 私も、できるだけこのような環境の変化についていけないので、できるだけ温暖化をストップさせようと、工夫をしていきたいと思います。車の使用を極力控えたり、電気をこまめに消したりするなど、できることは山のようにあります。それらを積み重ねていけばきっと、時間が少々かかるかもしれませんが、変化が見られるでしょう。 ただ、無理は禁物です。いくらエアコンを使うのは環境に悪いといっても、まったくエアコンを使わずに熱中症になっては元も子もありません。なので、環境に悪いと言われているものでも、必要最小限に使えば問題はそれほどでもないと思います。やりすぎず、やらなすぎずを肝に銘じて対策をしていきたいと思います。

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悪口雑言

【漢字】悪口雑言 【読み】あっこうぞうごん 【意味】悪口を言って罵る。 【例文1】陰で上司の悪口雑言を言う。 【例文2】悪口雑言で責め立てる。 【例文3】悪口雑言が止まらない。 悪口雑言とは人の悪口をさんざんに言うことです。 たとえ嫌いな人がいたとしても、本人に向かって直接悪口を言う人はあまりいませんよね。たいていは本人がいないところやほかの人と言い合うもでではないでしょうか?言える人がいたらすごい神経していますね。 現代インターネットが普及して悪口雑言を並べ立てるのを見かけますが、匿名だからこそ言いたい放題なのでかないでしょうか?気弱な人でも強気な発言をしているのを見破られたユーザーもたくさん見てきました。 芸能人のスキャンダルが報じられると、一気に誹謗中傷も書き込みの嵐です。 社会でのストレスを抱えたユーザーが、ネットで言いた放題ぶちまけるとストレスが発散されるのでしょうか?自分だけのつぶやきの場にしてもらいたいものです。 インターネットは生活するうえで非常に便利ですが、インターネットが生まれた時からある若者世代はは当たり前の生活となっています。悪口ひとつであっという間に拡散され今度は自分が叩かれる羽目にもなりかねません。いまひとつインターネットの正しい使い方を見直してもらいたいと思います。 思ったことをそのまま口に出してしまい、周りの空気を凍りつかせる人ってよくいますよね。私の同級生にも、悪口雑言をしょっちゅう言ってしまう女子がいました。 仮にGさんとしますが、ふだんはおしゃれが好きな子で、別に問題なさそうな感じなんですけど、言うことがひどいのでハラハラさせられていました。 たとえば、美術の授業で手を使いすぎ、指が震えてしまっている女の子がいました。その子とGさんがしゃべっていたのですが、Gさんはその震えをある難病にたとえて笑っていました。また、体の不自由な偉人にたとえて爆笑していたこともありました。聞いてゾッとしたのを覚えています。 また、一年生のときに学校を退学した子の名前を使って、休みがちな子に「第二の〇〇くんになるぞ!」と言ったり、担任の若い女性の先生が彼氏がいて結婚するらしいという話をしたときには、「え、彼氏がいるの? あの顔で…!?」と陰で話していました。いくら何でも、こんなことを言うのは失礼だなと思いました。バイト先でも、お客さんのことをからかうようなことをしたり、ズルをしたりと本当に問題の絶えなかったGさん。今はどうしているのか知りませんが、ちょっと心配です…。

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呆気に取られる

【漢字】呆気に取られる 【読み】あっけにとられる 【意味】言葉にならないほど呆れる。 【例文1】毎回彼の言動には呆気に取られる。 【例文2】散らかった部屋に呆気に取られる。 【例文3】釈明会見で開き直り呆気に取られる。 小池都知事のいる希望の党はどこまで票を伸ばすのか注目されていただけに、パリにいることを知ったときは残念な気持ちでした。立憲民主党があとから勢いが出てきて、票を伸ばしていき野党では第一党となりましたが、希望の党の小池知事はその場にはいませんでした。小池都知事はテレビに出ていたときフランスのパリでインタビューを受けていたので、呆気に取られる人が多かったのではないでしょうか。フランスの新聞でも東京にいないでパリに来ていたので呆気に取られたと出ていました。都知事選挙のときは前の舛添元知事があまりにも私用目的で税金を使っていたので、ひんしゅくを買っていただけに小池氏が立候補したときは人気がありました。しかしその後代表を退いて他の人に代表をやらせていたので、そのときも呆気に取られる事態でした。有権者を馬鹿にしてるのではないかと思ったこともあって、きちんと対応していないので今回の衆議院選挙でも有権者から見放されたのではないかと思います。前原氏は希望の党から出るものだと思っていたのが、無所属で出馬していたのでそれを知ったときも呆気に取られました。自民党が大勝してしまったので呆気に取られる選挙でしたが、しばらくは安倍政権が続きそうです。 目の前、あるいはどこかで起こる出来事があまりに衝撃過ぎて言葉を失い呆然と見てしまう事を「呆気に取られる」と表現します。目の当たりにした光景が素晴らしかったり、馬鹿馬鹿しくても自分が想定したものを遥かに凌いでいると、人はただ見とれるだけしか出来なくなります。「息子の突拍子もない発言に、父は呆気に取られた」や「見事なアクロバティック飛行に、誰もが呆気に取られる」という具合に、良い時もそうでない時も範中を越えてしまえばそうなってしまうのです。嬉しい事や喜ばしい事でそうなれれば、何も言う事などありませんが、世の中そう都合良くは出来ていませんので、招かざる衝撃的な事も往々にして起きるのです。「部下に出し抜かれ、呆気に取られる」や「自分のアイデアを我が物顔で紹介する友人に、呆気に取られる」などは全く喜べない、出来れば起きて欲しくない衝撃です。呆気に取られる程の驚きは滅多に起きませんし、そういう状況は思いもしないタイミングでやって来るのです。ある程度身構えていられると、呆然と眺めるだけにはならないでしょうが、こちらが予期せぬ時に突然起きてしまうと、心の準備が出来ていませんので頭の中も真っ白になり、思考が回復するのに時間が掛かってしまうのです。願わくば自分が誰かに呆気に取られるなら嬉しい事でありたいですし、逆にアッと言わせるなら悪い事ではない方でありたいものです。

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圧巻

【漢字】圧巻 【読み】あっかん 【意味】書物や行事の一番良かったところ。 【例文1】小説の結末は圧巻だった。 【例文2】圧巻の演説だった。 【例文3】圧巻のナイスシュート! 私は読売巨人軍が好きでした。一昔前に巨人のエースで西本投手と言う足を大きくあげて投げるピッチャーがいました。時代にすると江川卓投手がエースとして巨人軍を引っぱっている頃の時代です。西本投手は決して球威は無かったと思います。しかし毎試合圧巻のピッチングをしていました。持ち味はカミソリシュート右バッターの内角をえぐるようなたまを投げていました。バッターはやっとの事でバットにボールを当てても内野ゴロの連続でした。江川卓と並んで巨人のエースでした。いつも圧巻のピッチングをする西本投手でしたが、江川卓投手があまりにも豪速球を投げて派手なピッチングをしていましたから、いつも西本投手は江川の次の2番手という感じでした。身体はそんなに大きくはありませんでした。しかし、身体が柔らかく鍛え抜かれた抜群の身体能力で毎試合圧巻のピッチングをブラウン管から見ていました。そんな西本投手は巨人軍からトレードに出されて中日ドラゴンズに入団しました。その頃には30歳も遠に越していて体の衰えも見え隠れしていました。。しかし、巨人戦になると圧巻のピッチングを披露していました。確かトレードに出された年は20勝わ挙げたとおもいます。素晴らしいピッチャーです。 上京して、初出勤の日。 東京駅で圧巻の満員電車を降りて、丸の内のオフィス街を目の当たりにした時、その圧巻の高層ビル群に圧倒されました。 よくテレビで目にしていたこの街でこのわたしが働くことになるなんて! 不安もたくさんありましたが、ドキドキワクワク感や期待の方が大きかったように思います。 初出勤の日、仕事が終わりクタクタで東京駅に向かいましたが、その夜景が更に圧巻でした。 初出勤の疲れが全て吹っ飛んでしまうくらい圧巻で少し泣きそうになるくらいでした。 あれから何年経ったのだろう・・・。 しかし、何年経っても未だに丸の内の街並みはわたしにとっては圧巻で、洗練されていて、未だにドキドキワクワクします。丸の内の街並みには飽きることがありません。 辛いことがあった時、丸の内の夜景を見ると癒されます。 楽しい時は丸の内の街並みを見て更にウキウキになります。 丸の内はどこでも絵になる街で、今風に言うならば「フォトジェニック」な街並みです。 古く、歴史ある建造物も多く、やはり歴史を感じる重厚感は圧巻です。 この街で働いていることに誇りを持ち、圧巻のこの街に飲まれないように、しっかり自分を持って生きれたらいいなと思っています。

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あちら立てればこちらが立たぬ

【漢字】あちら立てればこちらが立たぬ 【読み】あちらたてればこちらがたたぬ 【意味】一方に良くすればもう一方が悪くなるので、物事の両立は難しい。 【例文1】嫁と母親の間であちら立てればこちらが立たぬでツライよ。 【例文2】どちらも友人であちら立てればこちらが立たぬ立場だ。 【例文3】姉妹の喧嘩にはあちら立てればこちらが立たぬ。 職場で現場のスタッフから、ちょっと外出をして欲しいと言われ、やすやすと引き受けたわけです。自分が外出をしないと他に行く人がいなかった為です。それを上司に報告に行くとそういうのは急にいわれてもダメです。やすやすと引き受けるなとのこと。両者の言い分は分かります。いわゆるあちら立てればこちらが立たぬ状態でした。私の気持ちとしては、現場スタッフも、他に行く人がいないので自分に頼んできたわけで、自分のスケジュールも空いていたので行ってあげたかった。しかし結果としては断わりました。上司の言い分も分かりました。本当に二人の言い分どちらも出来ればいいのですがさすがに両者の言い分両方をとることは出来ません。こういうことは仕事上でも私生活でもよくある事です。友達が頼み事をしてきた。しかし、今日は家庭のことをしなければならない。どたらも出来れば本当にスーパーマンなのですがあちら立てればこちらが立たぬでそんなことは出来ません。ことによっては両方を立てる時が出来ることもありますが、大半はどちらかを断念せねばならないことの方が多いと思います。その判断はしっかりとことの重要性を判断して、きっちりと自分で決めることが大事です。

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当たるも八卦当たらぬも八卦

【漢字】当たるも八卦当たらぬも八卦 【読み】あたるもはっけあたらぬもはっけ 【意味】八卦とは占いで、当たる時もあれば当たらない時もある。悪い結果に用いる。 【例文1】当たるも八卦当たらぬも八卦で信じない。 【例文2】当たるも八卦当たらぬも八卦だから落ち込まないで。 【例文3】当たるも八卦当たらぬも八卦だと思いたい。。 「当たるも八卦当たらぬも八卦」とは、占いというのは当たることもあるけど当たらないこともあるということです。これは、占いが悪い結果の時に使われることが多く、占いというのは当たることもあるし外れることもあるのだからあまり気にするなという意味です。この「八卦」は陰と陽を示す算木の組み合わせで作る八種の形で占いのことです。ですので占い以外で使うのは間違いとなります。使い方としては「おみくじを引いたら凶だった。当たるも八卦当たらぬも八卦だから気にしないようにしよう。」「昨日有名な占い師のところに行ったら最悪なことを言われた。でも当たるも八卦当たらぬも八卦だからあまり落ち込まないようにしよう。」と言った使い方をします。 私も毎年初詣に行った時はおみくじを引いていますが、良い結果だと嬉しくなり、悪い結果だと当たるも八卦当たらぬも八卦と自分に言い聞かせあまり深く考えないようにしています。悪い結果の時に落ち込んでばかりいると余計悪い事が起こるような気もしますのでそこはうまく言い聞かせることも必要です。よくない結果が出るのを恐れるよりもいざという時には当たるも八卦当たらぬも八卦と言い聞かせて落ち込まないようにしましょう。

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当たらずといえども遠からず

【漢字】当たらずといえども遠からず 【読み】あたらずといえどもとおからず 【意味】ピッタリとまではいかないが、それほど外れてもいない。 【例文1】40才だと年齢を当てられ、当たらずといえども遠からずで微妙な気持ち。 【例文2】当たらずといえども遠からず、まぁそんなところかな。 【例文3】当たらずといえども遠からず、まぁ良しとしよう。 「当たらずといえども遠からず」は中国の古書「礼記」にある言葉で、全文は「心、誠に之(これ)を求むれば、当たらずいえどもも遠からず」となります。 全文の場合、封建時代の文書なので対象は為政者で、「(君主が政治を)誠実に実行しようとすれば見当違いなことにはならない」という意味です。 見当違いになるならないは、為政者の能力に左右されてしまいそうな気がしますが、無能な人物が適当に仕事をして失敗するよりは救いがあるのかもしれません。 「当たらずといえども遠からず」だけの場合は、為政者とかは全く関係なく使われます。 「惜しい、もう少し」とも受け取れますが、「まあ、大体そんな感じ」という適当な対応にも使われそうです。 そもそも正解を知っている人が上から目線で語っている感じになるので、頻繁に使用しないほうが良いように思われます。 賢者とか村一番の年寄りが「当たらずといえども遠からずといったところかの」などと嘯く分には問題がない程度の言い回しです。 「いえども」の部分を省略して、当たらずとも遠からずとしてしまう人もいますが、意味は通じてしまうのは何か少し引っかかります。 常に適確な表現を期待するのも要求が厳しすぎるのかもしれませんが、見当外れでない分もどかしく感じることになります。 それこそ当たらずといえども遠からずと嘆きたくなるくらいに、もう少し頑張りましょうの判子が押されそうな文章が多いものです。

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頭をもたげる

【漢字】頭をもたげる 【読み】あたまをもたげる 【意味】押さえていた感情が後から込み上げてくる。 【例文1】あの時こうすれば良かったと頭をもたげる。 【例文2】事業を無理に広げなければと頭をもたげる。 【例文3】告白する勇気がなくて頭をもたげる。 私が地元の美大に通っていたころの話です。同じ学科にいた女の子で、入学直後に私が海外在住経験のあることに興味を持ってくれて、積極的に話しかけてきてくれた子がいました。私の英語はネイティブの方が聞いたらめちゃくちゃなのですが、それでも「発音すごくうまいね!」と言って感激してくれたほどです。また、音楽など共通の趣味もあることが分かって、すぐに連絡先を渡しました。 しかし、しばらく一緒に学校生活を送っていて、学校のイベントで私がレジ係をやっているときに、シフトにその子も入っているのに全然来ないで仮装して遊んでいたり、その子が気に入っている先輩の前で声など態度を豹変させたりしているのを見て、この人はちょっと性格が悪いのかなという疑念が頭をもたげることになりました。 その後も、グループでやっている課題を途中で抜け出したり、「女の子と気が合わない。苦手」と言って男子にベタベタしているのを見て、男好きな人ってよく「女子が苦手」って言うよなーと思ってしまい、何だか一緒にいるのが嫌になってしまいました。 その後も外国のことはよく聞かれましたが、「未来のことを言うときって、wasとwillどっちだっけ?」などとトンチンカンな質問をしてくるのも困りました。

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頭を冷やす

【漢字】頭を冷やす 【読み】あたまをひやす 【意味】興奮した気持ちを抑える。 【例文1】ケンカしたあと頭を冷やしに外に出る。 【例文2】一服して頭を冷やす。 【例文3】一旦座って頭を冷やす。 頭を冷やすという言葉を辞書で調べると「冷静さを取り戻すこと」とあります。日頃生活をしているうえで、自分自身冷静にならなければと思うことが度々あります。ただ、自分でそのように気づくときはまだいいのかもしれません。問題は、自分が冷静さを失っていることすら忘れてしまっているときです。一歩外に出てみても冷静さを失い、いわゆる「キレやすい」と言われる人を多く見かけるようになりました。電車が遅れていると駅員さんにキレる、電車内で傘がぶつかったと言ってキレる、メールの返信が遅いと言ってキレる。多忙な現代生活や便利な生活も「キレる」一因だと言われます。スマホ、パソコン、電子レンジなど家電製品の進化が人間から「辛抱して待つ」という機会をどんどん奪っています。ボタン一つ押せばごちそうが食べられ、お風呂が沸き、掃除までしてくれる時代です。しかし、ボタンを一つで自分の思い通りに働いてくれる半面、連続して使用しているとオーバーヒートを起こし故障してしまいます。故障を避けるためには次の使用まで間隔をあけたり充電するなどクールダウンさせる必要があります。人間も、オーバーヒートを避けるために頭を冷やし自分自身を充電する時間を意識的に取る必要があると言えそうです。

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頭を撥ねる

【漢字】頭を撥ねる 【読み】あたまをはねる 【意味】他人の稼ぎの一部を自分のものにする。ピンはねとも言う。 【例文1】給料の頭を撥ねる。 【例文2】分け前の頭を撥ねる。 【例文3】日当分の頭を撥ねる。 『頭を撥ねる』とは他人に支払わなければいけない利益の一部を、自分のものにするという意味です。俗に『ピンはね』と呼ばれることもありますね。『ピンはね』と言われると、悪いイメージを持つ人が多いと考えられます。確かに悪いイメージでの『ピンはね』なら、本来ならすべきではありません。 何故かというと、単純に考えていただきたいのが『自分がされたら嫌な行為だから』です。たとえば日給で8000円の仕事をしたのにも関わらず、支払われた給料が7000円だったとしたら、誰しも不快な気持ちになるでしょう。そして給料を勝手に減額した相手に対して、不信感や嫌悪感を抱くはずです。そんな気持ちのままで、きちんと働き続ける人は、あまりいないことでしょう。いずれは「もうこの仕事をしたくない」という気持ちにもなり、その仕事を辞めることだってあるのではないでしょうか。 しかし『ピンはね』自体は、法的にも定義が曖昧な部分があったり、広い意味でいうと税金や手数料も『ピンはね』に該当するといった見解まであるため、一概に良いとも悪いとも言えません。とはいえ相手を不快にさせるような『ピンはね』は、すべきではないと思います。自分だけが利益を得ようとすると、いずれは何かしらの問題にぶつかってしまいます。

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頭を抱える

【漢字】頭を抱える 【読み】あたまをかかえる 【意味】悩み苦しむ。 【例文1】借金返済に頭を抱える。 【例文2】会社経営危機に頭を抱える。 【例文3】いじめ問題に頭を抱える。 ここ数年、ずっと私は頭を抱える日々を過ごしてきました。それが母のことです。結婚したので今後母のことをどうしようかと家族で話し合っていたのですが、なかなかその話が良い方向に進まなかったんですよね。やはり結婚すれば母親につきっきりというわけにはいきません。しかし、母は一緒に生活したい、それが駄目なら近くに住みたいと希望していました。私は在宅で仕事をしているので時間があるように思われがちなのですが、実際には普通にお勤めしている方よりも長く作業時間を取っています。 以前一緒に暮らしていた時は、仕事中だと言っているのに毎日母が部屋までやってきました。それで繰り広げられるのは、いかに自分はかわいそうかという話。母も寂しい人だとはわかっているのですが、ずっと面倒を見てきたのでそれが今後も続くというのは正直辛いです。母は主人とも仲が悪いですから。 そんな中、離れて生活していた姉が離婚して再婚することになりました。その再婚相手の方がとても良い方で、母を迎えてくれたのです。とにかく穏やかな人で、母も牙を抜かれたような感じですね。おかげで私は頭を抱えるような日々がようやく落ち着きました。今後は自分の幸せのことをもっと考えていこうと思います。

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頭の黒い鼠

【漢字】頭の黒い鼠 【読み】あたまのくろいねずみ 【意味】ネズミは屋根裏に棲み着き食べ物を盗ることから、物がなくなった時、盗んだのは身近にいる人だろうとほのめかす時に使う。 【例文1】(兄)ここに置いていたお菓子誰か知らない?!(母)知らないわよ。頭の黒い鼠かしらね?(弟)・・・。 【例文2】おやつを食べた頭の黒い鼠は誰かしら? 【例文3】頭の黒い鼠は弟しかいない。 頭の黒い鼠をテーマにした記事 1年ほど前から、急に物が無くなるようになりました。外では問題が無いのですが、家にいる時にしょっちゅう無くなるんです。それも、ボールペンとか私が旅先のテンションで購入した変なお土産、ガチャガチャのダブリ、後少しだけのメモ帳。こんな変な物ばかり。でも、一番無くなるのが食べ物なんです。 一番最初に無くなったのは、肉じゃがでした。午前中に作っておいて、その後は自室で仕事をしていました。早めに作っておいた方が味が染み込みますから。これをお昼の時にチェックして、一度火入れをしてからまた止めて放置していたのですが、いざ晩御飯の支度をしようとすると無くなっていたんです。お鍋ごとではなく、3分の1くらい無くなっていました。 他にも、買ってきたばかりの卵が2つだけなくなっていたり、アソートパックの中で嫌いなふりかけだけが無くなっていたり。特に大きな被害が無いので良いのですが、正直気持ち悪いですよね。でも、これは我が家にいる頭の黒い鼠が犯人だとわかっています。この頭の黒い鼠とは、同じ敷地内に住んでいる義姉のことです。 最初は本当に親子のように可愛がってくれている義両親がちょっとずつ食べたりしているのかな?私が仕事だから気付いていないのかな?と思っていましたが、どうも義両親のところから合鍵を持ち出して時々入ってきているみたいで、いつ鼠退治をしようか考えています。

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頭の上の蠅を追え

【漢字】頭の上の蠅を追え 【読み】あたまのうえのはえをおえ 【意味】人の頭上のハエを追い払う前に自分の頭上のハエを追い払えという意味で、人の世話より、まず自分の後始末をせよという戒め。 【例文1】頭の上の蠅を追えない者が口出しすべきではない。 【例文2】頭の上の蠅を追うよりまずお手本を見せてくれ。 【例文3】仕事を終えてから頭の上の蠅を追え。 ここ最近、週刊誌のスクープが話題です。 次々発射される文春砲では、国会議員が地方議員とホテルで密会をしていたという報道があり、その報道を端緒に地方議員の悪事が日の目を見ることになりました。 ただ単に「あの人浮気してるんじゃない。いやだね~」というようなおばさんたちの立ち話のようなことだけに留まらず、結果的に税金を私するという不正を暴くことになったのですから、週刊誌は正義の味方、国民にとって無くてはならない存在ということでしょうか。 これも中国などのように自由な発言が許されていない国と違って、なんでも言いたいことを言うことができるという自由の国だからでしょう。 ところで、こうしたスクープをする記者たち自身には不倫は絶対ないのでしょうか。 もしも芸能人などの不倫のスクープを扱っている記者たち自身に、不倫関係の問題があるのだとしたら、その記者の配偶者は他人のことを書いたり激写したりしてないで 「頭の上の蠅を追え」と言いたいかもしれません。 先日、文春の記者が有名な帯番組の司会者のスクープがあると言っていました。 毎日のようにさまざまな問題を取り上げて、先頭を切って批判しているだろうその司会者は、どんな顔で自分のスクープを解説するのでしょうか。

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頭から湯気を立てる

【漢字】頭から湯気を立てる 【読み】あたまからゆげをたてる 【意味】カンカンになって怒る。 【例文1】作業が進まず頭から湯気を立てる。 【例文2】ギャンブル好きの夫に頭に湯気を立てる。 【例文3】頭から湯気を立てて罵る。 国会議員が傍若無人な振る舞いをしたということで、連日のようにニュースやバラエティ番組で取り上げられています。 その様子が伝聞で伝わる分には、これほどまでの騒ぎにはならなかったと思うのですが、文明の利器はその場の様子をしっかりと録音していました。 女性議員は自分の秘書に対して罵倒したり、暴力をふるっていたといいます。 その暴言も、流行語大賞の候補になるのではないかと思うくらい、日本中に響き渡っています。 「このハゲ~!」というのは知らない人がいないくらいです。 それは秘書の度重なる失敗に対して「頭から湯気を立てる」気持ちで言い放った言葉だそうです。 いくら腹が立ったからと言って、自制心の無い国会議員と言うのはいかがなものでしょう。 言葉遣いという点でも、たくさんの人に言葉で国について伝えなくてはならないのが議員の仕事です。 暴力については、秘書が運転している最中に後部座席から殴りかかったというのですから驚きです。 運転中には異常音がしても不安になるのが運転をしている人です。 運転している体に突然触れられるのさえ運転の邪魔になります。 まして、殴られるとなるとたいへん危険なことです。 運転手が殴られたひょうしに事故が起きていたらと思うとゾッとします。 頭から湯気を立てるとは、言うまでも無く顔を真っ赤にするほど怒っている状況を表現しています。 実際には、いくら怒って顔が真っ赤になるほど血圧や体温が上がっても頭の上から湯気を立てるようなことなど有り得ません。 人間の身体から湯気が立つ状況は無くは有りませんが、情緒面の変化より他に必要な要素があります。 まず気温が低く乾燥している状態が必要です。 風呂上りなど特殊な状態でなければ人間の身体から蒸発する水分で湯気が見えることなど考えられません。 となると必要な温度差は、周囲の気温が低いことで用意できるでしょう。 さらにウインドブレイカーなどを着込み適度に運動して汗をかけば身体からもうもうと湯気が立ち上ります。 ここまでしないと人間の身体から湯気が立ち上ることなど観測できません。 ギャグ漫画などで怒りの表現として、顔に青筋がでたり頭から湯気が立つ表現がありますが、これは漫画特有のおおげさな表現です。 実社会で怒りを表現する場合、表情や発言内容がきつくなるくらいが精々というものです。 感情にまかせて怒鳴り散らしたり暴れたりすれば怒った本人の社会評価が低下するというのが昨今の社会常識になりつつあります。 指導力や責任能力まで疑われることになりかねないので、頭から湯気を立てるようなみっともない真似は避けるべきでしょう。

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頭に来る

【漢字】頭に来る 【読み】あたまにくる 【意味】怒りで体が熱くなりカッとなる。 【例文1】わからずやで頭に来る。 【例文2】サボってばかりで頭に来る。 【例文3】言う事を聞かず頭に来る。 我が家は普段滅多にファストフードは利用しません。 安いようで、やはり自炊をした方が安上がりなように感じるし、健康面でも気になるし、徒歩圏内に店舗がないことも原因のひとつかもしれません。 ただ、無性に食べたくなることもあり、特に季節限定のメニューが発売になる頃などかなりそそられます。 先日、食べたいなぁと思っていたところに子どもがお土産で買ってきてくれました。 ちょうど食べたかったし、その気持ちがとても嬉しかったです。 いざ、いただこうと袋から商品を出した時驚きました。 ポテトがスッカスカだったからです。 実はこの状況、初めてではなく2回目でした。 我が家は引っ越してきてちょうど一年。我が家から一番近いファストフード店は一つ。滅多にファストフード店は利用しないので越してきてこの店舗に行ったのは2度目でした。 2度利用して2度ともスッカスカのポテト。 頭に来るのは当然だと思います。 さすがに2度目。店舗に電話をするとこれから伺いますとの回答。当然お腹をすかせていたわたしたちは代替品が届けられるものだと思いましたが、手ぶらで謝りに来ただけ・・・ さらに頭に来るだけでした。 もう2度と利用しないと思います。

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頭が低い

【漢字】頭が低い 【読み】あたまがひくい 【意味】偉そうにしない。謙虚である。 【例文1】彼女は営業成績ナンバー1ですが頭が低い。 【例文2】営業担当者は頭が低い。 【例文3】サービス業は頭が低い。 頭が低いとか腰が低いは、どちらも低姿勢な状態、謙虚な様子を指します。 電話口でぺこぺこと頭を下げるのを見かけると、それが身に染み付いてしまっていることが伺えます。 目の前にいるわけでもない人に対しての低姿勢、なんとも珍妙な光景ですが他人事と笑える人は多くないでしょう。 頭が上がらないという言葉どおりに、立場的にどうにもならない上役は誰にでも一人や二人いるものです。 自分より偉い人間などいないなどとうそぶける人は余程狭い世界で生きているのでしょう。 もしくは恩義を知らぬが記憶力が著しく弱いものと思われます。 殊更に卑屈に振舞う必要も無いのでしょうけれど、無理をしてもあまり意味が無いように思えます。 逆の意味で頭が高いという言葉もありますが、使われるのは時代劇など封建的な社会構造の中が多いです。 「頭(ず)が高い、控えおろう」というセリフから分るように、立場が上の方の人が使う言葉です。 自分は偉いんだぞと主張したいのでしょうけれど、端から見ると何とも安っぽい偉さに受け取れます。 権力を嵩にきてすき放題やってやると宣言しているようなもので、到底受け入れられるものではありません。 それでも我侭を通すだけの暴力的な権限を持っているのでしょうけれど、まず敬われることは期待できない存在です。 わたしはふなっしーが大好きです。 ふなっしーの最大の魅力はその謙虚さにあります。 ふなっしーの全盛期は超えたと言われています。 実際最近テレビなどのメディアへの露出は少なくなりました。 ふなっしーの下積み時代はそれは過酷で、どこへ行っても不審者扱い、子どもには泣かれ、イベントにすらなかなか出られませんでした。 そんな時手を差し伸べてくれたのはご当地キャラ仲間。 ふなっしーは仲間の助けあってご当地キャラの頂点に上り詰めたと言っても過言ではありません。 その後ふなっしーはたくさんのメディアに出て知名度を上げます。その頭の良さと笑いのセンスを発揮し、テレビで見ない日はないぐらい多忙となりますが、その謙虚さは変わらず、頭が低い、律儀なご当地キャラふなっしー。そのキャラクターはぶれることはありませんでした。 あの時手を差し伸べてくれた仲間を自分が出演するテレビ番組に呼ぶ、どんなに知名度が上がっても片田舎のイベントにも出向いていく。 今、メディアに出なくなったふなっしーに、一定数の固定ファンはしっかり付いています。 彼の人気の秘密はそこにあります。 破天荒キャラに垣間見える義理堅さ、謙虚さ、頭の低さ。彼に一生ついて行きます。

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頭が下がる

【漢字】頭が下がる 【読み】あたまがさがる 【意味】相手を尊敬する。他人の努力や真剣な姿に感心する。 【例文1】勤続40年の両親に頭が下がる想いでいっぱいだ。 【例文2】支えてくれた家族に頭が下がる。 【例文3】定年退職した両親に頭が下がる。 私は毎日電車通勤をしています。最寄りの駅で掃除の高齢者の女性がいるのです。寒い時も暑い時もいつもキレイに掃除をしてくれます。それだけでも頭が下がる思いをします。しかしその女性の頭の下がるところは、電車に乗る人一人一人に毎日おはようございますと挨拶をしているところです。何を思ってその女性はおはようございますと言っているのか、今日も一日頑張ってねとか思って言っているのでしょうか。声のトーンで心もこもっていると感じます。本当に頭が下がる思いをします。自分はその女性より小さな声でおはようございますとはいい返しています。本当にありがとうございますという感じです。後は職場の女性の社員ですが頭が下がる思いをします。この女性はだれよりも早く会社に出てきて流しのシンク掃除カウンターの掃除を毎日してくれます。本当に頭が下がる思いです。しかし憤慨することがあります。その掃除を感謝しない上司です。何を勘違いしているのか。ありがとうの一つも言えないのかととても腹が立ちます。誰のおかげで気持ちよく仕事に取り掛れるのか、感謝の気持ちがない人というのは、人間的に尊敬できません。私も人のふりして我がふりなおせと、感謝の気持ちで過ごしたいです。 自立している我が子の話です。 我が子がまだ小学生の頃、トイレ掃除を担当してもらっていました。 中学生になり部活で多忙を極め、トイレ掃除などする時間がなくなり自然にその担当から外れるまで週一でトイレ掃除をがんばってくれていました。 高校受験の前日、我が子はトイレ掃除をしていました。 そんなことしなくていいから明日に備えてのんびりするよう話すと、トイレ掃除で心を整理しているのだと。 なんという子だとただただ頭が下がる思いです。 彼はそれからも受験、就活と勝負の前日は必ずトイレ掃除をし、困難に打ち勝ってきました。 またまた頭が下がる思いでした。 そんな彼が先日帰省してきた時のこと。 またトイレ掃除をしていました。 またなにか勝負事が控えているのかと聞いてみると「いや、単純に汚れが目に付いたからだよ」と・・・(笑) 先日トイレ掃除をしたはずなのですが・・・ さすが我が家のトイレ掃除のプロだとまたまた頭が下がる思いでした。 せっかく規制してきたのにトイレ掃除をしてくれる息子。 トイレ掃除を嫌がらない息子だからとても心が綺麗なんだと思います。 息子に素敵なことがたくさん起こりますように。 わたしにしてはもったいないわが子です。

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頭隠して尻隠さず

【漢字】頭隠して尻隠さず 【読み】あたまかくしてしりかくざず 【意味】悪事を隠したつもりが全部を隠し切れていない。 【例文1】(妻)糖尿気味なのにまた隠れてケーキ食べたでしょ。(夫)食べてないよ。(妻)レシートがポケットに入ってたわよ。頭隠して尻隠さずだったわね。 【例文2】アリバイは完ぺきだったがレシートが決め手となり頭隠して尻隠さず。 【例文3】浅はかな考えが頭隠して尻隠さず。 雉が草むらに頭を突っ込んで隠れたつもりが尻尾が出てままで居場所がばれてしまったという話が「頭隠して尻隠さず」の元ネタらしいです。 隠れるからには緊急事態が発生して命からがら大慌てで隠れ場所を探したことでしょう。 尾羽が長く目立つ雉は、飛ぶにしても隠れるにしてもとても得意そうには見えません。 飛んで逃げても追跡から逃れられそうにないならば、運を天に任せて不恰好でも隠れるより他なかったのでしょう。 必死に生き延びようとあがく様子を笑うのは失礼というものです。 省みるに知能が発達し理性に基づき行動するとされる人間様は緊急時にどのように行動しているでしょうか。 事故や災害が目の前で発生したとき、混乱せずに我が身を十分に守ることが出来ると断言できるとしたら、それはかなり楽観的なように思われます。 日常の何気ない選択ですら間違えることがある人に至っては、パニックを起こす群衆のひとりになるくらいが関の山かもしれません。 冷静沈着などとうそぶいてみても、迅速かつ正確な判断を為し続けることは余程の訓練と経験が必要となります。 頭隠して尻隠さずとは言いますが、とりあえず最低限守るべき頭を隠すことから始めてみてはどうでしょうか。 生き残るチャンスも僅かながら増えそうです。

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頭が切れる

【漢字】頭が切れる 【読み】あたまがきれる 【意味】頭の回転が速い人。頭脳明晰である。 【例文1】彼女は校内ではトップクラスで頭が切れる。 【例文2】美人で頭も切れる。 【例文3】若くして頭が切れる逸材だ。 頭が切れる人は頭の回転が速い人だと思います。 しかし、どんなに優秀で仕事ができて、頭が切れる人でも組織の中で上手くやっていけるかは別の問題だと思います。 組織の中で上手くやっていくためには、協調性やチームワーク力も必要になってきます。 また、コミュニケーション能力も高い方が上手くいくでしょう。 頭が切れても協調性に欠ける人もいます。 努力次第で今の性格を変えることができるかもしれません。 そもそも頭が切れる人も最初からそうだったわけではないと思います。 さまざまな状況に接してきて、自分なりに考え実行してきたことで、頭が切れるようになったのだと思います。 もしかしたらそうするしか道はなかったのかもしれません。 頭がそれほど切れなくても難なく生きてこられた人は、そうする必要に迫られなかっただけなのかもしれません。 その都度、自力で解決しなくても、いつも誰かが助けてくれた可能性もあります。 どちらが良いとは言い切れませんが、できないよりはできたに越したことはありません。

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頭が固い

【漢字】頭が固い 【読み】あたまがかたい 【意味】融通が利かない。考え方が厳格である。 【例文1】上司は仕事でもプライベートでも頭が固い。 【例文2】父は厳格で頭が固い。 【例文3】祖父は大正生まれで頭が固い。 会社内で年配の方からよく耳にする言葉「最近の若い奴は」。もう流行語のように飛び交います。 確かに私も40歳ということで、会社内では中堅どころ。年配の方の言いたいこともわかります。若い新人たちの付き合いの悪さ、考え方の違い、いやこれは斬新さといってもいいのかもしれませんが。様々気になる部分があるのは事実です。しかし、そこは時代の変化についていけてない我々を含め年配の方にも原因があります。 「最近の若い奴は」という発言が出るときは、年配の方が思っていた通りにことが運ばなかった時に出ることがほとんどです。そこで苦言を呈すると、「なぜ、そういう返事がくることが予想できなかったのか」と、私は言いたいです。 年配であれば、若者の行動を分析し、ある程度、返ってくる答えにに関して予想ができたのではないでしょうか。意外性に飛んだ答えがきた時に、1度それを受け止めて、理解してあげるのも上司や年配者の役目ではないでしょうか。そこで間違い気づけば訂正してあげればいいだけで、「最近の若い奴は」と一気に否定する必要はないのではと思います。 一気に否定することにより、若い人から頭が固い上司とレッテルを貼り付けられ、余計に関係性が悪化して、常に悪循環が起きていると日ごろ感じています。

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頭が痛い

【漢字】頭が痛い 【読み】あたまがいたい 【意味】困難な問題が解決せずに悩む。 【例文1】借金の返済問題で頭が痛い。 【例文2】会社倒産の危機で頭が痛い。 【例文3】売り上げが上がらず頭が痛い。 「頭が痛い」ほど悩んでいます。解決が難しい問題を心配したり、悩むこと。まさに、息子の話です。 うちの息子は、大の勉強嫌いです。勉強があるから、学校に行きたくないというほど、嫌いです。小学校1~2年生の頃はそんなこと言っていませんでした。 しかし、学年が上がるにつれてだんだん勉強が難しくなってきました。そして、 「勉強嫌い、勉強があるから学校は嫌だ」というようになりました。それでも学校にはちゃんと行っています。好きなのは、体育と休み時間のみだそうです。5年生の3学期には、勉強がわからないからと、とうとうそれを理由に学校を休みました。でも、幸い2日間だけです。3日目からは行きました。英語も小学校でやるようになったので、英語も苦痛のようです。周りの友達は塾や公文に行っている子どもが多いので息子にも言いました。塾に行く?英語に行ってみる?でも返事はノーです。勉強が大嫌いな息子は塾や、英語など勉強系の習い事は一切、行きません。それもかたくなに拒否します。 勉強がわからなくて学校を休んだり、わからないのに塾にも行こうとしない。英語も習おうとしない、そんな息子に今から頭が痛いです。現在小学6年生。来年の4月からは中学生です。もっと勉強も難しくなるし、受験もあります。この先、乗り切っていけるかとても不安です。

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頭が上がらない

【漢字】頭が上がらない 【読み】あたまがあがらない 【意味】相手の方が立場が強い関係。 【例文1】家族のために支えてくれる母に頭が上がらない。 【例文2】毎日家族のための働く父に頭が上がらない。 【例文3】監督には頭が上がらない。 うちは両親が会社を経営していましたので、子どもの頃は寂しさを感じることもありました。そんな時、いつも私の面倒を見てくれたのが兄達です。兄は二人いて、長男は勉強がわりと好きだったので成績も良かったですし生徒会長もしたりして模範的な生徒だったと思います。次男は勉強もスポーツもそこそこでしたが、手先がすごく器用で料理も上手でしたね。そんな兄二人のおかげで、それなりに寂しさを感じてはいましたが楽しい子ども時代を過ごすことが出来たと思っています。 長男は大学を卒業後は投資系の会社に就職してバリバリ働いています。次男は地元の小さな会社で働きつつ、同級生とフットサルをしたり。本当に性格も何もかも正反対で私としては見ていて結構楽しいですね。でも、こんなに正反対なのに喧嘩をしているところを見たことはありません。本人達もすごく仲が良いです。 今は三人とも結婚したのですが、私はずっと兄二人に頭が上がらないまま。両親はセミリタイアして海外での生活を楽しんでいますし、主人の両親は既に鬼籍に入っていますので結婚や妊娠の相談も兄やそのお嫁さんにお願いしました。今はわりとライトな付き合いですが、それでも困った時には助けてくれます。今は兄達だけではなくそのお嫁さんにも頭が上がらないですね。

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足を向けて寝られない

【漢字】足を向けて寝られない 【読み】あしをむけてねられない 【意味】尊敬する人に感謝を忘れない気持ち。 【例文1】仏壇に足を向けて寝られない。 【例文2】父母には足を向けて寝られない。 【例文3】恩師に足を向けて寝られない。 今の会社に入る時、面接官だったのはなんと今の上司です。 あれからだいぶ昇進されて直属の上司とはいかないけれど同じ部内で働いています。 わたしは中途採用で、面接の際に面接官と地元の話で盛り上がったことを覚えています。 なんと地元が同じだったのです。 あと二人面接官がいらっしゃいましたが、同じ地方の出身で、面接は終始和やかムードで終わりました。 内定の返事もすぐにいただけ、すぐに働き始めることができました。 入社してからもなにかと気にかけて下さり、たまに一緒になる飲み会ではいつも話を振っていただき、どんなに偉くなられても顔を合わせれば気さくに話しかけて下さって上司には足を向けて寝られないな、といつも感じています。 今の会社に面接が決まったのはやっとで、なかなか面接まで辿り着かず、そろそろ金銭的にも厳しくなってきていた頃でした。 「ここで絶対決めたい!」という気持ちが強すぎてとてもガチガチになっていたと思います。 それを地元の話で和やかにして下さったこと、今でもたまに思い出しますし、あの時の面接官が上司で良かったと上司と出会えてよかったとつくづく感じます。 だからわたしは残業もありがたくがんばれます。 上司に一生付いていきたいです。

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足を引っ張る

【漢字】足を引っ張る 【読み】あしをひっぱる 【意味】人の成功の妨げとなる。 【例文1】ケガをしてチームの足を引っ張る。 【例文2】リレーで足を引っ張って申し訳ない。 【例文3】ミスをして足を引っ張る。 足を引っ張るとは人のやる事に対し成功の邪魔だったり進行の妨げになるという意味に用います。一人の相手に対してや複数の時にも使ったりしますね。チームプレー等では足を引っ張らないようにしなくちゃと自分が思う方か、誰かに対して足を引っ張らないでくれと思う方か別れると思いますが自分は前者の方が多いです。学生時代の球技大会でリレー選手に選ばれた時はそう感じました。全然速く走れないのに何故か候補になってしまい、4人交代の3番目だったと思うのですが、自分にバトンが来るまで1位2位を交互に走ってる接戦の状態でした。周りの歓声が聞こえていて台無しにしちゃいけないと、不安よりもその定位置をキープしてアンカーに渡さなきゃとボルテージも上がっていてバトンを受け取り走り出しました。ともかくも無我夢中で必死に食らいつきましたが、走りながら他の選手に追い越されるのがスローモーションみたいに分かり、自分の番で3位まで失速してしまいました。短いその時間の中でやっぱり断れば良かったとチームの足を引っ張ってる事が情なかったです。しかしアンカーがとても足の速い子で次々に追い越して行ってくれて何と1位という見事なゴールを決めてくれました。アンカーでの追い越しという事で皆がワーと盛り上がって逆に見せ場にもなっていました。自分の引っ張ってしまった足をチームが支えてくれた終わりとなって安堵すると共にアンカーに尊敬の意が芽生えました。

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足を運ぶ

【漢字】足を運ぶ 【読み】あしをはこぶ 【意味】目的のためにわざわざ出向く。 【例文1】わざわざ足を運んでいただきありがとうございます。 【例文2】バーゲンセールを狙って隣の町まで足を運ぶ。 【例文3】雨の中、足を運ぶ。 上京してからというもの毎日に疲れており、休日はなかなか出掛けようという気にならなくなりました。 行ってみたいところはたくさんあるし、いろんな場所に興味はあるけれど、どこに行っても多くの人がいて、どこへ行くにもたくさんの人が乗っている電車を利用しなければならず、外出が億劫になるのでした。 普段満員電車で通勤しているわたしは休みの日まで電車に乗りたくないのです。 しかし、都心にも素敵な紅葉スポットがあることを知り足を運びたくなった場所があります。 それは秩父長瀞。埼玉県のようです。 都心に向かうわけではないし、まあ人は多いだろうけど通勤電車のように電車も混んでいないだろうし、行ってみたいなぁと思っています。 秩父長瀞のことはテレビ番組で知ったのですが、都心にも紅葉スポットが存在することを知り、調べてみたところ都内にも紅葉スポットがあることを知り驚きました。 高尾山はよく名前は聞いていましたが都内だったのかと驚き、更に奥多摩の方にも多数紅葉スポットや大自然が堪能できるらしくとても興味が湧きました。 外出意欲も高まりました。 少し足を伸ばせば河口湖や松本などにも乗り換えも少なく行けるとのこと、楽しみが増えました。

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足を延ばす

【漢字】足を延ばす 【読み】あしをのばす 【意味】目的地まで着いてさらに遠くへ出向く。楽な姿勢をとってくつろぐ。 【例文1】実家に帰省した後、恩師の家まで足を延ばす。 【例文2】どうぞゆっくり足を延ばして下さい。 【例文3】ここまで来たからには足を延ばしてみようか。 「足を延ばす」とは 1楽な姿勢をとってくつろぐ 2ある地点に 着いたあと、さらにそこから遠くへ行くという意味があります。 よく、旅番組などで「足を延ばす」という言葉を聞きますが、それは2の「ある地点に着いたあとでさらにそこから遠くへ行く」という意味の方ですね。次の東京オリンピックでも、オリンピックの観戦に訪れた外国人観光客が、日本の名所にいろいろ足を延ばして滞在して観光してくれることで、経済効果があるとの目算があるようですね。それに向けて地方でもいろいろ考えているようです。接客業の方やボランティアの方に英会話の勉強をするように促しているのもその一環です。英語を学校時代に何年間も習ってきたのに、聞き取れない、話せないという不思議なループにはまっている人は多いと思います。外国人が日本人と話していて、何より戸惑うのが、自分の意見をはっきり言わないことだそうですね。笑顔で笑ってごまかそうとするのが不気味らしいです。外国人は自分の意見をはっきり言うことが当たりまえと思っているので、自分と違う意見が相手の口から出ても、ああこの人はそういう意見なのだと思うだけで、恨みに思ったり、引いてしまったりはしないそうです。むしろ、ごまかされる方が馬鹿にしていると思うようです。これは日本人の一番苦手なところ。この際、克服のために頑張ってみましょうか。

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足を取られる

【漢字】足を取られる 【読み】あしをとられる 【意味】道の状態が悪かったり、酒に酔って歩くのが困難になる。 【例文1】飲みすぎて足を取られる。 【例文2】足を取られて転倒する。 【例文3】雪道で足を取られる。 酒は適度な量はいいのですが、あまり飲みすぎると、心身ともに悪いものになります。私はいつも適度な量のお酒を飲むことを心掛けています。しかし時には人に勧められて深酒をすることがあります。自分の中でこれ以上飲むと苦しくなることが分かっていてもついつい飲みすぎてしまう。そうした事があります。そのように飲みすぎて嘔吐したこともあるし、酷い時は足をとられて転倒して骨を折った経験もあります。どうしてもお酒を飲みすぎると私の場合は足を取られてしまいます。骨を折った時は泥酔していました。記憶も飛んでしまった状態になり、足を取られたのです。あとから反省してもお酒は後の祭りです。 もう飲まないとその時は思うのですが、酒を誘われるとやはり付き合いで飲みに行きます。ノミニケーションまで言葉があるほどお酒は人間関係を築くなんて上でも大事なものです。最近は歳のせいかお酒が弱くなりました。若いころのように飲むともう気分が悪くなり足を取られたり、千鳥足になったりします。得てして日本人は適量を考えず大量に飲むことや飲まされることが多いものです。お酒は適量にかぎります。そうしないと自分が足を取られたように、後の祭りになります。

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足をすくう

【漢字】足をすくう 【読み】あしをすくう 【意味】相手の弱点を見つけ失敗させる。 【例文1】試合で足をすくって勝利した。 【例文2】ライバルの過去をバラして足をすくう。 【例文3】スキャンダルを掴み足をすくう。 足を救うとは相手の隙を見つけて失敗させることです。 怖いですね~。このまえモデル兼タレントさんがモデルの裏の世界は汚いと暴露していました。 ライバルを落とすために、話しかけても無視する、事実と違う噂を流す、過去をばらすなど衝撃発言が飛び出しました。誰だろうと気になりましたが、思い当たらないということは似た目がきつそうだとか評判が悪いとかいうモデルさんではなさそうですね。 人は誰しも自分が1番でありたいとかになりたいと考えますが、このような人の足をすくう世界が当たり前のような業界はいやですね~まあもっとも年齢的に 30を過ぎてアウトですが笑 私の周りにもいました。大学のころ構内にいい男を見かけて友達になりたいと友人に言いました。友人とはいつもタイプが同じです。情報屋の彼女はあの人には奇麗な彼女がいるみたいと知らされました。彼女がいるのでは面白くないので諦めました。数日後、友人と気になっていた彼が楽しそうにおしゃべりしているではありませんか。どうゆうことか尋ねるとたまたま学食で隣の席に座って仲良くなった。今度飲みに行くことになった。といいます。 すかさず彼女は?と聞きかえすととあれは勘違いだったと言いました。あれは言い訳に違いありません。

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味を占める

【漢字】味を占める 【読み】あじをしめる 【意味】一度うまくいった事が忘れられず次も期待する。 【例文1】パチンコで勝って味を占める。 【例文2】実家での帰省の楽さを味を占める。 【例文3】簡単に金が手に入り、味を占める。 「味を占める」ということわざの意味は「一度うまくいったことやいい事柄を経験すると、また同じようなことが起こると期待すること」です。ここで使われている「味」というのは「無味ではなく味がある」、つまり「おいしいこと」のように捉えればよいですね。 このことわざを聞いて一番当てはまると思われる場面は株でもうけた時ではないでしょうか。とくに素人が安易に株に手を出し、まぐれで一時的に儲かってしまうと、次回もきっとうまくいくという期待をどこかで抱いてしまったりするものです。このとき、その人は株のうまみを経験したので「味を占める」ということになりますね。非常に危険な状態です。 その他、夫婦関係においても、このことわざが適用されうる場面がありますね。例えば、男性は結婚するまでは自分のことはろくにできずにいたにもかかわらず、結婚後、奥さんが家事やら育児やらと世話をやいて面倒をみてくれる中で生活していると、その環境に快適さを覚えてしまうことがあります。女性にとっては大変失礼な話ですが、これは旦那様が「この居心地の良い生活空間に味を占めている」と言えるのではないでしょうか。この場合、奥さんは旦那の尻をもっと叩いて動かすのに一苦労しますね。

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足を奪われる

【漢字】足を奪われる 【読み】あしをうばわれる 【意味】交通機関が乱れ通勤通学が困難になる。 【例文1】大雪で足を奪われる。 【例文2】足を奪われ遅刻だ。 【例文3】事故の影響で足を奪われる。 日本は自然災害が非常に多い国です。 その為、その影響でしばしば交通機関が麻痺してしまい、多くの人々の足を奪われる事態になってしまいます。 最近はゲリラ豪雨による大雨の影響で、人々の生活に支障が出るようになりました。 梅雨の時期もいきなり大雨が降ってきたり、すぐに止んでしまったりと、空の変化も目まぐるしいです。 一昔前のようなしとしとと降る雨のイメージはすっかり何処かへ行ってしまいました。 私の中の梅雨のイメージは、柔らかで優しい雨がずっと降っている状態です。 紫陽花の花やカタツムリ、またはアマガエルなどを愛でながら、梅雨の雨の風情を楽しむことができるような状況はあまり経験できなくなりました。 今では雨風が強すぎて、紫陽花の花も吹き飛ばされてしまいそうです。 カタツムリやアマガエルなどの小さな生き物たちも、豪雨や強風を避けるためにどこかへ隠れてしまっています。 それでもちょうど良い天気の時に川の土手へ散歩に出かけると、カタツムリが歩道を横断している時があります。 下を見て歩かないと、誤って踏んでしまいそうです。 足を奪われるような天気はできれば、あまりあってほしくはないものです。 とは言え、自然現象なので人間がどうこうできるものでもないのかもしれません。

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足を洗う

【漢字】足を洗う 【読み】あしをあらう 【意味】これまでの生活態度や悪事を改善して堅実に生きる。 【例文1】詐欺グループから足を洗う。 【例文2】結婚を機に綺麗に足を洗う。 【例文3】子どもが生れたのでギャンブルから足を洗う。 足を洗うとは、悪い仲間から離れることを言います。また、好ましくない生活を辞める場合にも使います。更に、職業や仕事を辞める時にも用います。 この言葉の語源は仏教にあります。修行のために裸足で歩いた僧は寺に帰り、泥足を洗うことで俗界の煩悩を洗い清めてから、仏業に入ったことから、悪い行いを辞める意味で用いられるようになりました。現代では、悪業、生業に関係なく、職業を辞める意味で使われます。しかし、一般的には好ましく無いことを辞めるというニュアンスが強いことでしょう。やくざな稼業から足を洗うとは使いますが、一部上場企業から足を洗うとは使いません。 現代では、ゲーム漬けの生活から足を洗うなどと使うとしっくりきます。学生気分から足を洗って社会人一年生になるというような言い方もあります。一念発起して頑張る場合などには使えます。 足を洗うという言葉自体が、気分を一新するような感じを受けますので、仏教の例を挙げるまでもなく、何かから抜け出すと考えて良いのではないでしょうか。もし、一流企業にいて、とても辛い思いをしていたなら、その思いから足を洗うという言い方をしても良いでしょう。何かを始めるとき、今までのことを綺麗にするために足を洗って見るのも良いでしょう。

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足元(下)を見る

【漢字】足元(下)を見る 【読み】あしもとをみる 【意味】相手の弱点を見つけ弱みにつけ込む。 【例文1】営業成績が悪かったらリストラだと足元を見る。 【例文2】服装で足元を見る。 【例文3】販売員に足元を見られる。 人の足元を見ることや足元を見られることがあります。 特に足元を見られて損をしてしまうことは、できれば避けたいものです。 どんな場合でも足元を見られないためには、弱点を相手に見せないことが重要だと思います。 以前、私は欲しい車があり、数年かけてようやくその車を購入しました。 その時はとても嬉しかったのですが、乗ってしばらくすると、故障が多いのに気が付きました。 車を購入した業者に修理をお願いしていましたが、修理費の高額なことに驚いてしまいました。 私がその車をお気に入りだったこともあり、また外車で部品も安くないことなどから、高額な修繕費は仕方がなかったのかもしれません。 しかし、私はその時、足元を見られていると思いました。 他の業者ではその車を扱っていないこともあり、その業者以外に頼んで修理をすることができませんでした。 何かにこだわると、相手に足元を見られて、その弱みに付け込まれてしまうことがあります。 それは自分が足元を見られていると思っているだけなのかもしれません。 しかし、相手にそう思われないためにも、事前に対策を取っておくことが必要だと思います。 相手や何かに依存してしまうと、どうしても足元を見られやすくなるような気がします。 逆に自分も相手の足元を見るような言動や行動は控えたいと思います。 かつて相撲取りは番付により協会から支給される履物のランクが違っていました。その事が起源となり相手の立場や、因果関係の優越によって態度を変える事を「足元(下)を見る」と言います。近年では弱味を握られた相手から不平等な約束を結ばされる場合に多く持ち入ます。例えば受注企業の下請け作業に掛かるコスト価格を、発注会社が大幅削減を要求して、もし応じなければ依頼自体を他に回すと多少脅しまがいな手段に出る。仕事そのものが無くなると困る受注会社は、仕方なく要求を呑まざるを得ません。つまり、優位な立場の方が好き勝手な要求をし、言われた側は従うしかないという訳です。それを呑まなければ更なる無理な条件を突き付けられ兼ねないからです。その昔のお相撲さんの頃は、幕下序の口の人達は基本裸足であった為、駆け出しという事で扱いも粗末なものでした。それが勝負に勝ち番付が上がって履物が貰える身分となれば、周りからの見られ方も変わり一目置かれて接し方に敬意を払われる様になって来ます。当時一番上だったのは大関の位でしたが、支給されていたのは足袋と草履で、それを履いている関取は一目で大関と判り、丁重な扱いを受けるのです。番付によって扱いが変わるのはある程度覚悟の上かもしれませんが、現代の様に優越が生じて不利な約束を強要される扱いは全く喜べません。なぜならお相撲さんには番付を上げる打開策があっても、主従関係には余程の事でもない限り立場が逆転する日は訪れないからです。

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足元(下)にも及ばない

【漢字】足元(下)にも及ばない 【読み】あしもとにもおよばない 【意味】相手が優れていて比べ物にもならない。 【例文1】お前なんか足元にも及ばない。 【例文2】両親には足元にも及ばない。 【例文3】学力の差が足元にも及ばない。 足元にも及ばないとは比較するものが優れていてとてもかなわないという意味です。 わたしにがとても敵わないと思った人は両親です。私の両親は20代半ばで結婚してわたしと弟が生まれてもずっと共働きで頑張ってきました。昔は学童なんてありませんでしたから、共働きの家庭どうし学校から帰ると近くの空き地にみんな集まって遅くまで遊んでいたものです。夕方母が帰宅して私は準備を手伝うことなく、ただただお腹をすかせて待っているだけでした。今考えれば少しくらい手伝えばよかったと反省しております。 しかし私が子どもを持ってそういう状況になると自分のした事は棚にあげて私の子どもには手伝いを促します。私は料理も何もできなくて育ちましたが、一人暮らしを考えている女の子には最低限の事をできるようになってほしかったからです。 子どもも大きくなりマイホームを考えていますが、なかなか手がでません。専業主婦だからです。両親は私が中2の頃に両親がコツコツ貯めた貯金で家を建てました。1人部屋を持てたことが嬉しくて仕方がない事を今でもはっきり覚えています。初めてのベッドに寝て嬉しくて何度も模様替えをしたものでした。 やはり何をとっても両親の生真面目さには足元にも及ばないものです。

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足元(下)に火がつく

【漢字】足元(下)に火がつく 【読み】あしもとにひがつく 【意味】身近に危機が迫ってくる。 【例文1】事業がうまくいかず足元に火がつく。 【例文2】経営危機で足元に火がつく。 【例文3】売り上げが落ちて足元に火がつく。 足元に火がつくとは、危険が身辺に迫っていることを言います。他人に起こった災難や危険な出来事を、自分に関係がないと思って傍観していると、思いがけず身辺に迫ったり、自分の身に影響が出て慌てることのたとえです。さらに、何かをやり始めるとき、もっと先になってやれば良いと思い先延ばしにしていると、気がついたときには、もう余裕がなくなっていたというような時にも使います。状態としては、自分の立っている場所に火が付いて、じっとしていられないという事です。 例えば、贈収賄問題で、政治家の所に地検の捜査が入ったから、足元に火が付いて慌てている人もいることでしょう、などと使います。また、もっと身近な例では、夏休みに入ってさあ遊ぼうと思い切り遊んでいたら、いつの間にか8月も半ば過ぎで、宿題が全く終わっておらず、足元に火が付いたというようにも使います。 普段からきちんと予定をたて、それに沿って何事もクリアしていけば、期限になっても焦ることはないという教えでもあります。また、悪い事をしている場合、常に周囲に注意を払っていないと、いつの間にか証拠をつかまれ、捜査の対象となっているというようなことなのでしょう。 なにはともあれ、足元に火が付かないような暮らしぶりが大切ということかもしれません。

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足元(下)から鳥が立つ

【漢字】足元(下)から鳥が立つ 【読み】あしもとからとりがたつ 【意味】鳥は人間が近づくと飛び立つことから、身近なところで意外なことが起きる。急に思い立って物事を始める。 【例文1】高校の後輩が足元から鳥が立ってアイドル歌手になった。 【例文2】父の再婚宣言で足元から鳥が立つ。 【例文3】結婚式を挙げようと足元から鳥が立つ。 私の親友は小さいころに両親が離婚していて、お母さんに引き取られました。 引き取られてから母子家庭で何年も生活しましたが、その後まさに「足元から鳥が立つ」思いをしたことがあったそうです。 本人から名前を伏せれば書いても良いと許可を得たので、ここでご紹介しようと思います。 お母さんは仕事と家事をしながら親戚の助けも借りて一生懸命彼女を養っていました。 彼女は、実の父親がどういう容貌でどういう性格の人だったかという話はお母さんから直接聞いたことがあって、お母さんはかなり大変な思いをして前の夫と離婚したので、ずっとこのままだと思っていたそうです。 ところが中学生になったあるとき、お母さんが急に「私、再婚するから」と言ってきて、まずそこで仰天しました。しかし、お母さんの選んだ相手だから大丈夫だろうと思って、すぐに了承したそうです。 ですが、彼女はまだ新しいお父さんに会ったこともなかったので、試しに三人で一緒に暮らしてみようということになったそうです。 彼女はお母さんの連れて来た相手を見て驚きました。まさかのフランスの方だったのです。 フランスの方ではありましたが、日本語は堪能で、しかも難しい漢字や武道が大好きな日本マニアの方でした。 お母さんに何度も驚かされた彼女ですが、今では三人で仲良く暮らしています。

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味も素っ気もない

【漢字】味も素っ気もない 【読み】あじもそっけもない 【意味】面白味が何にもない。 【例文1】ありふれた物語で味も素っ気もない。 【例文2】味も素っ気もない芸ばかりだ。 【例文3】味も素っ気もないストーリーだ。 ある日母がテレビの健康番組の影響を受けて、減塩料理に取り組み始めました。 私も健康に良い料理に越したことはないと思い、母の減塩料理を楽しみにしました。 それで出来上がった料理を食べてみたのですが、減塩のし過ぎで味も素っ気もない料理になってしまっていたのです。 なので私が、「味も素っ気もない料理じゃ、食べた気がしないよ」と文句を言いました。 ですが母は、「健康の為には、このくらい薄味の方が良いのよ」と言い、私の文句を突っぱねました。 家族でテレビ番組を見ていても同じような味も素っ気もないネタばかりでおもしろくありませんね。過激なネタもどうかと思いますが、芸人もたくさんいるわけで、ネタが被るのも無理ありませんね。もっと個性あふれる芸人が出てきて笑わせてほしいものです。

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足の踏み場もない

【漢字】足の踏み場もない 【読み】あしのふみばもない 【意味】歩く所すら見えず、床に物が溢れている状態。 【例文1】足の踏み場もない物置き部屋。 【例文2】足の踏み場もないゴミ屋敷。 【例文3】物を捨て切れず足の踏み場もない 。 足の踏み場もないとは床が見えないほど物が散乱している状態をいいます。 現在私はシェアハウスに住んでいます。都内で安く良い物件に住めると聞いたので住人のことを考えもしないで飛びついたのが間違いでした・・ 最近いつも悩んでいる事があります。悩むというか腹ただしいです。 それは私たちの部屋を足の踏み場もないくらい散らかされてしまう事です。 私は潔癖性とまではいかないが、整理整頓は好きです。というか子どものころから幼稚園や学校で教育されてきたことですよね。 相手は部屋にいる時に、私が部屋を掃除するのを嫌がります。どこに何があるのかわからなくなると言い出す始末です。せめて床に脱ぎ散らした洋服だけはハンガーにかけるように言います。何言っても聞かないのでデスクの上は目をつぶっています。 相手の友人が来ても部屋を片付けようとせず、足の踏み場もない状態で恥ずかしくないのかしら?

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足に任せる

【漢字】足に任せる 【読み】あしにまかせる 【意味】特に目的も決めないで気の向くまま歩く。 【例文1】足に任せて旅をする。 【例文2】足に任せて散歩する。 【例文3】行き当たりばったりで足に任せる。 私は車を使った旅行を趣味にしていますが、出かける際には行き先の下調べをせずに細かい予定も決めず気の向くままに進んでいく足に任せる旅行が好みです。目的を決めない足に任せる旅行の一番のメリットはなんといっても旅行先のあらゆるものに感動できる事です。何が待っているかわからないドライブでは道端のお店一つとっても印象が大きく変わってきます。空腹時の飲食店や用をたしたい時のコンビニなどですね。そういった場面でのお店は、下調べをした上で行った予定調和のお店よりも不思議と気分が高揚し普段より快適に利用できますしそこで食べるご飯も普段以上に美味しく感じること請け合いです。行き先によっては見るもの全てが初めてのものばかりになるのでまさに旅をしているという気分を満喫できるでしょう。 とはいえ足に任せる旅行とはつまるところノープランの旅になるので相応の欠点もあります。まず当然ながら必要な時に必要なお店が見つかるとは限りません。場所によってはお腹を空かしたまま何時間も車を走らせなければならないところもありますしガソリンスタンドが見つからなければ最悪進むこともできなくなります。また日が暮れてから繁華街を出てしまうと迷子になるリスクも発生します。これ以上進むと田舎道や何もない道になりそうだという判断はある程度ドライブ慣れが必要になりますので、ダメそうなら素直に地図を頼りましょう。 上記のようなデメリットもありますが、うまくやればそれ以上のメリットもある足に任せる旅行を是非一度経験してみてください。

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明日は明日の風が吹く

【漢字】明日は明日の風が吹く 【読み】あしたはあしたのかぜがふく 【意味】くよくよしたって仕方がないと前向きに考える。 【例文1】今月の携帯の支払いどうしよう。まぁ明日は明日の風が吹くだろう。 【例文2】明日は明日の風が吹くと呑気な奴だ。 【例文3】どうにかなるさ。明日は明日の風が吹く。 私は子どもの頃からことわざが好きでした。 そのきっかけとなったことわざが、「明日は明日の風が吹く」だったのかもしれません。 私が小学生の時、子どもながらに先のことを考えると不安がよぎってきました。 この嫌な気持ちを何とか消したいと思っていた時に、この「明日は明日の風が吹く」という言葉を偶然目にしました。 この言葉を始めて知ったとき、ものの考え方を変えることで、こんなにも気持ちが楽になるのだということを知りました。 それからいろいろなことわざを調べるようになりました。 ことわざにはいろいろな意味があり、同じ状況でも真逆の捉え方をしているものもあります。 その時の自分の都合で気持ちが楽になる方を選択していけば、かなり気持ちを楽にして過ごすことができると思いました。 明日のことを今、一生懸命に考えても、その通りにはならないことがほとんどです。 できる準備はしておいたほうが良いですが、結局はアドリブで何とかするしかないことも多いようです。 出来る限りの準備をしたら、あとは「明日は明日の風が吹く」という心構えでいたほうが、気持ち良く過ごせますし、睡眠にも悪影響を与えないと思います。 何もしないで明日のことを楽観的に考えるのは難しいですが、今できることをやりきることで、明日への後悔は少なくなっていくのだと思います。 学生時代の友人が、よく「明日は明日の風が吹く」という言葉を口にしていました。当時、私は「意外だなあ」と思ったものです。 というのも、その友人は大変に生真面目な性格だったからなんです。「明日は明日の風が吹く」という言葉には、どこかちゃらんぽらんなところがあると、当時の私は感じていました。「明日のことなんてわからないのだから、今日という日を楽しめばいい」というように解釈していたわけです。 それなのに、その真面目な友人がその言葉を口にするのを聞いて、「なんで、そんな刹那的なことを言うのか。おまえらしくない」と言ったところ、彼から、意外な答えが返ってきました。 「明日はどんな風が吹くかわからない。とんでもない大きな自然災害が起こって、生活が一変してしまうかもしれない。だから、明日のことなんて考えず、今をせいいっぱいにまじめに生きればそれでいいんだ」 なるほどと納得。確かに彼の言った通りです。まだ、起きていない明日のことを考えて、あれこれ思い煩うということが人間にはあります。けれど、明日はどんな明日になるかはわかりません。 そんな、わからないことを想像してみたところで、何の意味もないでしょう。だいたい、明日のことを考える時、人は良くないシミュレーションをしがちでしょう。そんなシミュレーションをするくらいなら、「明日は明日の風が吹く」と、明日のことは考えないのが一番。 友達からいいことを教えられたと思っています。

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朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり

【漢字】朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり 【読み】あしたにみちをきかばゆうべにしすともかなり 【意味】朝に真実を聞いたとすれば、その日の夕方に死んでも悔いはない。つまり、大事な用事を先に済ませてしまえば、あとはいつ終わりが来ても、悔い はないという意味。 【例文1】チャレンジできる事は全部してきたので、朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり。 【例文2】ひ孫の顔まで見られて朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり。 【例文3】家族に看取られれば朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり。 私は朝に道を聞かば夕べに死すとも可なりのように仕事では今日1日人に対して弱者に対してサポートして行こうと志を立てます。私の仕事は対人援助の仕事ですから、朝に志を立てて夕方にはもはや死んでもいいという程の志を持って仕事に取り組んでいます。夜の中には社会的弱者、普通の生活を営みたくても障害を持っていて射止めない方がたくさん存在します。身体障害者や精神障害、高齢者、私の仕事は精神障害者や高齢者をサポートする仕事です。例えば高齢者で認知症のために当たり前の生活をしたくても出来ない人が多く存在します。このような人は他者のサポートがないと生活していくのが難しい状態になっていますからまさに朝に道を聞かば夕べに死すとも可なりであさ今日はこの認知症の方を誠意を持って全身全霊で援助をしようと志して夕方には死んでもいいくらいの気持ちで業務に取り組んでいます。対人援助というのはこれくらいの気持ちがないと出来ません。なにしろ人の心の中に入り込まなくてはならないのですから。この仕事を1人前になるまでには15年かかりました。今なお対人援助に関しては試行錯誤で仕事に取り組んでいます。夕方にはもっと違うやり方でサポートすれば良かったと反省する点もありますが、自分はこの仕事に誇りを持っています。

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足が棒になる

【漢字】足が棒になる 【読み】あしがぼうになる 【意味】長時間立っていたり、歩いて足がひどく疲れた様子。 【例文1】一日中彼女のショッピングに付き合って足が棒になる。 【例文2】山登りをしたら足が棒になる。 【例文3】マラソンの後は足が棒になる。 私はとある本の事を知り、その本がどうしても欲しくなりました。 しかしその本はネット通販会社のどこにも売っておらず、ネットオークションにも出品されていなかったのです。 ならば本屋さんで探すしかないと思い、私は街中の本屋さんを探し回りました。 ですがどこを探し回っても、その本は見つからず、一度は諦めようかと考えました。もしかしたら神田の古本屋街ならあるかもと思い、私はお休みの日に神田まで足を伸ばしたのです。 まずは大手の古本屋さんを見て回りましたが、見つかりません。 店員さんに尋ねてみましたが、その本は絶版で手に入れるのは難しいと言われてしまい少し気が揺らぎましたが、手に入りにくいとなるとますますその本が欲しくなり、私は他の古本屋さんをまわり始めました。 何軒も何軒も古本屋さんをまわり、諦めずに探し続けました。 日も暮れ、もうこれで最後にしようと入った小さな古本屋さんで、ようやく私が欲しかった本が見つかったのです。 この時は、思わず嬉し涙を流してしまいました。 この本は私の宝物となり、汚れないようにカバーを掛けて、大事に扱っています。

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足が早(速)い

【漢字】足が早(速)い 【読み】あしがはやい 【意味】食物が腐るのが早い。または商品の売れ行きが良い。 【例文1】サバは足が速いから鮮度が命。 【例文2】夏場の食物は足が速いから気をつける。 【例文3】夏場の調理場は鮮度の足が速い 夏は特に食材の足が早くなり、すぐに傷んでしまって食べられなくなってしまいます。 先日、かなり暑い日にキッチンで足の早い食材を調理していた家族が、「足が早いと言っても、これが実際に走るわけじゃないのだけどね」という冗談を言っていました。 確かにことわざには、その本当の意味はわかるものの、言葉だけの意味だと変な状況を思い出してしまうものがたくさんあります。 私は中学生の時に、このことわざの変な解釈にはまってしまったことがありました。 友人たちといろいろなことわざを言って、実際のその真似をしたりしたら、おかしくて笑い転げてしまいました。 足が早いもそうですが、口車に乗る、とかヘソでお茶を沸かすなども、その言葉を素直に受け止めてしまうと、とても変な画を想像してしまいます。 口に車が付いているわけではないし、おへそでお茶を沸かすことができません。 しかし、このように比喩表現が使われていることわざも多くあります。 これも日本語の面白いところだと、中学生の頃にしみじみと思ったものでした。 これらに比喩表現のような言葉を考えた人たちも、きっと面白い人だったのではないかと思います。 これからもこのようなクスッと笑えるような言葉のあやを楽しんでいきたいと思っています。

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足が鈍る

【漢字】足が鈍る 【読み】あしがにぶる 【意味】走ったり歩いたりする力が衰えるてくる。 【例文1】20年で40キロも太って足が鈍る。 【例文2】車移動ばかりで足が鈍る。 【例文3】ディスクワークで足が鈍る。 いわゆる年齢を重ねるたびに足が鈍る状況です。 以前は大学でも運動部に入部し、足腰を鍛えていましたので、足腰には他の人よりも自信がありました。 しかしながら、30歳になると次第に足が重くなる一方で、疲れやすい体にもなります。 そして足が重くなり、足が上がらず、たまに階段でつまずくこともあります。 非常に情けない状況ではありますが、年齢を重ねるたびに足が鈍ることが仕方のないことと感じることもあります。 そして40代になって、一段とそれを感じるようになります。階段も辛くなる一方で、足の裏や膝も痛くなったりと、散々です。 しかしながら、年齢を理由に足が鈍ってしまうことを素直には認めたくめないため、このように足が鈍る状況においては、やはり少しでも鍛えることが必要であると考えます。 例えば、ビルの2、3階を移動するためにエレベーターやエスカレーターを使わずに階段を利用することも足腰を鍛えるための工夫です。 さらに、毎日の通勤において、早歩きをしてみたり、一つ先の駅まで歩いたりすることも、工夫すれば足腰を鍛えることができます。 このように、日頃から足腰を鍛えるために工夫できることもあるため、私も最近は工夫して実践しています。

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足が出る

【漢字】足が出る 【読み】あしがでる 【意味】予算より出費が大きくなる。 【例文1】パーティ開催で足が出る。 【例文2】毎月売上げが赤字で足が出る。 【例文3】バザーで足が出る。 娘の高校受験がひと段落して高校に入学して一年間、何かが吹っ切れたように散財して好きな物を買っていました。どれだけ自分たちにご褒美を買えば気が済むの?といった感じでした。そろそろお財布のひもを引き締めていこうかなと夏ぐらいに思いました。なぜなら、高校の最初の保護者会でまず先生から開口一番「大学の学費を今からしっかりと貯めといてください」と言われていたからです。東京都は高校の授業料が無償化されました。これは本当に助かります。そうなんです。高校の授業料を支払っているつもりになって貯金するという手もあったのです。しかし今の家計のバランスでいうと月々の生活で精いっぱいで中々貯蓄に回せるお金がありません。貯蓄に回すどころか一ヶ月の支出で足が出る月もあります。まさに貯蓄を切り崩して生活している感じです。 そうやって考えると日本は先進国では異常な国だと思います。子ども1人育てるのに学費、医療費など全部家庭が負担しなくてはならないからです。少子化が進んでもこの状況に変わりはありません。国家予算も毎年40兆円ほど足が出て、各家庭の家計も足が出るそんな状況では、結婚して子どもを育てたいと思うわけがありません。少子化が進むのは当たり前だと思います。

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足が付く

【漢字】足が付く 【読み】あしがつく 【意味】逃げている者の身元や行方が判明する。 【例文1】防犯カメラでひったくり犯の足が付く。 【例文2】ポケットのレシートから足が付く。 【例文3】ブレーキ痕からひき逃げ犯の足が付く。 「足が付く」とは「逃亡者の足どりがわかること。また、犯罪事実解明のための証拠などが見つかること。よくない情夫ができること」の意味です。高校生が古典で習う「蜻蛉日記」は藤原道綱母が書いた日記です。平安時代の貴族社会においては一夫多妻の男性が女性の家に通う「妻問婚」でした。手紙の贈答から始め、三日間連続して通うと「三日夜の餅」が振舞われ、正式に婿として迎えられました。そんな結婚形態の中、藤原道綱母は家の文箱から夫が別の女性に書いた手紙を見つけてしまいます。夫は「外せない仕事があるから」と夕方、出かけて行きました。変だと思って召使に後をつけさせると「町屋の家に入って行きました」と報告があり、思った通りだと憤りますが、夫は 2、3日帰ってきません。3日めの夜、表の戸を叩く音がしますが、怒りのあまり、彼女は門を開けません。そして翌朝、このままにはしておくものかと「嘆きつつひとり寝る夜のあくる間はいかに久しきものとかは知る」という有名な和歌を詠むのです。一夫多妻制と慣習としてわかっていても夫を許せない妻の気持ち。それにしても他の女へのラブレターの下書きを家に残したりするから「足が付く」のです。夫の無神経ぶりもどうかと思いますね。

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足が地に着かない

【漢字】足が地に着かない 【読み】あしがちにつかない 【意味】緊張や興奮で落ち着かない様子。 【例文1】明日は面接試験で足が地に着かない。 【例文2】彼女と初デートの待ち合わせまで足が地に着かない。 【例文3】彼女の両親に挨拶をしに行くので足が地に着かない。 足が地に着かないとは興奮状態や緊張して集中出来ない様子を言います。 例えば「今日は子どもの合格発表の日で足が地に着かない」 「妻の出産予定日が今日なので足が地に着かない」 「明日は就職試験の面接で足が地に着かない」などといった場面で使います。 先日あんなにシャイでおとなしかった長男が初めて彼女を連れてくるからと言われました。初めての経験でこっちがびっくりして、どんなおもてなしをすればいいのかわからず、 「どうしよう~ご飯とか用意したほうがいい?お父さんも呼んだほうがいいの?」と母親の私が興奮気味でした。そんなにかしこまらなくったっていいと言われてもね~やはりいいお母さんだと思われたいじゃないですか?張り切って手巻き寿司とおでんを準備しちゃいました。19時に迎えに行くといって出て行き私は彼女を連れてくるまでの1時間、足が地に着かなくてトイレ行ったり玄関を何往復したり、携帯の着信ばかり見ていました。会ってみると、とても愛嬌がよく手料理も喜んでたくさん食べてくれました。お互いとても緊張したと思いますが、楽しい1日でした。

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足が重い

【漢字】足が重い 【読み】あしがおもい 【意味】出かけるのが嫌という意味。 【例文1】今日の会議は足が重い。 【例文2】連休明けは会社に行くのが足が重い。 【例文3】ミスをして足が重い。 足が重いとは、面倒なことや嫌なことに向き合わなければならないしんどい気持ちを表した言葉ですが、日常生活でもよくあることです。楽しいことや幸せなことばかりではない生活ですから、面倒なことや嫌なこととも付き合っていかなければなりません。特に、それをするといい結果が待っている確証がない場合や、どうなるかわからないという不安が大きいことの場合は、向かうにも足が重くなるものです。 私も最近、妊娠中に切迫早産になり、週1で病院に通わなければならなくなりました。それまでは、妊娠中の病院通いは赤ちゃんの成長を見られるので楽しみの部分が大きかったのですが、切迫早産の場合、経過が悪いといつ入院になるかわかりません。入院を避けたい身としては、この週1の病院通いがとてもドキドキするもので、足が重いのです。結局今のところは、経過が悪くないので入院に至っていませんが、赤ちゃんが生まれても大丈夫と言われる正期産までの時間は、毎週足が重い、どんよりとした気持ちにならなくてはなりません。せめて、早産にならないよう自分で努力して、この足が重いという気持ちを和らげています。なるべく安静にしたり骨盤ストレッチをしたりして、赤ちゃんが下がってこないようにするのです。病院は、足が重くても行かないわけにはいきませんので…。

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朝焼けは雨、夕焼けは晴れ

【漢字】朝焼けは雨、夕焼けは晴れ 【読み】あさやけはあめ、ゆうやけははれ 【意味】朝焼けの日は雨がふり、夕焼けが見えると晴れる可能性が高い。 【例文1】朝焼けは雨、夕焼けは晴れだから、明日のBBQ大会は晴れだね。 【例文2】朝焼けは雨、夕焼けは晴れを信じて計画を立てる。 【例文3】朝焼けが見えたので朝焼けは雨、夕焼けは晴れで傘を持参する。 ある朝起きてみると、東の空が真っ赤になっていました。 これが朝焼けだなと思い、この後本当に雨が降るのか待ち構えていたのです。 そしたらお昼過ぎ辺りから、ぽつぽつと雨が降り始めて来たのです。 午前中は良いお天気だったのに。お昼から雨が降って、驚いてしまいました。 その後何度も朝焼けを見ましたが、ほぼ十中八九雨が降りました。 また夕焼けの方も気にしていたのですが、やはり夕焼けを見た翌日はちゃんと晴れたのです。 これでこの言葉は信用が出来ると思い、私はこの言葉を信じて行動するようになりました。 朝焼けを見た時には、天気予報で晴れと予報が出ていたとしても、携帯傘を持って出かけるようにしています。 そのおかげで、雨に濡れる事はありません。 また私は釣りをするのですが、良いお天気の元で釣りを楽しみたいので、夕焼けを見た翌日に釣りに行くようにしています。

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浅い川も深く渡れ

【漢字】浅い川も深く渡れ 【読み】あさいかわもふかくわたれ 【意味】浅く見える川でも見かけ以上に深いかもしれないから、些細な事でも用心するようにとの戒め。 【例文1】風邪からくる肺炎にもなり兼ねない。浅い川も深く渡れだよ。 【例文2】友人は小柄だが、空手の段持ちで浅い川も深く渡れだ。 【例文3】この作業は意外にきついな。浅い川も深く渡れだ。 「浅い川も深く渡れ」という言葉は、いろいろな場面で通用すると思います。 簡単そうに見えても実は難しいということがけっこうあるものです。 少し意味は違うかもしれませんが、様々な求人を見ていると「簡単で誰にでもすぐできる」というようなことが書かれているものを見ることがあります。 簡単ならばと思って安易に引き受け、意外と難しかったりするものです。 簡単かどうかは人によって個人差があります。 単純作業で作業自体は簡単でも、それを続けていくとなると、別の能力が必要になります。 すぐに終わるような簡単作業ならば、本当に簡単だったと思えるのかもしれません。 しかし、仕事に関しては簡単と書かれていても、実際はそうでもない場合も結構あるので、そこは注意して見るようにしています。 どんな場合でもそうですが、油断をしていると、思わぬ落とし穴に落ちてしまうことがあります。 まさに油断大敵も「浅い川も深く渡れ」と同じような意味にも捉えられるかもしれません。 簡単かどうかは個人差があり、それぞれの感じ方や受け止め方によって変わってきます。 しかしどんな場合でも、たとえ簡単と書いてあったとしても、油断しない心構えでいることで物事の失敗を減らすことはできると思います。

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顎を出す

【漢字】顎を出す 【読み】あごをだす 【意味】疲れると顎が出ることから、疲れて果てて動けない様子。 【例文1】20時間のフライトに疲れて顎を出す。 【例文2】金策に走り回り顎を出す。 【例文3】経営難状態に顎を出す。 疲れ切っている様子を指して「顎を出す」と言いますが、この言葉を聞いたことのある人は多いと思います。 体が疲労の極に達し、手足が動かず、顎だけが前に出てしまうー疲れ切って、もはや二進も三進もいかないことを指すときに使う言葉です。 あまりにも長い時間、歩い足り走ったりして疲れ切ると、足が動かず顎だけが前に出てしまうものですが、そのことからこの言葉が生まれました。 「あのマラソン選手、よほど疲れ切ってるんだね。もう顎が前に出ちゃってるよ」「あの旅行者は、長旅の疲れで顎が出ちゃってるね。休んだ方がいい」などといった調子で使われます。 また、肉体的に疲労困憊しているときのほかに、精神的な疲れにも使われることがあるようです。 例えば、「あまりにも仕事の量が多すぎて、顎を出してしまった」などという場合、仕事量の多さにもうお手上げだ、という状態を意味します。 人間の肉体だけでなく精神も同じように疲労するものであり、両方の場合でこの言葉が使われるのは自然なことといえるかもしれません。 この言葉が使われるのは「ちょっと疲れた」などという生易しい状態のときではなく、もうどうにもならない位に肉体的、精神的に疲労しているときです。 もしあなたが余りに忙しい毎日を送っていたら、「顎を出」す前に休養してくださいね。

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顎で使う

【漢字】顎で使う 【読み】あごでつかう 【意味】威張った態度で顎で指図する。 【例文1】先輩が後輩を顎で使う。 【例文2】新人を顎で使う。 【例文3】夫を顎で使う。 人は背丈や顔が人によって違うように、性格も人の数だけあります。時には他人を顎で使うような人と出会うこともあるでしょう。そのような態度の人とは、できるだけ関わりたくないと感じる人が多いと思います。ですが仕事の付き合いなどで、どうしてもそういった人とも関わらざるを得ないときもあることでしょう。学生であっても、先生や部活の先輩といった相手に、そういう人がいるかもしれません。もしも他人を顎で使うような人と関わることになった場合、どうすれば良いのでしょうか。 こうした場合は「相手は自尊心が低い人」だと思いながら接するのが、気が楽になるでしょう。なぜなら他人を顎で使うような傲慢な人は、大抵が『自分に自信がない人』だからです。自分に自信がないため、強がった態度をとって相手を下に見ることにより『自分は立場が上の人間である』と思いこんでいるだけの人が多いです。自分に自信がある人なら、わざわざ他人を下に見るような行動はとらないことでしょう。高慢な姿勢を見せる人というのは、自信がないから、そうした姿勢をするしかないのです。ですから仮に、他人を顎で使うような人と関わることになったら、仕方ない人だと思って接しておくのが気が楽になりやすいです。

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顎が干上がる

【漢字】顎が干上がる 【読み】あごがひあがる 【意味】食べる物がなくなり顎を使うことがないことから、収入がなくなり生活ができなくなる。 【例文1】顎が干上がって節約生活になる。 【例文2】売り上げが激減して顎が干上がる。 【例文3】商売が衰退して顎が干上がる。 もしも収入がなくなって、顎が干上がるような生活になってしまったら、一体自分はどうなってしまうんだろうと考えたことはありますか。私は何度か考えたことがあります。しかし反面で、そのような状況になったとしても、意外と人間は生きていけるものなのかもしれない、とも思っています。というのも、実際に知り合いにそういう人がいたからです。 その知り合いは当時20歳だったのですが、家族と色々と折り合いがつかずになんと家出をしたのです。住む場所がなくなった知り合いは、なんとか安いアパートを借りることで住まいを得ることができました。その後は近くのコンビニの夜勤で働き、なんとかギリギリで収入を得ながらも、バイトに遅刻することが多くなってゆき、ついにはそのバイトを辞めてしまいました。それからも飲食店でバイトをするなどしていましたが、ときには何のバイトもしなくなり、本当に収入がなくなってしまうといったハプニングがありつつも、どうにか生活をしていたようです。 今は私は、その知り合いとは連絡を取っていないのですが、友人伝手に聞いたところ「前と変わらない感じだけど、なんとか元気でやってるみたいだよ」とのことでした。この知り合いのことを踏まえると、人生で仮に、収入がなくなって生活できなくなりそうなことになってしまっても、意外と何とかなるものなのかもなと感じました。

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顎が落ちる

【漢字】顎が落ちる 【読み】あごがおちる 【意味】美味しい物を食べた時の様子。 【例文1】このステーキは柔らかくて顎が落ちる。 【例文2】顎が落ちるほどの極上寿司だ。 【例文3】スィーツを食べて顎が落ちる。 「開いた口が塞がらない」とは、何かに呆れて物も言えない状態を指しますが、「顎が落ちる」という言葉はそれに比べると少々なじみが薄いかもしれません。 「開いた口が・・・」と同様、状態としては口がぽかっと開いた状態を指していますので、「何かに呆れすぎている様子かな」と思っても無理はありませんが、実はその正しい意味は全く違います。 実は「顎が落ちる」という言葉は、口にした食べ物が非常に美味であった時に使う言葉なのです。 「このお菓子は美味しすぎて、顎が落ちるよ」などと言った感じで使用します。 食べ物の美味しさに非常に感動した時、よく使われるのは「ほっぺたが落ちる」という言葉ですが、「顎が落ちる」も全く同じ意味ですので、何かすごく美味しいものを食べたときにはぜひ思い出してみてください。 ちなみに、何かに大笑いした時などに「〇〇がおかしすぎて、顎が外れたよ」などと言います。 「顎が落ちる」ととてもよく似ていて、同じ意味ではないかと勘違いしている方も多くいるようですが、こちらは全く違う意味なのでご注意ください。 それにしても、感動するほどおいしい食べ物に出会うことはそうそうないものです。 「顎が落ちる」と言いたくなるほどおいしいお料理、食べてみたいものですね。

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明けても暮れても

【漢字】明けても暮れても 【読み】あけてもくれても 【意味】年が明けようが日が暮れようがずっと続けている。 【例文1】明けても暮れてもスマホをいじる。 【例文2】明けても暮れても育児と家事に追われる。 【例文3】明けても暮れても恋人の事を想う。 変わらないものがあるのは大切だと思います。ときには気分転換に、いつもと変わったことをする日があっても良いでしょうが、明けても暮れても変わらないものがあるのは大事であると感じます。 仮にですが、ほとんど毎日のように遊んでいた友達が、突然海外へ行ってしまったりすると非常に悲しい気持ちになりますね。それに些細なことがきっかけで恋人と別れてしまうことも、喪失感を拭うには時間がかかることでしょう。このように『いつもあった変わらないもの』の大切さは、それが無くなってから初めて気が付くことが多いと思います。無論これと同じことを、色んな場所でたくさんの人が主張していることでしょうが、そういった話を聞いていても不思議なことに『自分とは関係ない話』だと思い込んでしまいがちなのが人間です。 なぜ人は明けても暮れても変わらないものの大切さを、失ってからではないと気付けないのでしょうか。それはおそらく、現状に満足しているとか、自分にそのようなことが起こるわけないのだと、高をくくっているからのように感じます。生きていると何が起こるか分からないのが人生なのに、それに気付けないとは不思議なものです。

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上げ膳据え膳

【漢字】上げ膳据え膳 【読み】あげぜんすえぜん 【意味】ご飯を用意してもらい後片づけから何から何まで人の世話になる。 【例文1】温泉旅行に来た母が、上げ膳据え膳で楽だわ~と言う。 【例文2】恥ずかしながら20歳まで上げ膳据え膳だった。 【例文3】旅館では上げ膳据え膳の待遇。 私と両親と姉で、家族旅行に行く事にしました。 旅行先は車で一時間ほどの場所にある温泉でしたが、久しぶりの家族旅行だったので、私は嬉しくて仕方ありませんでした。 宿に着いた私たちは、まず旅の疲れをいやす為に温泉に浸かる事にしたのです。 しばらくして夕方となり、楽しみにしていた豪華な夕食が登場しました。 私は普段食べ慣れない豪華な食事に舌鼓を打って、しばし幸せな時間を過ごしたのです。 夕食が済んでから、母がぽつりとこんな事を言いました。 「旅行中は上げ膳据え膳で良いわね」と言ったのです。 母は私たち家族の食事を、いつも一人で作ってくれています。 朝食、お昼のお弁当、夕食と、毎日毎日不平一つ言わずに作ってくれているのです。 また母は私たちが食べた食器の片づけも一人でしています。 私も父も姉も、母が片付をやってくれるので、いつもそれに甘えてしまっていました。 毎日毎日365日、料理を作って片付けると言うのは、大変骨が折れる作業です。 そんな思いをしている母のこの一言は、大変重みがありました。 それから私はいつも上げ膳据え膳で良い思いをさせてもらっていた事を母に謝罪して、出来るだけ料理を作るのを手伝ったり、食器を片付けたりするようになったのです。 旅が好きと言うほどではないですが、たまに地元から離れて宿に泊まるような旅行をします。 ひとりだったり友達とだったり(ひとりのほうが多い)、1泊くらいの小さい旅行が多いです。長い旅に出たいとはあまり思いません。そんなスケジュールは組めませんし。 旅の魅力のひとつが、行った先で食べる食事です。旅先ではなるべく普段しているような、コンビニで1食すますようなことはしないで、お店に立ち寄ったり宿で食事をします。ゴージャスな食事は頼まないのですが、いつもの食事よりだいぶ贅沢をしている気分になります。 宿では部屋まで食事を運んでくれたり食べ終わったタイミングを見計らってお皿や鍋を片付けてくれたり、お布団をしいてくれたりという至れり尽くせりなサービスをしてくれます。普段の生活では絶対にこういうことはされません。この”上げ膳据え膳”な状態が、旅の醍醐味かもしれないとこのごろ思います。 いつもだったらしなければならない食事の支度や布団干し、その他の家事や雑用から解放されたひとときを味わうのです。 でもこれは、ひとときだからこそ嬉しいのかもしれません。普段の日常があるからこそ楽しめるのが旅です。

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挙(揚)句の果て

【漢字】挙(揚)句の果て 【読み】あげくのはて 【意味】色々試した結果、ダメだった場合に用いる。 【例文1】友人にお金を借りて挙句の果てに消費者金融にまで手を出す。 【例文2】散々待たせておいて挙句の果てにドタキャンされる。 【例文3】職を失い、挙句の果てに恋人も去って行った。 昔付き合っていた彼は、いつまでも結婚を渋り、自分では決断せず、現状維持をしたがる男でした。長い付き合いだったので別れるのもスパッとはいかず、こちらも大変悩まされました。考える時間がほしいから待っててほしいと言われ、しばらく会わなかったこともあります。しかし何も進展せず、別れるでもなく、ただただ時間だけが過ぎていくのでした。待たせて待たせて、挙句の果てに彼がしたこと…それは、他の女との浮気でした。散々苦しまされて、挙句の果てにこの仕打ちかよ、と本当に力が抜けました。 私の待っていた時間は何だったのか、怒りとかそのような感情を持つエネルギーさえも奪われてしまいました。 挙句の果てにというと思い浮かぶのは、やはりこの苦しめられた経験です。それまでも、彼には煮え切らない態度で長い間モヤモヤさせられましたが、とどめがあるとは知りませんでした。一応、待たせたことも浮気をしたことも悪いとは思っているようでしたが、それでも結局最後まで自分で決断できない男でした。浮気をした挙句の果てに、自分で別れも切り出せなかったのです。結局、私が疲れ果てて別れを告げましたが、彼がひどかったおかげで、その後もっと素敵な人と出会えたので今となっては感謝しています。

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